書誌種別 |
図書 |
タイトル |
心の物語と現代の課題 |
サブタイトル |
心理臨床における対象理解 |
タイトルヨミ |
ココロ ノ モノガタリ ト ゲンダイ ノ カダイ |
サブタイトルヨミ |
シンリ リンショウ ニ オケル タイショウ リカイ |
人名 |
後藤 秀爾/著
|
人名ヨミ |
ゴトウ シュウジ |
出版者・発行者 |
ナカニシヤ出版
|
出版者・発行者等ヨミ |
ナカニシヤ シュッパン |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2012.8 |
ページ数または枚数・巻数 |
7,158p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥1800 |
ISBN |
978-4-7795-0680-2 |
ISBN |
4-7795-0680-2 |
分類記号 |
146.82
|
件名 |
精神分析
/
児童心理学
|
内容紹介 |
心理面接や心理カウンセリングによって、ヒトの心はどのように癒され、育てられるのか。心理臨床の事例に代わるものとして、心の課題を適切に反映する物語を用いて、その原理を解説する。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811583526 |
目次 |
序章 心が「治る」ということ |
|
1.人は発達する/2.統合的心理援助という発想/3.DoingとBeing/4.「かたること」と「きくこと」/5.心の物語を紡ぐ/6.この本の狙いと構成/7.お薦めの参考文献 |
|
第1章 心の病理とその時代性-子ども・家庭・学校・社会- |
|
1.「時代の病理」という視点/2.学校の病理と社会の病理の推移/3.現状と今後の課題 |
|
第2章 現代の思春期課題-『千と千尋の神隠し』における大人へのナラティヴ- |
|
1.『千と千尋の神隠し』はなぜ大ヒットしたか/2.思春期の対象喪失とモーニングワーク/3.千尋が覗いた大人の社会/4.大人になれなかったものたち/5.子どもの心を育てるもの/6.大人になるということ |
|
第3章 心の傷の癒され方-『ハリー・ポッター』とトラウマの時代- |
|
1.社会現象としての『ハリー・ポッター』/2.この物語の構成/3.ハリーの体験する世界/4.トラウマケアのよりどころ/5.「影」との向き合い方 |
|
第4章 親になるという物語の喪失-児童虐待加害親の心理と世代間伝達- |
|
1.児童虐待の現状/2.赤ちゃん部屋のゴースト-0歳児に対する発作的暴力-/3.葛藤の世代間伝達-両親の共同作業による身体暴力とネグレクト-/4・母と子に向ける前エディプス葛藤-母親の同居男性による幼児への身体暴力-/5.親になるという物語 |
|
第5章 心の物語の時代性と普遍性-宮崎吾朗の『ゲド戦記』とアースシーの物語- |
|
1.アニメ『ゲド戦記』をめぐる評価/2.宮崎吾朗の描く『ゲド戦記』/3.『シュナの旅』と宮崎吾朗の父親殺し/4.父親殺しと解離性障害/5.原作のストーリィとその世界観/6.原作の背景をなす世界観/7.宮崎吾朗の残された課題 |
|
第6章 世代をつなぐ物語-事例報告として読む『西の魔女が死んだ』- |
|
1.エヴィデンスとナラティヴについて/2.小説としての『西の魔女が死んだ』/3.事例報告としての『西の魔女が死んだ』/4.事例として読み解くための課題設定/5.まいの思春期課題/6.家族再構築のための課題/7.親子三世代に共有される課題/8.おばあちゃんの魔法/9.事例理解における初学者の課題/10.対象理解の目を磨く |
|
終章 次の時代への物語 |
|
1.物語ることの物語/2.シンプルに生きる/3.絆をテーマに物語を紡ぐ |