書誌種別 |
図書 |
タイトル |
子どもの権利条約と生徒指導 |
タイトルヨミ |
コドモ ノ ケンリ ジョウヤク ト セイト シドウ |
人名 |
川原 茂雄/著
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人名ヨミ |
カワハラ シゲオ |
出版者・発行者 |
明石書店
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出版者・発行者等ヨミ |
アカシ ショテン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2023.4 |
ページ数または枚数・巻数 |
237p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥2100 |
ISBN |
978-4-7503-5572-6 |
ISBN |
4-7503-5572-6 |
分類記号 |
375.2
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件名 |
生徒指導
/
子どもの権利条約
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内容紹介 |
日本国憲法と子どもの権利条約が保障している権利や、生徒指導の起源・構造・課題を明らかにし、「子どもの権利条約時代」における生徒指導の在り方を考え、その理念の実現のための具体的な道筋を探求する。 |
著者紹介 |
北海道長沼町生まれ。北海道大学大学院教育学研究科修士課程修了。札幌学院大学人文学部人間科学科教授(教育学)。著書に「かわはら先生の教師入門」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812667001 |
目次 |
序章 生徒指導と子どもの権利条約 |
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1.文科省『生徒指導提要(改訂版)』に「子どもの権利条約」が明記/2.大学生たちの「生徒指導」のイメージ/3.文科省の「生徒指導」の定義と「本当の生徒指導」/4.「生徒指導」とフーコーのdiscipline(規律・訓練)/5.「子どもの権利条約」と日本の学校における「生徒指導」 |
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第1部 子どもの権利条約時代の教育 |
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第1章 日本国憲法と基本的人権 |
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1.日本国憲法とは何か/2.憲法を守らなければならないのは誰か/3.なぜ憲法は国家権力を縛るのか/4.憲法は何のためにあるのか/5.基本的人権とは何か/6.日本国憲法が目指しているもの/7.権利が保障されるためには |
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第2章 権利としての教育 |
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1.教育は子どもの義務ではなく権利/2.基本的人権としての「教育を受ける権利」/3.大日本帝国憲法・教育勅語の下における教育体制/4.日本国憲法・教育基本法による教育体制の確立/5.「権利としての教育」を保障するための日本国憲法・国際条約と法体系/6.日本国憲法・教育基本法体制で保障される「権利としての教育」とは/7.「権利としての教育」を保障するために「やってはいけないこと」/8.憲法・教育基本法体制において「権利としての教育」は保障されているのか? |
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第3章 子どもの権利と子どもの権利条約 |
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1.「子どもの権利」とは/2.人権としての「子どもの権利」の歩み-子どもたちに“最善のもの”を/3.「子どもの権利宣言」から「子どもの権利条約」へ/4.「子どもの権利条約」の成立-子どもの生命・生存・発達の権利を保障する/5.子どもを権利行使の主体として捉える-参加と市民的自由の権利/6.子どもの権利条約の思想 |
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第4章 子どもの権利条約と日本 |
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1.「子どもの権利条約」と日本/2.「子どもの権利条約」を批准しても、何も変える必要はない?/3.「子どもの権利委員会」への報告と審査/4.第2回〜第5回の報告書の提出と「最終所見」/5.条約の広報義務/6.子どもの権利と子どもの権利条約は、日本に定着したのか? |
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第5章 子どもの権利条約時代の教育 |
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1.「子どもの権利条約時代」/2.子どもの権利を伝える(知らせる)こと/3.子どもに権利行使の主体としての能力を育てていくこと/4.「学習する権利(学習権)」を保障すること/5.「参加する権利(参加権)」を保障すること/6.「子どもの権利条約時代」の教育とは/7.「子どもの権利条約時代」の実現のため |
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第2部 生徒指導の構造と起源 |
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第6章 生徒指導とは-リアル生徒指導 |
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1.大学生たちの「生徒指導(生活指導)」のイメージ/2.「生徒指導」を受けたことがない大学生?/3.教師たちの「生徒指導」のイメージ/4.大学の教職課程の「生活指導・生徒指導」のテキストと現実の「生徒指導」/5.「リアル生徒指導」とは、どのような「指導」なのか?/6.「リアル生徒指導」(1)-「規律指導」という生徒指導/7.「リアル生徒指導」(2)-「特別指導」という生徒指導/8.なぜ生徒指導は“ブラック”になるのか?/9.「行き過ぎた指導」「不適切な指導」というブラック生徒指導 |
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第7章 生徒指導の出現-「手びき」から「提要」へ |
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1.「生徒指導」の出現/2.『生徒指導の手びき』の発刊/3.『生徒指導の手引(改訂版)』の発刊/4.『生徒指導提要』の発刊/5.2022年の『生徒指導提要』の改訂 |
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第8章 生徒指導の定義と目的 |
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1.文部科学省の「生徒指導」の定義/2.生徒指導の目的/3.二つの生徒指導-消極的な生徒指導と積極的な生徒指導/4.三つの生徒指導-生徒指導の分類 |
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第9章 生徒指導の機能と構造 |
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1.機能としての生徒指導/2.学校教育の「領域」と「機能」/3.教育課程の展開を補助・補正する機能としての生徒指導/4.生徒指導は「管理」なのか「訓育」なのか?/5.「管理=経営過程」における生徒指導/6.生徒指導のふたつの機能-disciplineとguidance |
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第10章 生徒指導の起源と深層 |
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1.生徒指導の起源/2.近代学校の誕生/3.disciplineのシステムとしての学校/4.「パノプティコン(一望監視施設)」としての学校/5.「隠れたカリキュラム(ヒドゥン・カリキュラム)」/6.「隠れたカリキュラム」で学び、身に付けていくこと/7.隠れたカリキュラムとしての「生徒指導」 |
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第11章 日本における生徒指導の起源 |
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1.日本における近代学校の成立/2.生徒指導の起源-「小学生徒心得」/3.「学校管理法」と「教化」-教授のための児童管理としてのdiscipline/4.disciplineとしての「躾方」/5.「躾方」の徳育化-教師の品性と権威による“しつけ”/6.「管理」の分化-disciplineによる「児童生徒管理」と「法令準拠の学校管理」 |
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第3部 disciplineとしての生徒指導 |
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第12章 校則と生徒指導 |
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1.ブラック校則問題から『生徒指導提要(改訂版)』での「校則の見直し」へ/2.「校則」には何が書いてあるのか?/3.「校則(生徒心得)」とは何か?/4.生徒は学校が決めた「校則」には従わなければならない-「特別権力関係論」/5.学校は特別な「部分社会」だから従わなければならない-「部分社会論」/6.「校則」は「契約」だから守らなければならない-「在学契約説」/7.「校則」の内容は誰がどうやって決めたのか?/8.「校則」は本当に「不合理であるといえない」のか?/9.「校則」は見直すことができるのか?/10.「子どもの権利条約」と「校則」/11.「校則」の見直しには児童生徒と保護者の参加と手続きの確立が不可欠 |
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第13章 懲戒と生徒指導 |
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1.学校における「懲戒」(教育的懲戒)とは何か?/2.「事実行為としての懲戒」とは何か/3.「事実行為としての懲戒」は「生徒指導」なのか?/4.「教育的懲戒」の「懲戒的側面」と「教育的側面」/5.どこまでが「指導」で、どこからが「懲戒」なのか?/6.「懲戒」と「手続きの公正性、公平性(適正手続きの原則)」/7.「事実行為としての懲戒」という「ブラックな生徒指導」 |
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第14章 体罰と生徒指導 |
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1.「体罰」は“ブラック”な生徒指導?/2.「体罰」は法律で禁止されている/3.どのような行為が「体罰」になるのか?/4.教師の「非違行為」としての「体罰」/5.大阪市立桜宮高校体罰自殺事件の「衝撃」/6.いかなる場合も「体罰」を行ってはならない/7.「体罰」は「指導」なのか?「懲戒」なのか? |
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第15章 ブラック生徒指導-不適切な指導と指導死 |
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1.「不適切な指導」という名のブラック生徒指導/2.「安全な生徒指導を考える会」からの要望/3.「生徒指導」をきっかけとした子どもの自殺・指導死/4.「指導死」の定義/5.「指導死」を引き起こす教師の「不適切な指導」とは/6.「事実行為としての懲戒」というグレーゾーン/7.児童生徒を死に至らしめる「生徒指導」は「教育」なのか? |
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第4部 guidanceとしての生徒指導 |
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第16章 教育相談とカウンセリング |
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1.「教育相談」とは何か/2.「教育相談」は誰がやるのか?/3.「教育相談」は何をやるのか?/4.「教育相談」はいつ、どこでやるのか?/5.「教育相談」は、どうやってやるのか?/6.「教育相談」と「カウンセリング」/7.1980年目以降の「教育相談(カウンセリング)」/8.スクール・カウンセラーの導入/9.「生徒指導」と「教育相談」の対立 |
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第17章 進路指導とキャリア教育 |
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1.「ガイダンス理論」と「生徒指導・進路指導」/2.「進路指導」とは/3.「進路指導」の現実/4.キャリア教育/5.ガイダンスとしての「生徒指導」と「進路指導」 |
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第18章 生活指導とは何か-源流としての生活綴方 |
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1.「生徒指導」か?「生活指導」か?/2.「生活指導」概念の源流-自由主義的綴方教育実践/3.「生活指導」概念の誕生-綴方指導から生活指導へ/4.もうひとつの「生活指導」概念の源流-「自治訓練」と「生活訓練」/5.「生活指導」概念の展開-北方教育と生活綴方教育実践 |
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第19章 生活指導の展開-仲間づくりから学級集団づくりへ |
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1.戦後「公民科」構想における「生活指導」概念/2.アメリカの「ガイダンス理論」からの「生活指導」/3.戦後生活綴方の復興-『山びこ学校』の衝撃/4.生活綴方教育実践の新たな展開-「生活綴方」から「仲間づくり」へ/5.戦後日本型「生活指導」概念の成立-「仲間づくり」から「学級づくり」へ/6.「集団づくり」から「学級集団づくり」へ/7.戦後日本における「生活指導」概念と「生徒指導」概念の混同と混乱 |
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第20章 生活指導実践に取り組む |
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1.「生活指導」と「生徒指導」/2.「生活指導」は「機能」なのか、「領域」なのか/3.「生活指導」としての「教科外活動(特別活動)」の指導/4.「生活指導」の実践に取り組むために |
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終章 子どもの権利条約時代の「生徒指導」とは |
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1.子どもの権利条約は、なぜ学校の中に入っていけないのか?/2.子どもの権利条約時代における教師の「指導」とは/3.子どもの権利条約時代の「生徒指導」は、どうあるべきか/4.リアル生徒指導・ブラック生徒指導から子どもの権利条約時代の「生徒指導」へ |