書誌種別 |
図書 |
タイトル |
トランスナショナリズム論序説 |
サブタイトル |
移民・沖縄・国家 |
タイトルヨミ |
トランスナショナリズムロン ジョセツ |
サブタイトルヨミ |
イミン オキナワ コッカ |
人名 |
西原 和久/著
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人名ヨミ |
ニシハラ カズヒサ |
出版者・発行者 |
新泉社
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出版者・発行者等ヨミ |
シンセンシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2018.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
410p |
大きさ |
20cm |
価格 |
¥2800 |
ISBN |
978-4-7877-1802-0 |
ISBN |
4-7877-1802-0 |
注記 |
文献:p386〜410 |
分類記号 |
361
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件名 |
社会学
/
移民・植民
/
ナショナリズム
/
多文化主義
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内容紹介 |
「越境者」の営みはすでに国家の狭い枠を超えている。日本の農村・漁村で働く外国人や、東北からカナダへ、沖縄からハワイへと移住した人びとを取り上げ、彼らの目線・生きざま・希望に寄り添いつつ、現代の「国家」を考える。 |
著者紹介 |
成城大学社会イノベーション学部教授、名古屋大学名誉教授。専門は、社会学理論、移民・移動者研究、国際社会学。著書に「社会学的思考を読む」「意味の社会学」「自己と社会」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812203982 |
目次 |
序論 他者・社会・国家への発生論的な問い |
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1 移民・沖縄・国家/2 発生論という視角/3 間主観性論と共生論をめぐって/4 本書の構成 |
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第1部 入移民としての「他者」との交流 |
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第1章 貢献と交流の論理 |
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1 越境する人びと/2 外国人「労働者」導入の制度変容と川上村の状況/3 信州・満州・開拓村/4 川上村を中心とする新しい挑戦 |
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第2章 支援と媒介の論理 |
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1 「閉ざされた国」日本のグローバル化と世界/2 宮城県女川町の中国人女性労働者の事例研究/3 被災外国人移住者への支援の問題/4 社会学とトランスナショナリズム |
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第3章 移動と移住の論理 |
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1 震災・外国人・「オイジン」/2 戦前・戦後の日本における「出移民」とカナダ移民の位置/3 震災被災地における外国人と媒介者、そして社会的マイノリティへの視線/4 移民・震災・マイノリティとの共生 |
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第2部 トランスナショナルな「沖縄びと」の自立と独立 |
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第4章 移民と連携の論理 |
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1 ハワイと沖縄の「架け橋」/2 日系移民と沖縄系移民/3 母国と祖国との狭間で/4 戦後ハワイの沖縄系移民とトランスナショナルなネットワーク形成 |
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第5章 抵抗と自立の論理 |
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1 琉球王国の滅亡と帝国日本/2 「天皇のメッセージ」から本土復帰まで/3 返還前後からの沖縄びとの「生きざま」/4 新しい独立論への道程 |
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第6章 独立と連帯の論理 |
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1 新たな独立論の台頭とその周辺/2 自立論から独立論へ/3 新たな転換点としての二〇一〇年/4 琉球共和社会憲法と自己決定権をめぐる問い |
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第3部 現代社会学的国家論の展開と課題 |
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第7章 越境と他者の論理 |
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1 国家を問うための立ち位置/2 国家の現在的位置とトランスナショナリズム/3 越境とトランスナショナリズム/4 他者とは誰のことか |
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第8章 共生と文化の論理 |
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1 国家と間主観性/2 共生論と間主観性/3 グローカルという視点 |
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第9章 国家と国際の論理 |
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1 近代国民国家の特性/2 コスモポリタニズムへの問い/3 「媒介者」再考/4 残された課題 |
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第10章 理念と構想の論理 |
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1 北東アジアをめぐる諸言説/2 「リベラル」な人びとの挑戦/3 社会環境デザイン論とSDGs/4 結びに代えて:社会概念の再構築と脱国家的/脱文化的な志向 |
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付章 天皇像への歴史社会学的接近 |
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1 序:生活世界をめぐって/2 安丸天皇制論の基本構図/3 生活世界概念の再検討/結びに代えて |