書誌種別 |
図書 |
タイトル |
宗教性にやどる「文学の力」を求めて |
サブタイトル |
ドストエフスキー、ジッド、サン=テグジュペリ、カミュ |
タイトルヨミ |
シュウキョウセイ ニ ヤドル ブンガク ノ チカラ オ モトメテ |
サブタイトルヨミ |
ドストエフスキー ジッド サン テグジュペリ カミュ |
人名 |
山本 和道/著
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人名ヨミ |
ヤマモト カズミチ |
出版者・発行者 |
大学教育出版
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出版者・発行者等ヨミ |
ダイガク キョウイク シュッパン |
出版地・発行地 |
岡山 |
出版・発行年月 |
2017.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
5,213p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥2500 |
ISBN |
978-4-86429-443-0 |
ISBN |
4-86429-443-0 |
注記 |
文献:p205〜208 |
分類記号 |
950.27
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件名 |
フランス文学-作家
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件名 |
Dostoevskii Fyodor Mikhailovich
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件名 |
ドストエフスキー フョードル・ミハイロヴィチ
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内容紹介 |
フランス人作家、ジッド、サン=テグジュペリ、カミュの3人は、越境により、どのように文学を創造したのか。そこに見いだすことのできるキリスト教文学の可能性を探るほか、ドストエフスキー「白痴」の宗教性などを論じる。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812105957 |
目次 |
第一章 『幸福な死』と『罪と罰』 |
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1 『幸福な死』における、『罪と罰』の影響/2 『幸福な死』の世界/3 『シーシュポスの神話』におけるドストエフスキー/4 『幸福な死』と『罪と罰』/5 意識された死 |
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第二章 『白痴』管見 |
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1 「完全に美しい人間」を描いたのか/2 ムイシュキン公爵とは/3 悲劇的な結末/4 闇に射す微かな光/5 『白痴』の宗教性/6 ムイシュキン公爵とキリスト |
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第三章 『異邦人』と『白痴』 |
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1 『異邦人』と『白痴』の共通性/2 『異邦人』における死刑囚意識/3 『白痴』における死刑囚意識/4 死刑囚意識を通して見る、『異邦人』と『白痴』/5 ムルソーとムイシュキン公爵/6 ムイシュキン公爵と黙示録 |
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第四章 カミュとドストエフスキー |
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1 ドストエフスキーの小説『悪霊』の戯曲化/2 カミュは『悪霊』をどのように戯曲化したのか/3 カミュのドストエフスキー観/4 『転落』における、ドストエフスキーの影響/5 クラマンスとスタヴローギン |
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第五章 『未成年』の世界 |
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1 『未成年』の分かり難さ/2 「偶然の家庭」の作品/3 『地下室の手記』から『未成年』へ/4 善良な人間になりたくてもなれない人たち/5 未成年アルカージイと老人マカール/6 『未成年』から『カラマーゾフの兄弟』へ |
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第六章 『ペスト』と『カラマーゾフの兄弟』 |
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1 リウーはイワンのように語る/2 『ペスト』における、無神論と有神論/3 『カラマーゾフの兄弟』における、神の領域と悪魔の領域/4 『ペスト』と『カラマーゾフの兄弟』/5 カミュの文学とドストエフスキーの文学 |
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第七章 ドストエフスキーはシベリア体験で何を得たのか |
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1 シベリア体験以前のドストエフスキー/2 『死の家の記録』-シベリアで何を得たのか/3 『伯父様の夢』、『ステパンチコヴォ村とその住人』、『虐げられた人びと』/4 『冬に記す夏の印象』と『地下室の手記』/5 五大長編と空想的社会主義信奉及びシベリア体験/6 空想的社会主義信奉とシベリア体験から |
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第八章 <キリスト教文学の可能性-価値体系の境界を越えて>ジッド、サン=テグジュペリ、カミュ |
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1 越境の作家たち/2 ジッドとアフリカ/3 サン=テグジュペリとアフリカ/4 カミュとアフリカ/5 辺境の地に生きること |