書誌種別 |
図書 |
タイトル |
労働時間の経済分析 |
サブタイトル |
超高齢社会の働き方を展望する |
タイトルヨミ |
ロウドウ ジカン ノ ケイザイ ブンセキ |
サブタイトルヨミ |
チョウコウレイ シャカイ ノ ハタラキカタ オ テンボウ スル |
人名 |
山本 勲/著
黒田 祥子/著
|
人名ヨミ |
ヤマモト イサム クロダ サチコ |
出版者・発行者 |
日本経済新聞出版社
|
出版者・発行者等ヨミ |
ニホン ケイザイ シンブン シュッパンシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2014.4 |
ページ数または枚数・巻数 |
18,359p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥4600 |
ISBN |
978-4-532-13451-8 |
ISBN |
4-532-13451-8 |
注記 |
文献:p341〜352 |
分類記号 |
366.32
|
件名 |
労働時間
|
内容紹介 |
「効率的に非効率なことをする」慣習は改まるか? 高齢化が進むなか、グローバル競争に勝ち抜くには何が必要か? 現代日本人の働き方に関する事実や問題を、個票データを用いた緻密な分析によって幅広く検証する。 |
著者紹介 |
1970年生まれ。ブラウン大学経済学部大学院博士課程修了。慶應義塾大学商学部教授。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811784630 |
目次 |
序章 本書の目的と概要 |
|
1 本書の目的/2 本書の概要 |
|
第Ⅰ部 日本人の働き方 |
|
第1章 日本人の労働時間はどのように推移してきたか |
|
1 日本人の労働時間の長期的推移/2 正確な労働時間の把握/3 タイムユーズ・サーベイでみる労働時間の長期的推移/4 労働時間減少の背景/5 平日の労働時間の増加が労働者に与えた影響/6 2000年代初頭の長時間労働-壮年男性正規雇用者の働き方の変化/7 日本人の働き方の変化:長期時系列の観察からみえてきたこと/BOX 1 長期の視点から余暇時間を測る |
|
第2章 労働時間規制と正社員の働き方 |
|
1 労働時間規制のあり方をめぐる議論/2 労働時間規制は人々の働き方に影響を与えるか/3 分析アプローチとデータ/4 分析結果/5 労働時間規制の影響とバーゲニングパワー/補論 1 法制度化にまつわる昨今の議論/補論 2 マッチング推計による頑健性チェック |
|
第3章 長時間労働と非正規雇用問題 |
|
1 働く時間帯はどう変化してきたか/2 就業時間帯はどのように決定されるか:理論的背景/3 就業時間帯/4 非正規の就業の深夜化はなぜ起こったか/5 就業の深夜化の進展と今後の研究課題 |
|
第4章 日本人は働きすぎか |
|
1 日米比較からみた日本人の「働きすぎ」/2 時間当たり生産性、希望労働時間、健康面からみた日本人の「働きすぎ」/3 日本人は働きすぎか/補論 経済学で捉える労働者の働き方と健康状態/BOX 2 働く時間帯は国によってちがうのか |
|
第Ⅱ部 労働時間の決定メカニズム |
|
第5章 日本人は働くのが好きなのか |
|
1 国による労働時間と選好のちがい/2 データ/3 労働供給弾性値の計測/4 企業・職場環境による影響/5 日本人の長時間労働への選好は今後変わるのか/BOX 3 日本人は今も昔も休日が少ないのか/BOX 4 東日本大震災前後の働き方の変化 |
|
第6章 労働時間は周囲の環境の影響を受けて変わるのか |
|
1 余暇の補完性とグループ・インタラクション効果/2 データおよび理論的フレームワーク/3 グループ・インタラクション効果の識別方法/4 グループ・インタラクション効果の推計結果/5 グループ・インタラクション効果と外部性/BOX 5 有給休暇取得日数の国際比較/BOX 6 職場でのHRMと労働時間:インタビュー調査の結果から |
|
第7章 長時間労働は日本の企業にとって必要なものか |
|
1 労働時間の決まり方/2 利用データの特徴/3 理論的背景および分析のフレームワーク/4 推計結果/5 仕事の特性や職場でのHRMのちがいが労働時間に及ぼす影響/6 日本の長時間労働に対する評価/BOX 7 職場の同僚と飲みに行く機会/BOX 8 よい長時間労働と悪い長時間労働 |
|
第Ⅲ部 日本人の望ましい働き方の方向性 |
|
第8章 ワーク・ライフ・バランス施策は企業の生産性を高めるか |
|
1 ワーク・ライフ・バランス施策の推進/2 分析フレームワーク/3 利用データ/4 企業のWLB施策とTFPの関係/5 WLB施策は企業の生産性を高めるのか/補論 TFPの計測方法/BOX 9 節電対応とWLB施策 |
|
第9章 ワーク・ライフ・バランス施策に対する賃金プレミアムは存在するか |
|
1 WLBと補償賃金仮説/2 データ/3 伝統的アプローチによる補償賃金仮説の検証/4 仮想質問に基づくアプローチによる補償賃金仮説の検証/5 施策の導入は賃下げによって実現可能か/BOX 10 職場以外での仕事と情報通信機器 |
|
第10章 メンタルヘルスと働き方・企業業績の関係 |
|
1 労働時間とメンタルヘルス/2 先行研究/3 労働者データを用いた検証/4 企業データを用いた分析/5 労働者のメンタルヘルスと働き方の方向性/BOX 11 根回し(Nemawashi) |
|
統計データ appendix |
|
1 本書で利用した個票データの概要/2 労働時間を把握できるその他の統計 |