書誌種別 |
図書 |
タイトル |
済暹教学の研究 |
サブタイトル |
院政期真言密教の諸問題 |
タイトルヨミ |
サイセン キョウガク ノ ケンキュウ |
サブタイトルヨミ |
インセイキ シンゴン ミッキョウ ノ ショモンダイ |
人名 |
堀内 規之/著
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人名ヨミ |
ホリウチ ノリユキ |
出版者・発行者 |
ノンブル
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出版者・発行者等ヨミ |
ノンブル |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2009.9 |
ページ数または枚数・巻数 |
1085p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥24000 |
ISBN |
978-4-903470-40-5 |
ISBN |
4-903470-40-5 |
注記 |
布装 |
分類記号 |
188.51
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件名 |
真言宗
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件名 |
濟暹
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件名 |
サイセン
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内容紹介 |
平安時代院政期に活躍した、京都・仁和寺の学匠・慈尊院開基南岳房済暹の教学、ならびに済暹在世中の院政期真言密教に関わる諸問題について考察する。済暹新出著作翻刻も掲載。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811221865 |
目次 |
序章 院政期真言密教研究序説 |
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第一節 白河院政と仏教/第二節 済暹研究の現状/第三節 本書の構成 |
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第一篇 院政期真言密教の諸相について |
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第一章 日本仏教史研究と顕密体制論 |
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第一節 はじめに/第二節 家永三郎氏・井上光貞氏と黒田俊雄氏/第三節 鎌倉仏教と鎌倉新仏教/第四節 むすび |
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第二章 弘法大師空海から南岳房済暹まで |
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第一節 はじめに/第二節 空海仮託の書/第三節 空海における修学の考え方と年分度者/第四節 諸師の著作活動/第五節 むすび |
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第三章 仁和寺御室と教学研究 |
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第一節 はじめに/第二節 仁和寺という環境/第三節 御室と義天版高麗続蔵経/第四節 むすび |
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第四章 院政期の学匠・済暹の生涯 |
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第一節 はじめに/第二節 済暹の生涯/第三節 むすび |
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第五章 二十二巻本『表白集』と済暹 |
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第一節 はじめに/第二節 唱導文としての表白文/第三節 作者別による表白文の整理/第四節 二十二巻本『表白集』と済暹/第五節 むすび |
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第六章 院政期における真言密教の学道について |
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第一節 はじめに/第二節 東寺伝法会について/第三節 高野山伝法会について/第四節 仁和寺伝法会と済暹/第五節 むすび |
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第二篇 院政期真言密教の往生信仰 |
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第一章 院政期における往生信仰の特色 |
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第一節 これまでの研究/第二節 『法華経』信仰に基づいた往生信仰/第三節 現世主義的来世観/第四節 称名と真言/第五節 むすび |
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第二章 密厳国土論の変遷について |
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第一節 はじめに/第二節 中国における密厳国土/第三節 弘法大師空海と密厳国土/第四節 三論宗の学匠・円宗と密厳国土/第五節 済暹と密厳国土/第六節 興教大師覚鑁と密厳国土/第七節 むすび |
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第三章 済暹の空海入定信仰 |
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第一節 はじめに/第二節 九世紀後半より十二世紀前半までの弘法大師空海伝記類について/第三節 済暹の入定信仰について/第四節 むすび |
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第四章 済暹の往生信仰 |
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第一節 はじめに/第二節 覩卒天往生と極楽往生について/第三節 念仏門と行者の欲楽について/第四節 覩卒天往生をねがう理由(1)/第五節 覩卒天往生をねがう理由(2)/第六節 むすび |
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第五章 済暹の地蔵信仰 |
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第一節 はじめに/第二節 『持念地蔵菩薩殊要抄』について/第三節 『地蔵菩薩秘要抄』について/第四節 『持念地蔵菩薩殊要抄』の内容について/第五節 むすび |
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第六章 真言密教における弥勒信仰の展開 |
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第一節 はじめに/第二節 『高野山秘記』について/第三節 中性院頼瑜の弥勒信仰/第四節 むすび |
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第三篇 済暹の教学について |
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第一章 済暹撰『百光遍照王義問答抄』について |
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第一節 石山寺と『百光遍照王義問答抄』/第二節 『密宗要决鈔』と写本との対照/第三節 『百光遍照王義問答抄』の内容について/第四節 むすび |
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第二章 済暹撰『真言十六玄門大意』について |
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第一節 はじめに/第二節 『密宗要决鈔』と写本との対照/第三節 『真言十六玄門大意』の内容について/第四節 むすび |
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第三章 済暹の法身観について |
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第一節 はじめに/第二節 弘法大師空海における四種法身について/第三節 『四種法身義』における済暹の法身観/第四節 むすび |
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第四章 済暹の即身成仏思想について |
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第一節 はじめに/第二節 済暹の即身成仏思想/第三節 むすび |
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第五章 済暹の両部曼荼羅観 |
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第一節 はじめに/第二節 済暹撰『両部曼荼羅對辨抄』について/第三節 『両部曼荼羅對辨抄』不同相門/第四節 『両部曼荼羅對辨抄』同相門/第五節 むすび |
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第六章 『顕密差別問答』の撰者について |
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第一節 はじめに/第二節 済暹と教尋/第三節 『顕密差別問答』・『顕密差別問答鈔』の写本の書誌的概要/第四節 道猷の識語について/第五節 むすび |
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第七章 『真言付法伝』の空海撰述について |
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第一節 はじめに/第二節 『真言付法伝』に対する疑問点/第三節 空海の著作目録等にみる『真言付法伝』について/第四節 済暹の著作にみる付法に関する記述について/第五節 仁海と『真言付法伝』について/第六節 むすび |
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第四篇 済暹新出著作翻刻 |
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第一章 『讃歎覩史多天彌勒菩薩偈頌玄意』について |
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第一節 はじめに/第二節 翻刻『讃歎覩史多天彌勒菩薩偈頌玄意』 |
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第二章 東寺観智院所蔵『真言十六玄門大意』について |
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第一節 はじめに/第二節 翻刻『真言十六玄門大意』 |
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第三章 石山寺所蔵『百光遍照王義問答抄』について |
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第一節 はじめに/第二節 翻刻『百光遍照王義問答抄』 |
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第四章 随心院所蔵『秘蔵寳鑰顕實抄』巻上について |
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第一節 はじめに/第二節 翻刻『秘蔵寳鑰顕實抄』巻上 |
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第五章 真福寺所蔵『弘法大師御入定勘决抄』について |
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第一節 はじめに/第二節 翻刻『弘法大師御入定勘决抄』 |
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第六章 東寺観智院所蔵『胎蔵界四重曼荼羅略問答』 |
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第一節 はじめに/第二節 翻刻『胎蔵界四重曼荼羅略問答』 |
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第五篇 結びにかえて |