書誌種別 |
図書 |
タイトル |
ミャンマーの基礎教育 |
サブタイトル |
軍政から民政にかけての教育政策の効果検証 |
タイトルヨミ |
ミャンマー ノ キソ キョウイク |
サブタイトルヨミ |
グンセイ カラ ミンセイ ニ カケテ ノ キョウイク セイサク ノ コウカ ケンショウ |
人名 |
吉田 夏帆/著
|
人名ヨミ |
ヨシダ ナツホ |
出版者・発行者 |
明石書店
|
出版者・発行者等ヨミ |
アカシ ショテン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2022.11 |
ページ数または枚数・巻数 |
202p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3800 |
ISBN |
978-4-7503-5458-3 |
ISBN |
4-7503-5458-3 |
注記 |
文献:p188〜198 |
分類記号 |
372.238
|
件名 |
ミャンマー-教育
/
教育政策
|
内容紹介 |
軍政から民政にかけてのミャンマー連邦共和国の基礎教育を事例に、マクロデータから溢れ落ちてしまうミクロな修学実態に着目しつつ、学習者を取り巻く社会・経済の影響をふまえた教育政策の効果を検証する。 |
著者紹介 |
大阪府生まれ。関西学院大学大学院博士課程後期課程修了。博士(国際学)。兵庫教育大学大学院学校教育研究科教育実践高度化専攻グローバル化推進教育リーダーコース講師。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812630633 |
目次 |
序章 本研究の目指すところ |
|
1 本研究の背景ならびに研究課題/2 本研究対象の設定/3 本研究の目的ならびに意義/4 本書の構成 |
|
第1章 世界の教育開発の潮流と開発途上国における教育政策の効果検証 |
|
1 世界における教育開発政策および教育目標の変遷/2 なぜ開発途上国における教育政策の効果検証は進まないのか/3 教育評価制度改定の効果と学習者を取り巻く社会・経済の影響/4 ミャンマーの教育評価制度に関する先行文献 |
|
第2章 ミャンマーの基礎教育ならびに社会・経済の概況 |
|
1 ミャンマーの基礎教育の変遷/2 ミャンマーの社会・経済の変遷 |
|
第3章 研究方法-教育政策の効果をいかに検証するか |
|
1 分析フレームワーク/2 仮説の設定/3 調査方法/4 学習者の社会・経済水準の分類/5 分析対象 |
|
第4章 教育評価制度の改定前後で修学状況はいかに推移したか |
|
1 分析方法-修学軌跡を視覚化する/2 修学軌跡分析の結果 |
|
第5章 学習者を取り巻く社会・経済は教育政策の効果にいかに影響するか |
|
1 分析方法-重回帰分析で要因を見る/2 重回帰分析の結果 |
|
第6章 なぜ教育評価制度の改定以降も退学は解消されないのか |
|
1 なぜ教育評価制度改定は退学状況の改善に寄与しないのか/2 退学の誘因は何か-退学の発生と学習者を取り巻く社会・経済状態との関連/補論Ⅰ なぜ中等教育段階におけるSES中位グループの退学状況は顕著に改善されたのか-全国規模の民主化運動(1988)に伴う学校閉鎖と学習者の就学時年齢との関連/補論Ⅱ 初等教育段階のSES高位および中位グループにおける退学の理由や背景に関する考察 |
|
第7章 なぜ教育評価制度の改定以降も留年は解消されないのか |
|
1 初等教育段階における学習者の留年事情/2 中等教育段階における学習者の留年事情/補論Ⅲ 初等教育段階のSES中位グループにおける留年の理由や背景/補論Ⅳ 転校に隠された(強制)退学の可能性 |
|
第8章 教育評価制度改定は公平な教育普及に真に貢献できているのか |
|
1 分析対象/2 分析方法-修了状況の格差に着目する/3 教育評価制度改定前後における修了状況の格差はいかに推移したか/4 各教育段階における修了状況の格差の推移にいかなる違いが見られるか/5 なぜ修了状況の格差は拡大あるいは縮小したのか/補論Ⅴ 転出者を退学者と仮定した場合の修了状況の格差の推移のシミュレーション |
|
終章 基礎教育の完全普及に向けて |
|
1 仮説の総括とリサーチクエスチョンの答え/2 結論/3 政策提言/4 本研究の限界および今後の課題/補論Ⅵ 結びに代えて |