書誌種別 |
図書 |
タイトル |
多文化アメリカの萌芽 |
サブタイトル |
19〜20世紀転換期文学における人種・性・階級 |
タイトルヨミ |
タブンカ アメリカ ノ ホウガ |
サブタイトルヨミ |
ジュウキュウ ニジッセイキ テンカンキ ブンガク ニ オケル ジンシュ セイ カイキュウ |
人名 |
里内 克巳/著
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人名ヨミ |
サトウチ カツミ |
出版者・発行者 |
彩流社
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出版者・発行者等ヨミ |
サイリュウシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2017.6 |
ページ数または枚数・巻数 |
455,21p |
大きさ |
20cm |
価格 |
¥4800 |
ISBN |
978-4-7791-2332-0 |
ISBN |
4-7791-2332-0 |
注記 |
文献:p439〜448 |
分類記号 |
930.29
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件名 |
アメリカ文学
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内容紹介 |
南北戦争の混乱を経て、急激な変化を遂げたアメリカでは、アフリカ系、先住民系、移民等、多彩な書き手たちが現われた。11名の作家のテクストを多層的に分析、「世紀転換期アメリカ」の多文化性を鮮やかに浮かび上がらせる。 |
著者紹介 |
京都大学大学院修士課程修了。大阪大学言語文化研究科准教授。編著に「バラク・オバマの言葉と文学」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812120679 |
目次 |
序-本書の見取り図 |
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1 再発見される書き手たち/2 文学史への影響/3 本研究の目的・方法/4 本研究の構成/5 用語についての覚え書き |
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第Ⅰ部 他者を捉える-都市と農村のルポルタージュ |
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第1章 写真と言葉で描かれた都市-ジェイコブ・A・リース『向こう側にいる人々の暮らし』 |
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1 流入する<移民>たち/2 フォト・ルポルタージュの原点/3 写真と文字の連係/4 撮る側、撮られる側/5 スラムの聖母子像/6 ユダヤ人街の働き手たち/7 チャイナタウンの路上で/8 異人種混淆という禁忌/9 フォト・エッセイが捉える世紀の変わり目 |
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第2章 豊かさの向こう側-スティーヴン・クレイン『街の女マギー』 |
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1 悲惨さに向ける眼差し/2 演劇空間としてのスラム/3 超越的リアリズム/4 メロドラマを生きる人々/5 <モラル>のありか |
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第3章 <車窓の社会学者>に抗して-W・E・B・デュボイス『黒人のたましい』1 |
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1 三層構造のテクスト/2 農村のなかの都市/3 都市と農村の社会学/4 <向こう側>を見る眼/5 社会学との決別/6 魂を捉えよ-第Ⅰ部のための結語 |
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第Ⅱ部 自己を表わす-マイノリティ文学の私語り |
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第4章 死の影の谷を抜けて-W・E・B・デュボイス『黒人のたましい』2 |
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1 <私>と<私たち>の苦闘/2 変転するテクスト/3 <公>と<私>のダイナミズム/4 死の影の谷を歩む/5 ふたつの音楽の狭間で/6 <揺らぎ>のなかの自画像 |
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第5章 赤い鳥のビーズ細工-ジトカラ=シャ『アメリカ・インディアンの物語』 |
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1 赤い鳥の来歴/2 自伝の終着点はどこか/3 自伝と物語/4 救い手としての女性たち/5 ビーズ細工としてのテクスト |
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第6章 奇跡の人の文学-ヘレン・ケラー『私の人生の物語』 |
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1 沈黙する名作/2 自己解放の物語/3 大学批判のレトリック/4 本から始まる社会批判/5 水の中のオウム貝/6 書くことで創られる<私>と<私たち>-本章の、そして第Ⅱ部のための結語 |
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第Ⅲ部 物語る-エスニック・ロマンスの主張 |
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第7章 歴史のトラウマを書く-アリス・キャラハン『ワイネマ-森の子供』 |
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1 発掘された問題作/2 エスニック・ロマンスの形/3 書き込まれた虐殺/4 小説の整合性/5 同化か絶滅か-二つのエンディング |
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第8章 融けきらない移民たち-エイブラハム・カーハン『イェクル』 |
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1 ユダヤ系文学の先駆け/2 室内と戸外-二つの<群衆>/3 アメリカ化と男らしさ/4 ジェンダーの逆説/5 <二重意識>を生きる |
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第9章 トランスパシフィックの物語学-スイシンファー「スプリング・フラグランス夫人」その他の短編 |
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1 ジャポニズムの展開と中国/2 イートン姉妹の選択/3 屋根の下で-「スプリング・フラグランス夫人」/4 書き返す-「劣った女」/5 アメリカ化を拒んで-「新しい知恵」/6 エスニシティを横断するロマンス-本章の、そして第Ⅲ部のための結語 |
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第Ⅳ部 過去を振り返る-世紀転換期の小説と奴隷制 |
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第10章 <人種>のメロドラマ-フランシス・E・W・ハーパー『アイオラ・リロイ』 |
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1 アフリカ系アメリカ作家のエスニック・ロマンス/2 立ち上がる黒人女性作家たち/3 拒絶される求婚/4 <影>と<病>のレトリック/5 二組のカップル/6 世代を超えて呼びかける声 |
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第11章 <人種>から<人類>へ-チャールズ・W・チェスナット『杉に隠れた家』 |
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1 未来のアメリカ人/2 二段構えのロマンス/3 小説の特異点/4 もうひとつのパッシング/5 世界の果てから/6 <人種>から<人類>へ |
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第12章 アメリカの始まりに目を凝らして-マーク・トウェイン『それはどっちだったか』、「インディアンタウン」 |
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1 知られざる晩年の長編/2 裏表のある男/3 黒人ジムからジャスパーへ/4 <遺産>の受け取り手/5 良心は苛む/6 もうひとつの<ミシシッピもの>/7 インディアンタウンの住民たち/8 <インディアン>はそこにいる/9 豊かさの分け前-本章の、そして本書のための結語 |