書誌種別 |
図書 |
タイトル |
英国「隔離に反対する身体障害者連盟<UPIAS>」の軌跡 |
サブタイトル |
<障害>の社会モデルをめぐる「起源の物語」 |
タイトルヨミ |
エイコク カクリ ニ ハンタイ スル シンタイ ショウガイシャ レンメイ ユーピーアイエーエス ノ キセキ |
サブタイトルヨミ |
ショウガイ ノ シャカイ モデル オ メグル キゲン ノ モノガタリ |
人名 |
田中 耕一郎/著
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人名ヨミ |
タナカ コウイチロウ |
出版者・発行者 |
現代書館
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出版者・発行者等ヨミ |
ゲンダイ ショカン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2017.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
366p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-7684-3553-3 |
ISBN |
4-7684-3553-3 |
注記 |
文献:p346〜361 |
分類記号 |
369.27
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件名 |
身体障害者福祉-歴史
/
社会的包摂
/
社会福祉-イギリス
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内容紹介 |
障害の社会モデルを唱えた源流である、英国の「隔離に反対する身体障害者連盟(UPIAS)」。未公開内部資料とコア・メンバーへのインタビューをもとに、UPIAS結成から解散までの軌跡と理論形成を整理する。 |
著者紹介 |
1961年大阪府生まれ。大阪府立大学大学院社会福祉学研究科博士後期課程修了。博士(社会福祉学)。北星学園大学社会福祉学部教授。著書に「障害者運動と価値形成」がある。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812101584 |
目次 |
序章 本書の枠組 |
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1 本書の目的と意義/2 本書の構成、および視点と方法/3 一次資料としてのInternal Circularについて |
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第Ⅰ部 <障害>をめぐる政治状況とUPIASコアメンバーのライフヒストリー |
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第1章 第二次世界大戦後から1970年代に係る<障害>をめぐる政治状況 |
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1 障害者政策の萌芽と展開/2 社会運動の時代 |
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第2章 ポール・ハントのライフヒストリーとそのディスアビリティ経験 |
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1 誕生から慢性疾患病院への入院まで/2 レ・コート入所の決意/3 レオナルド・チェシャーとレ・コート/4 レ・コートの暮らし/5 Stigmaの編集・刊行とDIGメンバーとしての活動/6 ディスアビリティの認識/7 ジュディとの出会い、結婚と退所/8 UPIAS結成の呼びかけ/9 小括 |
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第3章 デイビス夫妻のディスアビリティ経験とインテグレーションを求める活動 |
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1 マギーが障害を負うまで/2 施設入所の拒絶/3 ケンとの出会い/4 ピアス・ハウスにおける自治会活動/5 UPIASへの参加/6 ダービー州における活動/7 DIALの設立/8 ダービー州における障害者連合組織の結成/9 英国型自立生活センターの創設/10 小括 |
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第Ⅱ部 UPIASの生成、展開、終結 |
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第4章 組織形態の構造化 |
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1 運動組織の形態的構造化を捉える視点/2 ポールの焦燥と新しい組織結成の呼びかけ/3 正会員資格をめぐって/4 組織運営における底辺民主主義の徹底/5 チャリティ団体からの距離化と差異化/6 小括 |
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第5章 結成初期フレーミングの検証 |
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1 フレーミング機能とは/2 結成初期フレーミングの概要/3 専門家覇権への抵抗/4 「障害の理論」と「抑圧」の認識/5 施設問題をめぐって/6 その他のイシュー/7 組織名称をめぐる議論/8 ロンドン会議における討議/9 成文化された『UPIASの方針』/10 共鳴と反発/11 小活 |
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第6章 『障害の基本原理』の検証:社会モデル生成の議論へ |
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1 DAの概要と合同会議開催に至る経緯/2 FPDの構成と三つのテーマ/3 基本原理への同意と「DAの矛盾」について/4 貧困問題に関する認識をめぐって/5 「障害者の包摂」をめぐって/6 両組織による合同会議の評価/7 小括 |
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第7章 危機と再生 |
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1 「UPIASの危機」の諸相/2 組織の再生に向けて/3 危機と再生の検証/4 小括 |
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第8章 UPIASの解散:‘UPIAS is DEAD'の意味をめぐって |
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1 1980年代のUPIAS内外における障害者運動/2 UPIASの総括と方向性の確認/3 UPIASの解散/4 小括 |
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終章 UPIASとその思想 |
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1 <障害>の定義/2 抵抗と反発:内在する二つの志向性/3 UPIASにおける当事者性原則をめぐる論点 |