書誌種別 |
図書 |
タイトル |
現代環境思想論 |
サブタイトル |
<環境社会>から<緑の社会>へ |
並列タイトル |
Contemporary Theory of Environmental Thought |
タイトルヨミ |
ゲンダイ カンキョウ シソウロン |
サブタイトルヨミ |
カンキョウ シャカイ カラ ミドリ ノ シャカイ エ |
人名 |
松野 弘/著
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人名ヨミ |
マツノ ヒロシ |
出版者・発行者 |
ミネルヴァ書房
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出版者・発行者等ヨミ |
ミネルヴァ ショボウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2014.6 |
ページ数または枚数・巻数 |
19,287p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-623-06751-0 |
ISBN |
4-623-06751-0 |
注記 |
文献:p255〜268 |
分類記号 |
519
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件名 |
環境問題
/
環境倫理
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内容紹介 |
現代環境思想が環境危機を克服していくための社会制度変革へと結実していく役割を担っていることを多角的に探ることによって、新しい環境社会としての<緑の社会>への展望を理論的に考察する。 |
著者紹介 |
1947年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部社会学専攻卒業。千葉商科大学人間社会学部教授/大学院政策情報学研究科教授。博士(人間科学、早稲田大学)。著書に「大学教授の資格」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811796893 |
目次 |
第1章 環境問題と思想の役割 |
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第1節 環境思想の歴史的変容と現代的位置/第2節 「思想」とは何か/第3節 環境思想の意味と役割:思想的アプローチの意義と有効性 |
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第2章 近代産業社会の登場と社会的影響 |
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第1節 産業革命の功罪:「社会発展思想」の影響と課題/第2節 近代化と産業社会の役割:初期産業主義思想としての「競争原理」と「優勝劣敗」/第3節 産業社会のシステム化と中期産業社会の登場:「フォーディズム」と「脱フォーディズム」の世界/第4節 中期産業主義思想の展開/第5節 近代産業社会の高度化と後期産業社会への発展 |
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第3章 近代産業社会とそのディレンマ |
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第1節 「ヘッチヘッチ論争」とは何か:「環境保全主義思想」と「環境保存主義思想」の対立/第2節 「成長の限界」論と環境問題への影響:「批判」と「対応」 |
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第4章 「環境思想」の出現と変容 |
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第1節 「環境思想」の歴史的展開:生成と変容/第2節 初期環境思想(1):伝統的環境思想の浸透(18〜19世紀)/第3節 初期環境思想(2):近代環境思想の登場(19〜20世紀)/第4節 中期環境思想(1):現代環境主義思想の萌芽(1960〜1970年代)/第5節 中期環境思想(2):ラディカル環境主義思想の出現(1970〜1980年代)/第6節 後期環境思想(1):環境主義思想の政治化(1980〜1990年代)/第7節 後期環境思想(2):環境主義思想の緑化(1990〜2000年代)/第8節 後期環境思想(3):制度変革のための環境思想への転換 |
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第5章 「現代環境思想」の五つの潮流 |
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第1節 「環境思想」の現代的な視点と潮流/第2節 「人間と自然との関係」を変革していくための思想(1):「ディープ・エコロジー」論の視点・考え方・課題/第3節 「人間と自然との関係」を変革していくための思想(2):「自然の権利」論の視点・考え方・課題/第4節 「人間と自然との関係」を変革していくための思想(3):「環境的正義」論の視点・考え方・課題/第5節 産業主義思想のエコロジー化:「持続可能な発展(開発)」論と「エコロジー的近代化」論/第6節 社会制度を変革していくための思想:「ラディカル・エコロジー」論の視点・考え方・課題 |
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第6章 「現代環境思想論」の視点と考え方 |
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第1節 「現代環境思想論」の視点と方向性/第2節 「環境政治思想」の視点と考え方:政治思想のエコロジー化/第3節 「環境経済思想」の視点と考え方:経済思想のエコロジー化/第4節 「環境文化思想」とは何か:文化のエコロジー化/第5節 「環境法思想」の視点と考え方:「自然の権利」の役割/第6節 「環境政策思想」の視点と考え方:政策のエコロジー化 |
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第7章 「現代環境思想論」の位置と方向性 |
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第1節 環境思想の源泉と位置/第2節 転換期の環境思想への視点と課題:現代環境思想の構成要素と考え方/第3節 現代環境思想の位相と方向性/第4節 「持続可能な社会」への政策転換(事例研究):スウェーデンにみる「緑の福祉国家」への視点と戦略 |
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第8章 <エコロジー的に持続可能な社会>のための国家構想 |
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第1節 <エコロジー的に持続可能な社会>への視点と方向性/第2節 「緑の国家」論の思想的構想:緑の政治思想の萌芽/第3節 「緑の国家」論の制度的構想:視点と考え方 |