書誌種別 |
図書 |
タイトル |
日本語のメタファー |
タイトルヨミ |
ニホンゴ ノ メタファー |
人名 |
鍋島 弘治朗/著
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人名ヨミ |
ナベシマ コウジロウ |
出版者・発行者 |
くろしお出版
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出版者・発行者等ヨミ |
クロシオ シュッパン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2011.5 |
ページ数または枚数・巻数 |
12,361p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-87424-512-5 |
ISBN |
4-87424-512-5 |
注記 |
文献:p339〜355 |
分類記号 |
816.2
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件名 |
比喩
/
認知言語学
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内容紹介 |
感情は「水」、恋愛は「旅」。日本語では、なぜ、そう喩えるのか? 認知メタファー理論の新しい枠組みである身体性メタファー理論を使用して、日本語のメタファー表現の紹介と分析を試みる。 |
著者紹介 |
カリフォルニア大学バークレー校博士課程前期修了(フルブライト)。関西大学文学部教授。博士(文学)。日本認知言語学会理事。日本英語学会運営委員。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811434058 |
目次 |
第1章 はじめに |
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1.1 メタファーとは/1.2 メタファーと隣接概念/1.3 メタファー研究の流れ/1.4 認知メタファー理論の独自性/1.5 本書の貢献/1.6 本書の構成/1.7 まとめ |
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第2章 認知言語学 |
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2.1 認知言語学の概観/2.2 有契性/2.3 図と地/2.4 スキーマ化/2.5 イメージ・スキーマ/2.6 カテゴリー化/2.7 主観化/2.8 領域/2.9 多義/2.10 構文/2.11 まとめ |
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第3章 認知メタファー理論 |
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3.1 認知メタファー理論の基本概念/3.2 認知メタファー理論の変遷/3.3 まとめ |
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第4章 身体性メタファー理論 |
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4.1 知覚レベルと概念レベル/4.2 イメージ・スキーマとオントロジ・スキーマ/4.3 知覚推論/4.4 Sモード/4.5 評価性/4.6 構造性/4.7 多義/4.8 メタファーのネットワーク/4.9 メタファーの基盤/4.10 プライマリー・メタファー理論と身体性メタファー理論/4.11 多重制約充足としての身体性メタファー理論/4.12 まとめ |
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第5章 イメージ・メタファー |
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5.1 はじめに/5.2 視覚的類似性が高いIM/5.3 選択を含んだIM/5.4 視点の変換を含んだIM/5.5 スキーマ化を含んだIM/5.6 質感を含んだIM/5.7 概念メタファーに近い複合的IM/5.8 まとめ |
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第6章 水のメタファー |
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6.1 はじめに/6.2 水の用語と容認度判定/6.3 《感情は水》メタファー/6.4 《言葉は水》メタファー/6.5 《金銭は水》メタファー/6.6 水のメタファーの基盤/6.7 まとめ |
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第7章 擬人のメタファー |
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7.1 はじめに/7.2 擬人化に似たメトニミー/7.3 形状の類似性による擬人化/7.4 構造の類似性による擬人化/7.5 動物と動き/7.6 植物と自律的変化/7.7 評価性基盤の擬人化/7.8 擬人化の基盤/7.9 まとめ |
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第8章 線と移動のメタファー |
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8.1 はじめに/8.2 事象構造メタファー/8.3 日本語の《活動は移動》メタファー/8.4 日本語の事象構造メタファーの謎/8.5 まとめ |
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第9章 因果のメタファー |
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9.1 はじめに/9.2 力/9.3 移動/9.4 経路/9.5 連結/9.6 作成/9.7 植物の生長/9.8 動物の成長/9.9 火および熱/9.10 人間関係/9.11 その他/9.12 因果のメタファーの基盤/9.13 まとめ |
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第10章 現実のメタファー |
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10.1 はじめに/10.2 日本語における現実のメタファー表現/10.3 日本語における理想のメタファー表現/10.4 現実と理想のメタファーの基盤/10.5 現実と理想のメタファーにおける日本語と英語の対照/10.6 考察/10.7 まとめ |
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第11章 可能性のメタファー |
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11.1 はじめに/11.2 「可能性」と「濃淡」の共起性に関するデータ/11.3 《可能性は濃淡》の「まだら」問題を解決するモデル/11.4 《可能性は濃淡》の基盤/11.5 まとめ |
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第12章 希望のメタファー |
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12.1 はじめに/12.2 希望のメタファー表現/12.3 希望のメタファーの基盤/12.4 まとめ |
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第13章 問題のメタファー |
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13.1 はじめに/13.2 問題のメタファー表現/13.3 問題のメタファーの基盤/13.4 問題のメタファーから見る文化相対性/13.5 多重制約充足的メタファー理論の素描/13.6 まとめ |
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第14章 善悪のメタファー |
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14.1 はじめに/14.2 白さと汚れ/14.3 上下/14.4 理想形と乱れ/14.5 直線と逸脱/14.6 考察/14.7 まとめ |
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第15章 評価性を基盤とするメタファー |
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15.1 はじめに/15.2 言語における評価性/15.3 評価性の関わるさまざまなメタファー/15.4 メタファーの基盤としての評価性/15.5 考察/15.6 まとめ |
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第16章 関係のメタファー |
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16.1 はじめに/16.2 本章の4つの出発点/16.3 日本語における関係のメタファー表現/16.4 概念レベルと知覚レベル/16.5 概念レベルと知覚レベルを使用したメタファーの再分析/16.6 まとめ |
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第17章 ことわざのメタファー |
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17.1 はじめに/17.2 井の中の蛙/17.3 Empty Vessels make the greatest sound.(空き樽は音が高い)/17.4 鶏口となるとも牛後となるなかれ/17.5 Oaks may fall when reeds stand the storm(硬い木は折れる)/17.6 まとめ |
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第18章 結論 |
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第19章 あとがき |