書誌種別 |
児童図書 |
タイトル |
日本の文豪こころに響く言葉 2 芥川龍之介・谷崎潤一郎ほか |
タイトルヨミ |
ニホン ノ ブンゴウ ココロ ニ ヒビク コトバ アクタガワ リュウノスケ タニザキ ジュンイチロウ ホカ |
人名 |
長尾 剛/著
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人名ヨミ |
ナガオ タケシ |
出版者・発行者 |
汐文社
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出版者・発行者等ヨミ |
チョウブンシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2010.11 |
ページ数または枚数・巻数 |
87p |
大きさ |
20cm |
価格 |
¥1500 |
ISBN |
978-4-8113-8703-1 |
ISBN |
4-8113-8703-1 |
分類記号 |
910.26
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件名 |
日本文学-歴史-近代
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内容紹介 |
日本の文学史に残る文豪の作品から、珠玉の名文・名文句を集め、解説を付して伝えます。書籍・文豪紹介も充実。2は、芥川龍之介・谷崎潤一郎・川端康成・野上弥生子などの著作を取り上げます。 |
著者紹介 |
東京都生まれ。作家。著書に「これなら読める古典シリーズ」「あなたの知らない漱石こぼれ話」「早わかり日本文学」など。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811353330 |
目次 |
きっとみんなのほんとうのさいわいをさがしに行く。 |
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おまえは、この世界へ生まれてくるかどうか、よく考えた上で返事をしろ。 |
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おい、地獄さ行くんだで! |
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我々は人間よりも不幸である。人間は河童ほど進化していない。 |
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今も見えておりますのは、三十年来眼の底に染みついた、あの懐かしいお顔ばかりでございます。 |
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一度でもこのくらい憎むべき言葉が、人間の口を出たことがあろうか。 |
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今でも別におまえのことを怒ってはいないんだ。 |
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人がその不幸をどうにかして切り抜けることができると、今度はこっちで何となく物足りないような気がする。 |
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私は生きることが苦しくなると、故郷というものを考える。 |
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雪のような肌が燃え爛れるのを見のがすな。黒髪が火の粉になって舞い上がるさまも、よう見ておけ。 |
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雨はざっこざっこ雨三郎、風はどっこどっこ又三郎。 |
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ああ、ああ。鳥でさえ帰ってくるのに、君は、君は。 |
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要するに、貧乏な友達なんか要らないというわけなんだ。 |
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国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。 |
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得体の知れない不吉な塊が、私の心を始終圧さえつけていた。 |
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佐野の無礼は許せるが、佐野の無礼をおまえが許すことは許せぬぞ。 |
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生きながら死んだ人間になる覚悟をした者が、なんで孤独が恐いものか。 |
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か弱い小さな労働者、馬に食われる一本の草のような。 |
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死んだ人につかまっていると、自分もこの世にいないような気がしてくる。 |
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私、なんだか急に生きたくなったのね。あなたのお陰で。 |
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わしらは、国家のない国に生まれたかったのう。 |
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ぶん殴られたまま死にたくない。石の下の種は、石を持ち上げてでも伸びていかなくてはいけないのです。 |
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骨も、肉も、魂も、粉々になりました。私の恋人の一切は、セメントになってしまいました。 |
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人間は、どげン味のするもんじゃろか? |
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ママは私のことが心配なの。だから、早く自分とそっくりの人間にしてしまいたいの。 |
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「明智先生、ばんざーい」 「小林団長、ばんざーい」 |
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美しくさえなるのなら、辛抱してみせましょうよ。 |
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一人より夫婦のほうがええ、いうことでっしゃろ。 |
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おお、これだ! 今こそ、俺はあの聖像をつくろう! |
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母の考えているようなえらい人になりたかった。 |
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人間は誰でも猛獣使いであり、その猛獣に当たるのが各人の性情だという。 |
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そうだ。人間は決して、二人の母を持つ理由はない。 |
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年々に わが悲しみは 深くして いよよ華やぐ いのちなりけり。 |
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書籍紹介 |
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文・豪・紹・介 |