書誌種別 |
図書 |
タイトル |
お仕事マンガの経営学 |
並列タイトル |
New Directions of Management Studies from Japanese Work Manga |
タイトルヨミ |
オシゴト マンガ ノ ケイエイガク |
人名 |
鈴木 竜太/編著
北居 明/編著
松本 雄一/編著
上野山 達哉/編著
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人名ヨミ |
スズキ リュウタ キタイ アキラ マツモト ユウイチ ウエノヤマ タツヤ |
出版者・発行者 |
有斐閣
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出版者・発行者等ヨミ |
ユウヒカク |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2025.6 |
ページ数または枚数・巻数 |
9,306p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3400 |
ISBN |
978-4-641-16631-8 |
ISBN |
4-641-16631-8 |
注記 |
文献:p271〜283 |
分類記号 |
335.1
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件名 |
経営学
/
漫画
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内容紹介 |
「課長島耕作」「いいひと。」など、サラリーマンや職業世界を描いたマンガ作品を、現実を反映した「データ」として経営学的に分析。日本の労働者の働き方や、アカデミズムが置いている暗黙の前提などを明らかにする。 |
著者紹介 |
神戸大学大学院経営学研究科教授。著書に「組織と個人」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812855934 |
目次 |
第1章 マンガ研究におけるアプローチ類型化の試み |
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1 はじめに/2 マンガの定義/3 マンガ研究の4類型/4 テキスト中心にマンガで研究する3つのアプローチ/5 おわりに-アプローチの融合/Column 1 マンガをデータにした研究 |
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第1部 お仕事マンガの世界 |
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第2章 お仕事マンガと社会の関連性 |
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1 はじめに/2 ドキュメントとしてのお仕事マンガ/3 マンガは社会をなぜ反映するのか/4 マンガは社会をどのようにして反映するのか-マンガ原作からのアプローチ/5 マンガは社会をどのようにして反映するのか-マンガと社会の関連性/6 お仕事マンガは社会をどのようにして反映しているのか/7 おわりに/Column 2 お仕事マンガはどのように読まれているのか |
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第3章 マンガ業界の現在 |
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1 はじめに/2 マンガのビジネスシステムと市場の変化/3 編集者・マンガ家への聞き取り/4 編集者の役割/5 おわりに-お仕事マンガ研究への示唆/Column 3 パラソーシャル関係とお仕事マンガ |
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第2部 お仕事マンガに見る日本人の働き方 |
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第4章 サラリーマンの成功とワークライフ |
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1 はじめに/2 サラリーマンの誕生と北沢楽天/3 サラリーマン・マンガのデータと分析/4 時代に伴った変遷/5 おわりに |
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第5章 日本の労働者のエートス |
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1 はじめに/2 日本の労働者のエートス/3 分析対象とするお仕事マンガ/4 マンガに見る労働エートス/5 おわりに |
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第6章 バブル期若手社員の姿 |
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1 はじめに/2 若手社員の示範的情報源としてのマンガ/3 『なぜか笑介』の内容分析/4 主要なテーマおよびシーンの出現頻度の推移と相互関係/5 『なぜか笑介』の構成要素と構造/6 おわりに-バブル期若手社員への教訓/Column 4 お仕事マンガのどのようなコンテンツがウケるのか-『なぜか笑介』の誌内掲載順と内容との関連 |
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第7章 「社畜」の誕生 |
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1 はじめに/2 「社畜」概念の生成と変遷/3 お仕事マンガにおける社畜/4 社畜マンガと社畜概念/5 おわりに-野性から社畜へ,生き方から手段・振る舞いへ |
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第3部 マンガに問い返される経営学 |
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第8章 お仕事マンガに描かれた実践共同体 |
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1 はじめに/2 実践共同体の理論/3 なぜお仕事マンガを用いるのか/4 『夏子の酒』/5 『あんどーなつ』/6 おわりに-実践共同体への参加 |
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第9章 コメディが転倒する仕事の前提 |
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1 はじめに/2 無能のサラリーマン・マンガ/3 笑いにおける緊張と緩和/4 無能のおかしみ/5 おわりに |
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第10章 働きがいのジレンマとアイロニー |
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1 はじめに/2 「働きがい」を求める日本企業/3 働きがいとは何か/4 『働きマン』に見る,働きがいのジレンマとアイロニー/5 おわりに |
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第11章 「中小零細」イメージを乗り越える |
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1 はじめに/2 中小零細企業に対するドミナント・イメージ/3 『ナッちゃん』が描く仕事と町工場/4 ブリコラージュとは/5 おわりに |
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第4部 マンガで経営学を学ぶ |
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第12章 お仕事マンガのビジネスケースへの応用可能性 |
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1 はじめに/2 ケース・メソッドによる学習とビジネスケースとしてのお仕事マンガ/3 お仕事マンガを用いたケース・スタディの具体的手順/4 おわりに/Column 5 島耕作は,いつどこで誰と何を食べているか |
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第13章 マンガの共創知を目指して |
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1 はじめに/2 大学のグローバリゼーションとポップカルチャー研究/3 共創を目指して-SUMS-Kobe International Research Workshop/4 大学におけるマンガ研究と教育のポテンシャル/5 おわりに |