| 書誌種別 |
図書 |
| タイトル |
貧困行政とヘイトスピーチ |
| タイトルヨミ |
ヒンコン ギョウセイ ト ヘイト スピーチ |
| 人名 |
山口 道昭/著
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| 人名ヨミ |
ヤマグチ ミチアキ |
| 出版者・発行者 |
公職研
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| 出版者・発行者等ヨミ |
コウショクケン |
| 出版地・発行地 |
東京 |
| 出版・発行年月 |
2025.6 |
| ページ数または枚数・巻数 |
14,349p |
| 大きさ |
22cm |
| 価格 |
¥6000 |
| ISBN |
978-4-87526-462-0 |
| ISBN |
4-87526-462-0 |
| 分類記号 |
318.04
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| 件名 |
地方行政
/
生活保護
/
表現の自由
/
ヘイトクライム
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| 内容紹介 |
地方自治と自治体の政策法務について研究を重ねてきた著者が、現代日本において切迫した課題となっている、貧困行政とヘイトスピーチ対策を取り上げ、その現状と論点を分析。今後に向けた検討課題を世に問う。 |
| 言語区分 |
JPN |
| タイトルコード |
1009812854323 |
| 目次 |
第1編 貧困行政 |
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第1章 貧困行政の動向 |
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はじめに/1 「貧困」に関する法律/2 「貧困」に関する条例/3 「自立支援」に関する法律/4 「経済的自立支援」に関する条例/5 「貧困」行政の現場 |
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第2章 「現場」から考える生活保護と政策法務 |
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1 生活保護の現状/2 自治体における生活保護行政/3 政策法務からの提言 |
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第3章 自治体の格差と個性に関する一考察 |
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はじめに/1 生活保護の現状/2 介護保険の現状/3 その他の事業の現状/4 財政力と特別会計繰入額との関係/5 乖離は、格差か個性か/6 おわりに-今後の検討課題/<コラム1>「生活保護」への最接近 |
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第4章 生活困窮者自立支援法への対応 |
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1 2つの「総合性」/2 国の役割/3 自治体の役割/4 関係機関の役割/5 情報共有への課題/6 地域福祉計画と生活困窮者自立支援施策とのかかわり/7 地域資源や地域ニーズのアセスメント/8 地域特性に応じた仕組みづくり |
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第5章 生活保護の制度運用 |
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1 本章の枠組み/2 生活保護行政における行政裁量の構造/3 法的裁量と事実上の裁量の相克-ケースワークの位置付け |
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第6章 「多様性行政」における政治志向と行政志向 |
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はじめに/1 政治志向と行政志向/2 生活保護における就学関係費の取り扱い/3 制度改正の動向/4 「見える化」と政治・行政 |
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第7章 自治体における予防法務と情報公開 |
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はじめに/1 本章の枠組み/2 分析枠組み-コンプライアンスの構造分析/3 具体例/4 まとめと展開/おわりに |
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第8章 大学修学支援制度と生活保護 |
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はじめに/1 法環境の動向/2 生活保護における義務教育終了後の「就学」の位置付け/3 大学修学支援制度の意義と限界/4 期待される大学の役割と定位/おわりに |
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第9章 大学における修学の保障と奨学金 |
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はじめに/1 中退率の動向/2 大学学部生に対する奨学金政策/3 経済的理由によって大学進学を諦めさせず、または中退を防止するための措置/4 大学進学に対する社会的位置付け/おわりに |
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第10章 地方自治の可能性 |
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はじめに/1 生活保護と実施要領/2 生活保護の社会福祉性/3 生活保護の問題例/4 川崎市のめざすべき方向/5 職員参加の必要性/おわりに |
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第2編 ヘイトスピーチ |
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<コラム2>憲法への接近 |
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第11章 いま向かい合う憲法 |
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はじめに-戦前の地方公務員と戦後の地方公務員/1 地方公務員から自治体職員へ/2 自治体実務と憲法/3 いま、自治体職員として憲法にどう向かい合うべきか |
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第12章 ヘイトスピーチ規制条例の制定に向けて |
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はじめに/1 本章の検討対象/2 参考となる国法・条例の整理/3 団体規制に関する法/4 表現内容規制と表現態様規制/5 事前規制と事後規制/6 構成要件/7 規制方法/8 規制違反に対する措置/9 被害者の救済/おわりに |
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第13章 政策法務における日本国憲法 |
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はじめに/1 発端-ヘイトスピーチ規制に罰則は可能か/2 憲法変動論/3 憲法附属法/4 憲法変遷論と「地方自治の本旨」/5 地方自治・分権と憲法改正論/おわりに |
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第14章 ヘイトスピーチの規制はどこまで可能か |
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はじめに-ヘイトスピーチ規制をめぐって/1 これまでの検討状況/2 罰則付きヘイトスピーチ規制条例に対する評価/3 川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例/4 憲法規範の具現化に向けて |