書誌種別 |
図書 |
タイトル |
芥川也寸志とその時代 |
サブタイトル |
戦後日本映画産業と音楽家たち |
タイトルヨミ |
アクタガワ ヤスシ ト ソノ ジダイ |
サブタイトルヨミ |
センゴ ニホン エイガ サンギョウ ト オンガクカタチ |
人名 |
藤原 征生/著
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人名ヨミ |
フジワラ マサオ |
出版者・発行者 |
国書刊行会
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出版者・発行者等ヨミ |
コクショ カンコウカイ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2025.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
221p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-336-07733-2 |
ISBN |
4-336-07733-2 |
注記 |
文献:p194〜199 芥川也寸志映画音楽フィルモグラフィ・主要ラジオ作品・主要テレビ作品・略年譜:p200〜213 |
分類記号 |
762.1
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件名 |
映画-日本
/
映画音楽
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件名 |
芥川 也寸志
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件名 |
アクタガワ ヤスシ
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内容紹介 |
日本の芸術文化の第一線で活躍し、数多の映画音楽も手がけた稀代の音楽家、芥川也寸志。團伊玖磨・黛敏郎と結成した「3人の会」での活動をはじめ、彼が日本映画産業に残した偉大なる足跡を辿る。 |
著者紹介 |
大阪府生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科共生人間学専攻博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。独立行政法人国立美術館国立映画アーカイブ特定研究員。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812835963 |
目次 |
序言 |
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昭和、そして戦後日本の作曲家・芥川也寸志/芥川の映像音楽を通じた戦後映画/音楽史の再検討 |
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第一章 芥川也寸志の音楽作品における映像音楽の量的・質的重要性 |
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第一節 芥川音楽作品の特徴/第二節 芥川映像音楽の特徴/第三節 映像音楽作曲家としての芥川也寸志-その経歴/第四節 芥川也寸志の創作期区分/第五節 芥川也寸志に関する先行研究-その批判的考察/第六節 「日本の映画音楽」を研究する意義/第七節 本書の研究手法ならびに構成 |
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第二章 「3人の会」超スタジオ・システム的存在としての作曲家グループ |
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第一節 日本映画産業史についての先行研究の整理とその問題点/第二節 スタジオ・システム下の日本映画産業と音楽家たちの関わり/第三節 作曲家・芥川也寸志と「3人の会」/第四節 「3人の会」と映画-実利的結びつきによる作曲家グループ/第五節 映画界の斜陽化と「3人の会」の活動停滞化、そしてテレビへの進出 |
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第三章 芥川映像音楽作品論(Ⅰ)モティーフの流用 |
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第一節 芥川映像音楽におけるモティーフの流用/第二節 モティーフの流用に関するケーススタディ |
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第四章 芥川映像音楽作品論(Ⅱ)テーマ音楽の強調 |
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第一節 芥川の映画音楽観の変遷/第二節 『猫と庄造と二人のをんな』-映像に同期し、物語をコントロールする音楽/第三節 『花のれん』-既存の映画音楽からの流用、物語世界を象徴する音の顕現/第四節 『地獄変』-映画音楽語法の洗練(テーマ音楽の強調)/第五節 「テーマ音楽の強調」の先行形態としての「モティーフの流用」 |
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第五章 芥川映像音楽作品論(Ⅲ)特徴的な楽器の使用 |
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第一節 トーキー初期の映画音楽におけるチェンバロの響き/第二節 日本におけるチェンバロ音楽の受容、芥川にとってのチェンバロ/第三節 芥川也寸志の映像音楽におけるチェンバロの響き |
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第六章 芥川映像音楽作品論(Ⅳ)「3人の会」との繫がりから |
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第一節 『地獄門』の映画/音楽史的重要性-作品評価の更新を目指して/第二節 『地獄門』の音楽-その特徴/第三節 『地獄門』と《交響曲第一番》-その共通性/第四節 映画史と音楽史の交差点としての『地獄門』 |
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結語 |
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「超スタジオ・システム的存在」としての作曲家、その代表としての「3人の会」/芥川也寸志の映像音楽におけるモティーフの流用-超スタジオ・システム的実践として |