書誌種別 |
図書 |
タイトル |
あたらしい第二言語習得論 |
サブタイトル |
英語指導の思い込みを変える |
並列タイトル |
Instructed SLA ISLA A New Approach |
タイトルヨミ |
アタラシイ ダイニ ゲンゴ シュウトクロン |
サブタイトルヨミ |
エイゴ シドウ ノ オモイコミ オ カエル |
人名 |
鈴木 祐一/著
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人名ヨミ |
スズキ ユウイチ |
出版者・発行者 |
研究社
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出版者・発行者等ヨミ |
ケンキュウシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2024.10 |
ページ数または枚数・巻数 |
13,241p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥2200 |
ISBN |
978-4-327-41111-4 |
ISBN |
4-327-41111-4 |
注記 |
文献:p221〜237 |
分類記号 |
830.7
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件名 |
英語教育
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内容紹介 |
今までの指導を振り返り、授業改善を後押しする「ISLA(指導場面における第二言語習得)」研究の入門書。ISLA研究の基礎知識から最新の研究成果までを丁寧に解説。日本の英語教育の現場に直結する研究も取り上げる。 |
著者紹介 |
メリーランド大学カレッジパーク校でPh.D.(第二言語習得)取得。早稲田大学国際学術院・国際教養学部准教授。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812798497 |
目次 |
序章 英語を教えるときの思い込みを探る:「13の問い」で振り返る |
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本書を読み始める皆さんへ |
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第1部 言語知識とスキルの指導法 |
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第1章 文法指導:学びのプロセスからどう教えるかを考える |
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1.文法を身につけるとはどういうことか?/2.文法を教えたはずなのに使えないのはなぜか?/3.明示的指導に効果はあるか?/4.文法指導はいつ行うべきか?/5.文法指導は第二言語習得プロセスにどう働きかけるか |
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第2章 語彙指導:優先順位を決めバランスを取る |
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1.語彙を身につけるとはどういうことか?/2.用法基盤モデルから見た定型表現の重要性/3.語彙学習のバランスと組み合わせ方/4.語彙指導の優先順位とは?/5.意図的学習の効果を高める方法/6.偶発的学習の効果を高める方法 |
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第3章 発音・語用論指導:国際共通語としての英語を身につける |
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1.国際共通語としての英語の視点から、発音・語用論指導を考える/2.これから求められる発音指導の考え方とは?/3.発音指導の優先順位とは?/4.形式重視の発音指導と意味重視の発音指導を組み合わせる/5.語用論指導は後回しで構わないか?/6.語用論指導を効果的に行うためのポイント |
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第2部 学習者中心のアプローチにおける教師の役割 |
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第4章 インタラクションと協同学習:認知・社会文化的視点から考える |
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1.インタラクションが第二言語習得の鍵を握る理由とは?/2.他者と関わることの重要性:社会文化的アプローチ/3.なぜペア活動・グループ活動が重要なのか?/4.協力的な学習環境を作るために教師ができること/5.教室でインタラクションを通じた言語習得を促進する方法 |
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第5章 訂正フィードバック:学習者を起点に支援しよう |
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1.訂正フィードバックの役割とは?:教師主導から学習者中心へ/2.口頭訂正フィードバック:インプット供給型とアウトプット誘引型/3.口頭訂正フィードバックの効果を高めるためにできること/4.ライティング指導におけるフィードバックの3つの利点/5.筆記訂正フィードバックに効果はあるのか?/6.筆記訂正フィードバックの効果を高めるためにできること/7.訂正フィードバックを「絞り込んだ」先にあるライティング指導とは? |
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第6章 認知・非認知能力の個人差:テクノロジーで学びを個別最適化しよう |
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1.言語適性:外国語学習における才能とは?/2.言語適性の考えをどう指導に活かすか?/3.非認知能力は外国語学習にどれくらい重要か?/4.テクノロジーを活用した英語指導における教師の役割/5.AIを活用したテクノロジーをどう活用するか? |
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第7章 学習者心理の個人差:動機づけと感情の多様性を理解しよう |
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1.動機づけ:英語学習のやる気の正体とは?/2.複雑系理論から読み解く動機づけのダイナミクス/3.教室における感情はなぜ重要か?/4.エンゲージメントはなぜ注目されているか? |
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第3部 SLA研究に基づく指導法とカリキュラム設計 |
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第8章 言語形式重視の指導法:「練習」で学びながら使う |
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1.外国語教授法・指導法の歴史/2.Presentation‐Practice‐Production(PPP)の基本形/3.PPPを支える「練習」の重要性/4.PPPと練習を支えるSLA理論:「明示的学習」と「スキル習得理論」/5.日本の高校におけるPPPの実践例:TANABUモデル/6.PPPの利点と欠点 |
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第9章 意味重視の指導法:「タスク」で使いながら学ぶ |
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1.タスク・ベースの指導とフォーカス・オン・フォーム/2.タスクとは何か/3.TBLTを支えるSLA理論:「気づき」と「偶発的・暗示的学習」/4.ライティングやインプット型タスクの導入/5.教師の役割と授業展開:フォーカス・オン・フォームの実践/6.TBLTの利点と欠点/7.意味重視と形式重視の指導のハイブリッド型のカリキュラム |
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第10章 学習開始年齢と指導法:制約下での最適なカリキュラムを考える |
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1.早期英語教育の効果検証/2.英語圏での開始時期と臨界期仮説/3.高度な運用能力を身につけるために必要な学習時間とは?/4.改革案1:教科と英語を同時に教えるCLIL/5.改革案2:「点滴方式」から「短期集中型」カリキュラムへ |
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終章 SLA研究を通して「13の問い」を振り返る:あなたの英語指導・学習観は揺さぶられたか? |
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本書を読み終えた皆さんへ/SLA研究と英語教育実践をつなぐ13の問いに対する回答/SLA研究への誘い:理論と実践の対話についてもっと考えたい読者へ |