書誌種別 |
図書 |
タイトル |
徳川幕府朝鮮外交史研究序説 |
タイトルヨミ |
トクガワ バクフ チョウセン ガイコウシ ケンキュウ ジョセツ |
人名 |
池内 敏/著
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人名ヨミ |
イケウチ サトシ |
出版者・発行者 |
清文堂出版
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出版者・発行者等ヨミ |
セイブンドウ シュッパン |
出版地・発行地 |
大阪 |
出版・発行年月 |
2024.5 |
ページ数または枚数・巻数 |
14,537p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥9500 |
ISBN |
978-4-7924-1529-7 |
ISBN |
4-7924-1529-7 |
注記 |
文献:p515〜529 |
分類記号 |
210.5
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件名 |
日本-対外関係-朝鮮-歴史
/
日本-歴史-江戸時代
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内容紹介 |
1630年代における日朝外交史上の画期的変化は「鎖国」制成立の一環をなすものとも見なされてきた。柳川一件の経過を子細に分析し、さらに「鎖国」制の再検討を試みる。 |
著者紹介 |
愛媛県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退。博士(文学)。名古屋大学名誉教授。著書に「薩摩藩士朝鮮漂流日記」「竹島問題とは何か」「絶海の碩学」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812769252 |
目次 |
序章 大君の外交 |
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一 大君号の評価/二 以酊庵と以酊庵輪番制/三 四つの口/四 東アジアの連繫網 |
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第Ⅰ部 柳川一件の政治過程 |
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第一章 柳川一件における国書改竄問題 |
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はじめに/一 近藤守重による指摘/二 検証対象としての国書/おわりに |
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第二章 柳川調興の晩年から |
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はじめに/一 国文研の史料について/二 配所での生活/三 調興の墓碑/四 江戸の調興/おわりに |
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第三章 調興・玄方・七右衛門 |
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はじめに/一 柳川一件の経過/二 調興・玄方・七右衛門/三 義成と調興の協調と対立/おわりに |
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第四章 「大文字の約条・小文字の書物」考 |
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はじめに/一 大文字の約条/二 柳川一件の審議状況/三 「約条」のゆくえ/おわりに |
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第五章 「柳川一件」考 |
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はじめに/一 宗・柳川対立の構図/二 幕閣の審理から家光親裁へ/おわりに |
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第六章 「柳川一件」の歴史的位置 |
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はじめに/一 家光親裁について/二 柳川調興の幕臣化志向について/おわりに |
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補論1 寛永十二年の訳官使 |
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はじめに/一 寛永十二年訳官使の実現過程/二 馬上才一行が訳官使であること/おわりに |
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第七章 寛永十三年通信使と柳川一件 |
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はじめに/一 肩入れする者たち/二 寛永十三年通信使の使行録/三 エピソードと歴史像/おわりに |
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第Ⅱ部 近世日本の「鎖国」 |
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第八章 「鎖国」と「鎖国祖法観」 |
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はじめに/一 「鎖国論」/二 「鎖国」と「通信の国」/三 「鎖国」なることばの属性/おわりに |
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補論2 岡本隆司編『交隣と東アジア近世から近代へ』に寄せて |
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一 本書の概要/二 本書の視点と方法/三 「交隣」について |
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補論3 岩崎著書から学んだこと |
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はじめに/一 鎖国祖法観の分析方法について/二 「鎖国」と「鎖国論」/おわりに |
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補論4 解説 岩生成一『鎖国』 |
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第九章 「鎖国」下の密貿易と環日本海の港町 |
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はじめに/一 抜荷法制と抜荷/二 後期抜荷の再検討/三 日本と朝鮮をまたぐ「抜荷」/おわりに |
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第十章 蝦夷地に漂着した朝鮮人李志恒 |
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はじめに/一 李志恒送還と津軽藩/二 江戸から対馬へ/おわりに |
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第十一章 朴徳源考 |
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はじめに/一 朝鮮朴徳源書「奉和日本鴻儒龍公美」/二 小通事朴徳源/三 書契偽造と朴徳源/おわりに |
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補論5 文化易地交渉における外交文書偽造 |
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はじめに/一 易地聘礼を容認する内容の偽造文書/二 倭館朝鮮語通詞吉松右助の告発/おわりに |
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第十二章 近世近代移行期の日韓関係とロシア |
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はじめに/一 ロシアの南下とは何か/二 幕末維新期日本の鬱陵島認識とロシア/三 視点としてのウラジオストク/おわりに |
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終章 徳川外交における朝鮮 |
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はじめに/一 「報国以言」と『鎖国論』/二 江戸幕府と朝鮮貿易/三 日朝関係史と「鎖国」/おわりに |