書誌種別 |
図書 |
タイトル |
絶海の碩学 |
サブタイトル |
近世日朝外交史研究 |
タイトルヨミ |
ゼッカイ ノ セキガク |
サブタイトルヨミ |
キンセイ ニッチョウ ガイコウシ ケンキュウ |
人名 |
池内 敏/著
|
人名ヨミ |
イケウチ サトシ |
出版者・発行者 |
名古屋大学出版会
|
出版者・発行者等ヨミ |
ナゴヤ ダイガク シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
名古屋 |
出版・発行年月 |
2017.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
11,489,9p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥6800 |
ISBN |
978-4-8158-0866-2 |
ISBN |
4-8158-0866-2 |
注記 |
文献:p478〜484 |
分類記号 |
210.5
|
件名 |
日本-歴史-江戸時代
/
日本-対外関係-朝鮮-歴史
|
内容紹介 |
近世日朝関係のルートは朝鮮通信使にとどまらない。その外交を最前線でささえた京都五山僧の役割と実像を、訳官使の往来、釜山倭館との関係、漂流民送還など、広い視野でとらえて日朝外政システムの全体像を解明する。 |
著者紹介 |
1958年愛媛県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退。名古屋大学大学院文学研究科教授。博士(文学)。著書に「竹島問題とは何か」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812099040 |
目次 |
序章 禅僧と「外交」の近世 |
|
はじめに/一 以酊庵輪番制の成立前史/二 東アジアの国際秩序と近世日本/三 本書の問題関心と内容・構成 |
|
第Ⅰ部 朝鮮外交機構と以酊庵 |
|
第1章 以酊庵と輪番制 |
|
はじめに/一 以酊庵輪番制に関わる研究史/二 以酊庵の位置と生活/おわりに |
|
第2章 以酊庵輪番制考 |
|
はじめに/一 日朝間の外交文書管掌/二 幕府の出先機関、監察機関としての以酊庵輪番制/おわりに |
|
第3章 二つの輪番制 |
|
はじめに/一 対馬藩における外交文書点検・作成能力/二 東向寺輪番制/三 以酊庵輪番制と清書役中・東向寺輪番僧/おわりに |
|
第4章 十八世紀の輪番制廃止論議 |
|
はじめに/一 以酊庵輪番制廃止の主張/二 議論の推移/おわりに |
|
第Ⅱ部 訳官使と朝鮮通信使 |
|
第5章 訳官使考 |
|
はじめに/一 訳官使接待の五つの儀礼/二 幕府と訳官使/おわりに |
|
第6章 訳官使の接待空間 |
|
はじめに/一 訳官使接待の空間構成/二 能興行/三 文化易地聘礼における接待空間/おわりに |
|
第7章 朝鮮通信使と以酊庵輪番僧 |
|
はじめに/一 朝鮮通信使の日記に見える以酊庵僧/二 以酊庵僧の特徴的なすがた/おわりに |
|
第8章 朝鮮通信使延聘交渉と梅荘顕常 |
|
はじめに/一 江戸聘礼延期論/二 延聘を求める書翰/三 延聘交渉と以酊庵/おわりに/付論1 朝鮮「信使」と朝鮮「通信使」 |
|
第Ⅲ部 漂流と漂流記 |
|
第9章 東アジア海域の漂流民送還体制 |
|
はじめに/一 近世における朝鮮人漂流民の送還/二 近世から近代に至る漂流民送還制度/三 近世的慣行からの離脱/おわりに |
|
第10章 江戸時代日本に残された漂流記 |
|
はじめに/一 漂流の時代と漂流記/二 近世日本人の朝鮮漂流記/三 異なる漂流史料の比較対照/おわりに |
|
第11章 薩摩船の朝鮮漂流記 |
|
はじめに/一 薩摩武士と朝鮮官僚との交流/二 武士と民衆/おわりに |
|
第Ⅳ部 モノと言葉 |
|
第12章 江戸時代における日本人と朝鮮人の対話 |
|
はじめに/一 癸未使行録に見える訳官のすがた/二 倭学訳官の能力/おわりに |
|
第13章 梅荘顕常と朝鮮 |
|
はじめに/一 明和通信使との交流/二 以酊庵輪番僧として/おわりに |
|
第14章 十八世紀対馬における日朝交流 |
|
はじめに/一 対馬藩側から見た訳官使/二 金弘祖『海行記』から見た訳官使/三 訳官使に見る日朝交流のすがた/おわりに |
|
第15章 日朝間の贈物・誂物 |
|
はじめに/一 朝鮮からの贈物・取寄物/二 朝鮮への贈物・持出品/おわりに/付論2 幕閣の吐露した朝鮮認識と以酊庵僧 |
|
終章 日朝外交史上の江戸時代 |
|
はじめに/一 以酊庵僧の選抜と「大君」号/二 近世的な国際秩序/おわりに |