書誌種別 |
図書 |
タイトル |
給食を通じた教育で子どもたちが学んだこと |
サブタイトル |
旧久美浜町・川上小学校の“給食教育”が残したもの |
タイトルヨミ |
キュウショク オ ツウジタ キョウイク デ コドモタチ ガ マナンダ コト |
サブタイトルヨミ |
キュウクミハマチョウ カワカミ ショウガッコウ ノ キュウショク キョウイク ガ ノコシタ モノ |
人名 |
和井田 結佳子/著
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人名ヨミ |
ワイダ ユカコ |
出版者・発行者 |
農山漁村文化協会
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出版者・発行者等ヨミ |
ノウサン ギョソン ブンカ キョウカイ |
出版地・発行地 |
戸田 |
出版・発行年月 |
2024.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
291p |
大きさ |
20cm |
価格 |
¥1800 |
ISBN |
978-4-540-23165-0 |
ISBN |
4-540-23165-0 |
分類記号 |
374.94
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件名 |
学校給食
/
食育
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内容紹介 |
保護者や地域住民がかかわる「地域にねざした教育」の実践に欠かせないものとは? 1980年代当時、「パン給食を一度も実施したことがない学校」として注目された旧久美浜町・川上小学校の“給食教育”の意義を問い直す。 |
著者紹介 |
埼玉県出身。東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科博士後期課程にて博士(教育学)を取得。管理栄養士。専門分野は食教育、栄養教育、学校給食。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812744857 |
目次 |
序章 学校給食の教育的意義を問い直す |
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1 「食べること」と「学ぶこと」がかさなる学校給食/2 問題の所在/3 本書の構成 |
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第Ⅰ部 教育として位置付く日本の学校給食 |
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第1章 日本における給食の歴史 |
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1 救済期-苦境にある子どもたちのための給食1889〜1953年/2 一般化期-ほとんどの子どもたちが給食を享受1954〜1975年/3 高品質化期-複雑化する子どもの食の危機に対応する1976〜2004年/4 食育期-給食を通じて子どもたちに食育を2005〜2019年/5 2020年以降の学校給食 |
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第2章 日本の給食・食教育に関する用語解説 |
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1 学校給食/2 給食教育/3 食育/4 食教育/5 食に関する指導/6 給食指導/7 学校栄養士(学校栄養職員、栄養教諭) |
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第3章 学校教育における給食の位置付けと変遷 |
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1 教育の目的「人格の完成」/2 学校給食の目標・ねらい |
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第4章 学校給食と「子どもの学び」 |
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第Ⅱ部 川上小学校の“給食教育”で子どもたちは何を学んだのか |
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第5章 本研究の検討方法について |
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1 川上小学校の給食に関する先行研究/2 本研究の目的/3 調査方法/4 分析の視点/5 倫理的配慮 |
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第6章 川上小学校の給食の変遷-地域に根ざした米飯給食として著名な存在 |
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1 川上地域の環境と歩み/2 味噌汁給食期(戦前〜1961年頃)/3 弁当米飯給食期(1961〜1976年)/4 川上給食教育期(1976〜1987年) |
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第7章 インタビューより1-給食婦・さっちゃんを中心とした“給食教育” |
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1 「さっちゃん」と親しまれた安達幸子さん/2 川上小学校のおいしい給食/3 川上給食教育の様相/4 さっちゃんと“良いペア”の福井さん-忘れたら箸作る実践-/5 川上給食の教育方針とは |
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第8章 インタビューより2-川上小学校教頭・渋谷忠男が創造したもの |
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1 渋谷忠男が創造する教職員集団とは/2 誰が読んでもわかる教育目標/3 川上地域生活実態調査運動を通じて地域集団を動かす/4 地域の課題を学校が教育課題として引き受ける/5 「勉強せんと百姓せんなんど」と労働教育/6 学校にいるすべての大人が教育者である |
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第9章 インタビューより3-卒業生の記憶 |
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1 卒業生へのインタビュー調査とそのデザイン/2 インタビュー調査の方法/3 インタビューデータ分析の視点/4 分析手順1 テクスト生成/5 分析手順2 アイディア会議「“給食ストーリー”生成」/6 分析手順3 アイディア会議「全体の結果生成」/7 倫理的配慮/8 卒業生それぞれの給食ストーリー/9 給食について覚えていること/10 給食教育-労働教育に関連した話/11 川上給食教育における子どもたちと大人たちとの関係 |
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第10章 川上小学校の“給食教育”における学び |
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1 楽しい思い出として覚えている/2 子どもに応じて引き出された給食教育における「学び」/3 人と人との関係を育む |
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終章 子どもの学びを大切にする学校給食の未来 |
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1 子どもの学びからみる学校給食の教育的意義とは/2 これからの給食を通じた教育活動に向けて-実践の内容を真似する必要はない |