書誌種別 |
図書 |
タイトル |
一歩先への刑法入門 |
並列タイトル |
Introduction to criminal law:Let's study together! |
タイトルヨミ |
イッポ サキ エノ ケイホウ ニュウモン |
人名 |
照沼 亮介/著
足立 友子/著
小島 秀夫/著
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人名ヨミ |
テルヌマ リョウスケ アダチ トモコ コジマ ヒデオ |
出版者・発行者 |
有斐閣
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出版者・発行者等ヨミ |
ユウヒカク |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2023.12 |
ページ数または枚数・巻数 |
13,349p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3200 |
ISBN |
978-4-641-13952-7 |
ISBN |
4-641-13952-7 |
分類記号 |
326
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件名 |
刑法
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内容紹介 |
刑法学を学ぶ学生に向けた、総論・各論を1冊に集約した入門書。身近な事例や報道と刑法学上の論点をつなぐTopics、理解を確認できるCheck Pointsなども掲載する。 |
著者紹介 |
博士(法学)。上智大学法学部教授。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812727346 |
目次 |
Unit 0 「大学」の「法学部」で「刑法学」を「学ぶ」ことの意義 |
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1 はじめに/2 「大学」で学ぶこと/3 「法学部」で学ぶこと/4 「刑法学」を学ぶこと/5 「学ぶ」ことの意義 |
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Part 1 総論 |
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Unit 1 刑法ってどんな法律? |
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Topics 食い逃げを処罰することはできるか?/1 「刑法」と呼ばれる領域/2 刑法が抱える永遠の課題/3 破ってはならない刑法の基本原則/4 刑罰の目的 |
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Unit 2 刑法の体糸 |
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Topics 「有罪か無罪か」だけ?/1 犯罪論の体系/2 構成要件論/3 違法性の本質をめぐる議論 |
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Unit 3 因果関係 |
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Topics 停止要求・暴行・追突/1 実行行為と因果関係/2 事実的因果関係/3 法的因果関係 |
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Unit 4 不作為犯 |
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Topics 何もせずとも犯罪になる?/1 作為と不作為/2 不真正不作為犯の成立要件/3 不作為による殺人罪・放火罪/4 不作為の因果関係 |
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Unit 5 故意 |
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Topics 「わざとやった」と「評価」される/1 故意犯処罰の意義/2 故意における「認識」の程度/3 故意の種類/4 故意の本質/5 故意の体系的地位/6 故意の認定 |
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Unit 6 錯誤 |
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Topics そんなはずではなかったのに…/1 錯誤の種類/2 具体的事実の錯誤/3 抽象的事実の錯誤 |
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Unit 7 過失 |
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Topics 「ヒヤリ・ハット」と過失犯/1 注意義務違反としての過失犯/2 旧過失論と新過失論/3 予見可能性をめぐる問題/4 注意義務内容の明確化に向けて |
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Unit 8 被害者の承諾 |
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Topics 同意さえあれば何してもいいの?/1 超法規的違法性阻却事由/2 被害者の承諾とは/3 同意傷害/4 錯誤に基づく被害者の承諾/5 承諾の認識 |
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Unit 9 正当防衛と緊急避難 |
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TTopics 人を殺しても犯罪にならない場合がある?!/1 正当防衛の意義/2 正当防衛の成立要件/3 緊急避難とは何か |
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Unit 10 過剰防衛と誤想防衛 |
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Topics やり過ぎ,勘違いの行く末/1 過剰防衛/2 誤想防衛/3 誤想過剰防衛 |
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Unit 11 責任論の諸問題 |
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Topics 「責任」を問うとはいかなることか/1 責任とは(総説)/2 責任能力とは/3 その他の責任要素/4 原因において自由な行為 |
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Unit 12 未遂 |
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Topics 結果が起きなかったら?/1 未遂犯/2 不能犯/3 中止犯 |
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Unit 13 正犯と共犯 |
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Topics 犯罪の主役と脇役/1 「正犯」・「共犯」とは?/2 共犯の処罰根拠/3 共犯の従属性/4 正犯と共犯を区別する基準/5 間接正犯 |
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Unit 14 共同正犯 |
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Topics 犯罪の黒幕/1 刑法60条の意義/2 共同正犯の成立要件/3 承継的共犯 |
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Unit 15 共犯関係の解消・共犯と錯誤・共謀の射程 |
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Topics 「あれやっといてね」で「これ」が実現/1 共犯関係の解消(共犯関係からの離脱)/2 共犯関係の「射程」と共犯における「錯誤」/3 「共謀の射程」に関する事案/4 裏面から見た(共謀)共同正犯の成立要件 |
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Unit 16 罪数と量刑 |
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Topics 口は災いの元?/1 罪数・量刑判断のプロセス/2 「一罪」が認められる範囲-本来的一罪/3 犯罪競合-数罪の処理/4 量刑判断の問題点 |
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Part 2 各論 |
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Unit 17 暴行・傷害・傷害致死 |
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Topics 無言電話と傷害罪/1 個人的法益に対する罪・総説/2 暴行罪/3 傷害罪/4 傷害致死罪/5 同時傷害の特例 |
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Unit 18 住居等侵入罪 |
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Topics 住居侵入罪とプライバシー保護/1 客体/2 保護法益論/3 「侵入」の意義 |
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Unit 19 名誉毀損罪 |
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Topics 盗撮ビデオの販売と名誉毀損/1 名誉の意義/2 公然性の要件/3 230条の2の趣旨と要件/4 真実性の誤信が存在した場合 |
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Unit 20 財産犯の保護法益 |
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Topics 自分の物でも取り返せないの?/1 財産犯総説/2 財産犯(窃盗罪)の保護法益/3 権利行使と財産犯の成否/4 不法原因給付と財産犯の成否 |
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Unit 21 不法領得の意思 |
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Topics これ今盗ってきたので自首します!/1 不法領得の意思とは/2 権利者排除意思/3 利用・処分意思/4 物の毀棄・隠匿により得る効用? |
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Unit 22 1項強盗・2項強盗・事後強盗 |
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Topics 居直り強盗と事後強盗/1 強盗罪総論/2 強盗罪の成立要件/3 2項強盗をめぐる利益移転の問題/4 財物詐取・窃取後の暴行・脅迫 |
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Unit 23 詐欺罪 |
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Topics 噓を吐いたら詐欺罪?噓を言わずとも詐欺罪?/1 詐欺罪の構造/2 欺罔行為と錯誤/3 交付行為/4 いわゆる「財産的損害」をめぐる議論/5 詐欺罪の守備範囲 |
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Unit 24 横領と背任 |
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Topics 信じる者はすくわれた,足元を/1 横領罪の成立要件/2 背任罪の成立要件/3 横領と背任 |
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Unit 25 放火罪 |
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Topics 火事は社会の大損害/1 社会的法益に対する罪/放火罪総説/2 現住建造物の意義/3 放火罪の実行行為と既遂時期/4 公共の危険の意義 |
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Unit 26 文書偽造罪 |
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Topics 代返,代筆,替え玉受験,カンニング/1 文書の意義/2 保護法益と「偽造」の意義/3 有形偽造の成否が特に問題となる場合 |
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Unit 27 賄賂罪 |
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Topics 「官と民」,「公と私」?/1 国家的法益に対する罪/賄賂罪総説/2 賄賂罪の保護法益/3 職務行為の意義と限界/4 職務密接関連行為 |
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Unit 28「論述式試験」の意義 |
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1 何をどう「論じる」の?/2 「論じること」の内容/3 例題と解答例/4 最後に |