書誌種別 |
図書 |
タイトル |
戦国期守護権力の研究 |
タイトルヨミ |
センゴクキ シュゴ ケンリョク ノ ケンキュウ |
人名 |
川岡 勉/著
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人名ヨミ |
カワオカ ツトム |
出版者・発行者 |
思文閣出版
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出版者・発行者等ヨミ |
シブンカク シュッパン |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2023.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
7,415,15p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥9000 |
ISBN |
978-4-7842-2056-4 |
ISBN |
4-7842-2056-4 |
分類記号 |
210.47
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件名 |
日本-歴史-室町時代
/
守護・地頭
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内容紹介 |
これまでの戦国時代像は、「戦国大名」という概念を疑うことなく構築されてきた。戦国期の守護を軸にすえて多様な権力秩序の展開の様相をさぐり、戦国期守護論を提示して当該期の権力論の再構築を目指す。 |
著者紹介 |
島根県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、博士(文学)。愛媛大学名誉教授。著書に「室町幕府と守護権力」「中世の地域権力と西国社会」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812664171 |
目次 |
序章 戦国期守護とは何か |
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はじめに/一 戦国時代像の再検討/二 戦国期守護論の提起 |
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第Ⅰ部 中世後期の守護支配と武家領主 |
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第1章 出雲における守護支配と武家領主 |
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はじめに/一 赤穴郡連置文からみる国人と守護被官人/二 戦国期における権力秩序の変動と赤穴氏/三 尼子氏の国成敗権掌握と赤穴氏/おわりに |
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補論1 武家領主の権力編成と役負担 |
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はじめに/一 沙弥賢栄の譲状と置文/二 中世後期武家領主の権力編成と役負担/おわりに |
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第2章 石見における守護支配の展開と益田氏 |
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はじめに/一 室町幕府-守護支配の柔構造/二 石見国成敗権と守護職の乖離/三 大内氏の石見支配と国衆/おわりに |
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第3章 大内氏の石見支配と吉見氏 |
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はじめに/一 守護制度の展開と石見吉見氏/二 室町幕府-守護体制下の石見吉見氏/三 戦国期大内氏の国人(国衆)統制と吉見氏/四 大内氏奉行人としての吉見氏/五 陶氏のクーデターと吉見正頼/おわりに |
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第4章 戦国期備後における守護支配と国衆 |
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はじめに/一 但馬山名氏と備後国衆/二 備後と芸石両国における守護支配の展開/三 戦前期備後における権力秩序の展開/おわりに |
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第Ⅱ部 戦国期守護の分国経営と権力構造 |
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第5章 大内氏の分国支配と室町幕府-守護体制 |
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はじめに/一 室町幕府の西国支配と大内氏/二 幕府-守護体制の変質と西国守護/三 戦国期西国の地域権力と京都/おわりに |
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第6章 細川氏・大内氏と寛正伊予の乱 |
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はじめに/一 寛正伊予の乱の関連史料/二 伊予国守護職をめぐる確執/三 河野通春討伐軍の伊予進攻/四 寛正伊予の乱の終結/おわりに |
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第7章 天文伊予の乱と河野氏権力 |
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はじめに/一 大内勢の伊予進攻/二 河野氏権力の分裂・抗争と乱の収束/三 来島通康の台頭と河野氏権力/おわりに |
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第8章 戦国期伊予の国成敗権と領主権 |
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はじめに/一 河野氏と上蔵院の師檀関係の成立/二 河野弾正少弼通直による宿坊証文/三 伊予国内領主の師檀関係と高野登山/四 河野氏の滅亡と上蔵院/おわりに |
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第9章 戦国期但馬の守護と領主 |
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はじめに/一 伊勢貞仍の西国歴訪/二 但馬の政情不安と垣屋氏/三 足利義尹の上洛と但馬山名氏/おわりに |
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第Ⅲ部 権力秩序の流動化と戦国期守護 |
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第10章 京極氏から尼子氏への出雲国成敗権の継承 |
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はじめに/一 京極氏の出雲支配/二 室町幕府-守護体制の変質と京極持清/三 応仁・文明の乱の勃発と出雲国内の戦乱/四 出雲国内の権力秩序の再編/五 尼子氏による国成敗権の掌握/おわりに |
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第11章 戦国期の権力秩序と出雲尼子氏 |
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はじめに/一 戦国期の山陰・山陽における対立の構図/二 中央政界の変動と中国地方の戦乱/三 尼子氏の守護職獲得/おわりに |
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第12章 毛利氏の覇権確立と家格上昇 |
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はじめに/一 戦国大名化のプロセスをめぐる先行研究/二 有力国人から公儀権力への転化過程/三 毛利氏による分国支配/おわりに |
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補論2 戦国期の地域社会論と権力移行論 |
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一 領主制理論/二 地域社会論/三 惣国一揆の位置づけ/四 中近世権力移行論/五 室町幕府-守護体制と戦国期の権力秩序 |
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終章 本書の成果と課題 |