書誌種別 |
図書 |
タイトル |
アーティスティックスポーツ研究序説 |
サブタイトル |
フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論 |
タイトルヨミ |
アーティスティック スポーツ ケンキュウ ジョセツ |
サブタイトルヨミ |
フィギュア スケート オ キジク ト シタ ソウゾウ ト キョウジュ ノ ブンカロン |
人名 |
町田 樹/著
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人名ヨミ |
マチダ タツキ |
出版者・発行者 |
白水社
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出版者・発行者等ヨミ |
ハクスイシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2020.6 |
ページ数または枚数・巻数 |
413p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-560-09765-6 |
ISBN |
4-560-09765-6 |
注記 |
文献:p382〜405 |
分類記号 |
784.65
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件名 |
フィギュアスケート
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内容紹介 |
フィギュアスケートや新体操などに象徴される「アーティスティックスポーツ」という身体運動文化を、経営・経済学、法学、社会学、芸術学などを横断して探究する。 |
著者紹介 |
1990年神奈川県生まれ。元フィギュアスケート競技者。慶應義塾大学、法政大学非常勤講師を務める。博士(スポーツ科学/早稲田大学)。専門はスポーツ&アーツマネジメント、身体芸術論等。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812408890 |
目次 |
序章 アーティスティックスポーツ研究序説 |
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1 本書における研究対象/2 本書の目的と構成 |
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第Ⅰ部 アーティスティックスポーツという新ジャンル |
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第1章 「スポーツは芸術か否か」論争にみる新たなスポーツジャンルの萌芽 |
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1 「スポーツは芸術か否か」論争の経緯と全貌/2 論争をめぐる第三者たちの見解 |
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第2章 「アーティスティックスポーツ」の原理 |
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1 スポーツとアートの両義的性質を備える身体運動文化/2 アーティスティックスポーツが求めるスポーツとアートの条件/3 アーティスティックスポーツの条件 |
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第Ⅰ部結語 アーティスティックスポーツの振興のために |
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第Ⅱ部 著作権法によるアーティスティックスポーツの保護の可能性 |
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第1章 アーティスティックスポーツの著作物性 |
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1 スポーツの著作物性をめぐる従来議論の総括/2 アーティスティックスポーツの振付を対象とする著作物性の検討/3 アーティスティックスポーツにおける創作性判断基準新考 |
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第2章 アーティスティックスポーツの実演該当性 |
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1 スポーツの実演該当性をめぐる従来議論の総括/2 アーティスティックスポーツの演技を対象とする実演該当性の検討 |
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第Ⅱ部結語 著作権法による保護対象としてのアーティスティックスポーツ |
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第Ⅲ部 鑑賞されるアーティスティックスポーツ |
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第1章 アーティスティックスポーツの批評 |
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1 採点規則の競技横断的分析/2 アーティスティックスポーツを対象とする批評のあり方 |
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第2章 プログラム再読のすすめ |
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1 《牧神の午後》をめぐる分厚い伝統/2 氷上に紡がれた「牧神」の詩的心情 |
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第Ⅲ部結語 等閑視されてきた芸術性を救済する批評 |
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第Ⅳ部 スポーツ市場とアート市場を媒介するアーティスティックスポーツ |
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第1章 アーティスティックスポーツ市場から文化芸術市場へのジャンル間転送現象の考察 |
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1 アーティスティックスポーツが誘引するジャンル間転送/2 アーティスティックスポーツの市場構造/3 スポーツ市場から文化芸術市場へと転送される観戦・鑑賞者 |
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第2章 観戦から鑑賞という眼差しへ |
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1 フィギュアスケートの観客特性とジャンル間転送の発生要因/2 スポーツの範疇にて生成される「二次創作市場」の可能性 |
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第Ⅳ部結語 アーティスティックスポーツ市場におけるマーケティングの可能性 |
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第Ⅴ部 アーティスティックスポーツの産業領域 |
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第1章 アーティスティックスポーツ産業の構造化 |
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1 スポーツとビジネスの不可分な関係/2 スポーツ産業モデルの再検討/3 既存モデルのクリティーク/4 スポーツ産業の三次元構造モデル |
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第2章 華美柔弱な産業構造 |
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1 三次元構造モデルを用いたフィギュアスケート産業の事例分析/2 スポーツ産業の三次元構造モデルの意義 |
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第3章 スケートリンクのサステナビリティ再考 |
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1 スケート文化の変遷と施設環境/2 スケートリンクのサステナビリティ(存続可能性)を求めて |
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第Ⅴ部結語 アーティスティックスポーツという文化体系としての産業 |
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第Ⅳ部 アーカイブが拓くアーティスティックスポーツの未来 |
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第1章 アーティスティックスポーツとアーカイブ |
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1 アーティスティックスポーツの分野におけるアーカイブの現在/2 アーカイブの意義と役割 |
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第2章 アーティスティックスポーツをめぐるアーカイブの理論と実践 |
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1 何をアーカイブすべきか/2 どのようにアーカイブすべきか/3 誰がアーカイブすべきか |
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第3章 スポーツアーカイブ構築の理念と法的根拠 |
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1 スポーツアーカイブ構築の理念/2 スポーツ統括組織によるCSRとしてのアーカイブ |
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第Ⅵ部結語 アーカイブが築く文化としてのアーティスティックスポーツ |
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終章 アーティスティックスポーツの創造と享受のために |
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1 アーティスティックスポーツの原理原則/2 アーティスティックスポーツが志向する世界 |