書誌種別 |
図書 |
タイトル |
遊びと学びのメディア史 |
サブタイトル |
錦絵・幻燈・活動写真 |
タイトルヨミ |
アソビ ト マナビ ノ メディアシ |
サブタイトルヨミ |
ニシキエ ゲントウ カツドウ シャシン |
人名 |
青山 貴子/著
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人名ヨミ |
アオヤマ タカコ |
出版者・発行者 |
東京大学出版会
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出版者・発行者等ヨミ |
トウキョウ ダイガク シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2019.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
6,308,6p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥6400 |
ISBN |
978-4-13-056227-0 |
ISBN |
4-13-056227-0 |
分類記号 |
372.106
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件名 |
日本-教育
/
視聴覚教育-歴史
/
教材-歴史
/
娯楽-歴史
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内容紹介 |
日本の教育の近代化に、視覚メディアはどのような役割を果たしたのか。「教育」と「娯楽」の関わりを「メディア」という切り口から分析し、近代日本教育政策の形成過程を従来とは異なる研究視角から再検討する。 |
著者紹介 |
東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(生涯学習基盤経営コース)。山梨学院大学現代ビジネス学部准教授。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812289905 |
目次 |
序章 近代日本教育史におけるメディア史的視点 |
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1 問題の背景/2 本書の目的/3 先行研究の動向と課題/4 分析課題と本書の構成 |
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第Ⅰ部 視覚メディアをめぐる「教育」と「娯楽」の生成 |
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第一章 日本の近代化と視覚教育メディアの誕生 |
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1 視覚教育メディアとしての教育用絵図への着目/2 学校教育用絵図-文部省発行学校用掛図/3 学校外教育用絵画-文部省発行教育錦絵 |
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第二章 明治初期教育思想の図像化プロセス |
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1 明治初期幼児教育思想と教育錦絵/2 中村正直の女性教育思想と<西洋器械発明家図> |
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第三章 視覚教育メディアからみる学校と社会 |
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1 道徳教育における絵解き教材利用の変化/2 道徳教育における教育主体-<教訓道徳図>と学校用修身掛図の描写比較/3 道徳教育におけるメディア変遷 |
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第四章 明治期の博覧会を通じた<教育>概念の普及 |
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1 教育錦絵と博覧会・博物館/2 万国博覧会における教材の展示/3 府県博覧会・内国勧業博覧会における教材の出品/4 教育博物館構想と教育メディアの展示/5 <教育>の展示にみるメディア戦略 |
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第Ⅱ部への課題提起 |
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1 メディアにおける「官」と「民」をめぐる課題/2 メディアにおける「身体」をめぐる課題 |
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第Ⅱ部 視覚メディアをめぐる「教育」と「娯楽」の相克 |
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第五章 双六玩具の教育利用と立身出世主義 |
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1 教育メディアとしての双六/2 立身出世を支えたメディア-教育雑誌『穎才新誌』との比較/3 立身出世主義の盛衰と双六遊びというメディエーション |
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第六章 戦前期の娯楽と教育を取り巻く映像メディアの系譜 |
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1 明治前期から後期の映像メディア/2 明治後期から大正期の映像メディア/3 娯楽と教育をめぐる言説-権田保之助と橘高広の娯楽教育観を中心に |
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第七章 戦前期の民衆娯楽論における<教育>観の検討 |
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1 明治末期における通俗教育行政と「娯楽」-通俗教育調査委員会/2 大正初期の通俗教育施策における「娯楽」の扱い-東京府の場合/3 社会教育行政成立期における社会教育行政官の「娯楽」観/4 社会教育調査委員の娯楽論における教育観/5 昭和前期娯楽論における「教育」の位置づけ-権田保之助の娯楽論「転向」/6 娯楽論を通じた教育概念の精緻化 |
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第八章 物語るメディアと<声>による民衆教化 |
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1 物語るメディアとしての<声>/2 弁士の<声>の源流-見世物口上と教育解説/3 弁士の登場/4 <声>の近代化-「主体的」弁士から「没主体的」説明者へ/5 <声>の統制と弁士への教育/6 民衆教化・民衆娯楽における<声>の交錯 |
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終章 近代日本の視覚メディアをめぐる「教育」と「娯楽」の関係構造 |
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1 第Ⅰ部の整理と得られる示唆/2 第Ⅱ部の整理と得られる示唆/3 教育と娯楽の関係史にむけて |