書誌種別 |
図書 |
タイトル |
「院外青年」運動の研究 |
サブタイトル |
日露戦後〜第一次大戦期における若者と政治との関係史 |
タイトルヨミ |
インガイ セイネン ウンドウ ノ ケンキュウ |
サブタイトルヨミ |
ニチロ センゴ ダイイチジ タイセンキ ニ オケル ワカモノ ト セイジ トノ カンケイシ |
人名 |
伊東 久智/著
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人名ヨミ |
イトウ ヒサノリ |
出版者・発行者 |
晃洋書房
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出版者・発行者等ヨミ |
コウヨウ ショボウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2019.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
9,363,7p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥8000 |
ISBN |
978-4-7710-3188-3 |
ISBN |
4-7710-3188-3 |
分類記号 |
312.1
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件名 |
日本-政治・行政-歴史
/
政治運動-歴史
/
青年-歴史
/
大正デモクラシー
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内容紹介 |
日露戦後から第一次大戦期にかけての帝国議会周辺には、<真の>議会政治の実現を求める「院外青年」たちの姿があった。彼らの政治運動の実態を、地域における若者の動向や、前後の時代との関連性も視野に入れつつ解明する。 |
著者紹介 |
1978年富山県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士後期課程単位取得退学。同大学文学学術院講師(任期付)。博士(文学)。専門は日本近代史。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812287409 |
目次 |
序章 「院外青年」運動研究の視座と射程 |
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一 問題の所在と分析枠組み/二 研究史の整理/三 視角と方法/四 史料と構成 |
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第一部 通史的研究 |
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第一章 日露戦後における若者と政治との邂逅 |
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はじめに/一 青年党の系譜-自由民権期から日清戦後まで/二 日露戦後の「青年」論と学生文化/三 丁未倶楽部の結成/四 立憲青年党の結成/小括 |
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第二章 世代経験としての大正政変・シーメンス事件 |
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はじめに/一 丁未倶楽部の改組/二 立憲青年党の「世代政党」化-「民党連合」から「政界横断」へ/三 政友会系統の「院外青年」集団の結成/四 世代連合の試みと挫折/小括 |
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第三章 第二次大隈重信内閣期における「院外青年」運動とその転換 |
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はじめに/一 鈴木正吾と西岡竹次郎/二 第一二回総選挙前後の立憲青年党/三 鉄心会の結成/四 「院外青年」運動の転換/小括 |
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第四章 寺内正毅内閣期における「院外青年」運動の再興 |
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はじめに/一 普選運動前夜の西岡竹次郎/二 立憲青年党の再起-『世界之日本』から『一大帝国』へ/三 政友会系統の「院外青年」集団の動向-立憲青年自由党と鉄心会との比較にみる/小括 |
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第五章 第一次大戦後における「院外青年」運動の収斂と拡散 |
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はじめに/一 普選運動の開始/二 立憲青年党の再転-『一大帝国』から『労働世界』へ/三 「世界の大勢」への対峙/対応-立憲青年自由党と鉄心会/四 収斂から拡散へ/小括 |
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第二部 各論的研究 |
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第六章 「青年」と既成政党 |
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はじめに/一 大日本青年協会の設立まで/二 創刊期における『青年』の諸相/三 第一次大戦期における『青年』の方向性/小括 |
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第七章 「院外青年」と地域係争問題 |
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はじめに/一 産米検査の県営化と新居郡の特殊性/二 産米検査反対運動の波及と変質/三 奨励米増額運動の再燃と帰結/小括 |
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第八章 「院外青年」運動の男性性 |
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はじめに/一 立憲青年党の「婦人問題」認識/二 「婦人記者」・和田(奥)むめお/三 立憲青年党の集団的特性-遠足記事にみる彼/彼女らの日常/小括 |
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補章 「院外青年」の行方 |
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はじめに/一 「第三党」の立場から-鈴木正吾の場合/二 「一大強力新党」への道-西岡竹次郎と肥田琢司の場合/三 「紫雲荘」という試み-橋本徹馬の場合/小括 |
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終章 「院外青年」運動研究の成果と課題 |
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一 総括/二 課題と展望 |