書誌種別 |
図書 |
タイトル |
発達臨床心理学 |
サブタイトル |
脳・心・社会からの子どもの理解と支援 |
タイトルヨミ |
ハッタツ リンショウ シンリガク |
サブタイトルヨミ |
ノウ ココロ シャカイ カラ ノ コドモ ノ リカイ ト シエン |
人名 |
谷口 清/著
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人名ヨミ |
ヤグチ キヨシ |
出版者・発行者 |
遠見書房
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出版者・発行者等ヨミ |
トオミ ショボウ |
出版地・発行地 |
三鷹 |
出版・発行年月 |
2018.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
206p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥2800 |
ISBN |
978-4-86616-047-4 |
ISBN |
4-86616-047-4 |
注記 |
文献:p188〜198 |
分類記号 |
143
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件名 |
発達心理学
/
臨床心理学
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内容紹介 |
アタッチメントの形成不全や虐待、発達障害、いじめ、不登校…。子どもの成長過程で出合うさまざまな困難(不適応)をいかに支援するか。生物・心理・社会の視点から子どもの発達と困難を明らかにし、その支援のあり方を探る。 |
著者紹介 |
東北大学教育学研究科博士後期課程退学。文教大学教授。教育学博士、臨床心理士。専門は生理・神経心理学、発達心理学、発達臨床心理学。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812203295 |
目次 |
第1章 発達臨床心理学の対象 |
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1.2つの事例/2.発達臨床心理学とは/3.いのち(生命)とは何か/4.いのちと心(感覚器の発生と情報・心)/5.発達臨床心理学の方法:発達心理学と臨床心理学/6.子どもの不適応発生のプロセスと類型 |
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第2章 コミュニケーションと対人関係の発達 |
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1.発達とその時期区分/2.自我と人格(生活主体の形成)/3.わかる,わかりあうとコミュニケーション/4.共感とその発達/5.子どもの社会性の発達を支える要因 |
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第3章 発達における遺伝と環境の相互作用-発達のしくみ |
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1.発達的心理生物学的システム論/2.生物学における発達論の展開/3.経験と遺伝子発現(記憶のメカニズム)/4.発達と環境:経験の効果/5.発達的心理生物学的システム論の理論的意義:自然科学的心理学の立場/6.発達的心理生物学的システム論の現代的意義:発達のシステム理解 |
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第4章 アタッチメントの形成と障害 |
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1.アタッチメントとは/2.アタッチメントタイプと内的作業モデル(IWM)/3.アタッチメントの役割/4.世代間の継承/5.虐待とホスピタリズム/6.アタッチメントの形成不全/7.アタッチメントの形成不全と発達障害:環境要因をどう理解するか/8.アタッチメントシステムを担う脳/9.虐待と脳の発達 |
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第5章 発達と障害 |
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1.障害の医学モデルと社会モデル/2.発達障害の定義と概念/3.発達障害の原因/4.知的障害/5.障害の早期発見,早期対応 |
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第6章 限局性学習症と注意欠如・多動症 |
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1.狭義の発達障害について/2.限局性学習症(LD)/3.注意欠如・多動症(ADHD)/4.ADHDの併存症(あるいは二次障害)としての統制不全型行動障害 |
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第7章 自閉症の情報処理 |
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1.はじめに/2.自閉症の特徴/3.自閉症児・者の困難/4.自閉症の背景に想定されるアタッチメント,共感の障害/5.自閉症の原因論(神経メカニズム)について/6.感覚・知覚の成立と脳のトップダウンプロセス/7.自閉症の情動・認知と社会脳仮説/8.支援のポイント |
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第8章 学童期・思春期における心の発達と学校不適応 |
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1.はじめに/2.学校教育と教育相談/3.子どものストレスとその現れ/4.統制過剰型行動障害/5.いじめと子どもの心理/6.不登校と学校不適応の予防 |
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第9章 発達臨床とアセスメント |
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1.はじめに:アセスメントと理解の共有/2.アセスメントの理論的基礎/3.アセスメントの方法と実際/4.アセスメントに求められる配慮と倫理 |
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第10章 社会の変化と発達臨床 |
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1.はじめに:不登校の背景/2.子育てを取り巻く環境の変化/3.数字から読み解く世相の変化:核家族化から個人化へ/4.家族機能の変化と世代の継承/5.地域コミュニティの形骸化/6.子どもの生活世界の変化/7.現代家族と子どもの育ちをめぐる困難/8.子育て支援・家族支援の基本的立場 |