書誌種別 |
図書 |
タイトル |
東アジアで学ぶ文化人類学 |
タイトルヨミ |
ヒガシアジア デ マナブ ブンカ ジンルイガク |
人名 |
上水流 久彦/編
太田 心平/編
尾崎 孝宏/編
川口 幸大/編
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人名ヨミ |
カミズル ヒサヒコ オオタ シンペイ オザキ タカヒロ カワグチ ユキヒロ |
出版者・発行者 |
昭和堂
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出版者・発行者等ヨミ |
ショウワドウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2017.4 |
ページ数または枚数・巻数 |
7,254p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥2200 |
ISBN |
978-4-8122-1612-5 |
ISBN |
4-8122-1612-5 |
分類記号 |
382.2
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件名 |
アジア(東部)
/
文化人類学
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内容紹介 |
中国、韓国、そして日本など、東アジアでフィールドワークを行う研究者たちが、現地で出会った事例をもとに家族、宗教、エスニシティなど文化人類学の主要テーマを解説する。東アジアを深く学びたい人にもおすすめの入門書。 |
著者紹介 |
県立広島大学地域連携センター准教授。専門は社会人類学。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812110535 |
目次 |
序章 文化を学ぶ,東アジアを知る |
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1 「当たり前」を疑う文化人類学/2 認知と行動の基盤としての文化/3 摩擦も生み出す文化/4 実はよく知らない東アジア/5 本書の構成/6 文化人類学的思考へ |
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第1章 フィールドワークとエスノグラフィ |
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1 大人の学問/2 文化人類学とフィールドワーク/3 東アジアのフィールドワークとエスノグラフィ/4 フィールドと文献の間からの発想/5 他者/自己理解から通じ合う世界の地平へ |
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第2章 家族と親族 |
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1 親族関係と親族集団/2 日本と韓国の親族/3 婚姻のかたち/4 家族のかたち/5 現代のひずみ |
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第3章 宗教 |
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1 宗教とは何か/2 東アジアにおける宗教/3 中国の宗教-広東省広州市を事例に/4 生きるための指針として |
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第4章 ジェンダーとセクシュアリティ |
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1 「女か男」?/2 3つの「性」/3 社会で形成されるジェンダー/4 性別役割規範-男はつらいよ・女はつらいよ/5 ジェンダーとセクシュアリティの多様性/6 性を相対化する |
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第5章 社会関係 |
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1 誰が払うのか/2 交換/3 国民というつながり/4 グローバル環境と社会関係/5 社会関係に生きる私たち |
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第6章 植民地主義 |
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1 ギンザドーリの衝撃/2 植民地状況への文化人類学的アプローチ/3 植民地主義と文化の構築/4 帝国研究の視座/5 日本から植民地主義に向き合う |
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第7章 エスニシティ |
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1 自他の線引き/2 エスニシティ,ネイション,「人種」/3 エスニシティの動態と重層性-台湾先住民の場合/4 民族境界の固定化と揺らぎ-中国の少数民族/5 エスニシティの非同質性と日常性-アイヌ民族の場合/6 他者理解の入り口として |
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第8章 移民 |
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1 移民は特別ではない/2 まずは人口統計にアクセス/3 香港人とは誰か?/4 外国からの移民が香港を支えている/5 数字を見て仮説を立てる/6 香港の新界地区/7 新界からイギリスへ/8 イギリスの中華料理店ビジネス/9 個人を見ることも必要/10 香港人ディアスポラ? |
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第9章 トランスナショナリズム |
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1 国境を越えて生活する人々/2 トランスナショナリズムの時代/3 八重山と台湾との往来/4 自らへのまなざし |
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第10章 多文化共生 |
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1 「多文化共生」という理念の登場/2 「多文化共生」がはらむ課題/3 日本における外国人労働市場の成立/4 顔の見えない定住化/5 共生への模索/6 協働関係の確立/7 「多文化共生社会」の実現に向けて |
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第11章 観光 |
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1 観光を学問する/2 観光の見方/3 対馬を訪れる韓国人観光客/4 ホストとゲストを考える/5 他者理解としての観光 |
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第12章 経済 |
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1 文化人類学の取り扱う経済とは?/2 生業の歴史/3 モンゴル高原における家畜と食料/4 食の季節性と非自給的食料の存在/5 放牧の方法と季節移動/6 社会主義化と市場化 |
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第13章 人類学の応用 |
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1 人類学は役に立つか?/2 内モンゴルにおける開発史/3 黄砂と西部大開発/4 生態移民/5 オアシスプロジェクトの教訓 |