書誌種別 |
図書 |
タイトル |
なぜ学校での体罰はなくならないのか |
サブタイトル |
教育倫理学的アプローチで体罰概念を質す |
タイトルヨミ |
ナゼ ガッコウ デノ タイバツ ワ ナクナラナイ ノカ |
サブタイトルヨミ |
キョウイク リンリガクテキ アプローチ デ タイバツ ガイネン オ タダス |
人名 |
竹田 敏彦/編著
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人名ヨミ |
タケダ トシヒコ |
出版者・発行者 |
ミネルヴァ書房
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出版者・発行者等ヨミ |
ミネルヴァ ショボウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2016.12 |
ページ数または枚数・巻数 |
3,184p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3200 |
ISBN |
978-4-623-07699-4 |
ISBN |
4-623-07699-4 |
注記 |
文献:p182〜184 |
分類記号 |
375.2
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件名 |
体罰
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内容紹介 |
学校教育現場の暴力性を教育倫理学的アプローチによって検証。学校教育法第11条但書(体罰の禁止)の意味と意義を明確にし、体罰論をめぐる教育論と法理論の接点を求め、「体罰概念の混乱」の克服をめざす。 |
著者紹介 |
広島大学大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(文学)。安田女子大学教職センター教授。日本道徳性発達実践学会常任理事。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812074087 |
目次 |
序章 なぜ体罰はなくならないのか |
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1 はじめに/2 本書の目的/3 本書の展開方法 |
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第Ⅰ部 体罰の実態の概観 |
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第1章 日本の体罰の実態 |
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1.1 大阪市立桜宮高等学校男子生徒の体罰死事件/1.2 文部科学省による体罰の実態把握/1.3 文部科学省による運動部活動指導のガイドライン/1.4 東京都教育委員会による都内公立学校における体罰の実態把握/<資料1>体罰の実態把握-文部科学省第2次報告<平成25年8月9日>から- |
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第2章 法概念としての体罰 |
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2.1 行政解釈/2.2 学説 |
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第3章 体罰禁止の理念 |
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3.1 日本型/3.2 英米型/3.3 日本型と英米型の比較 |
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第4章 日本の体罰論をめぐる問題点と課題 |
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4.1 体罰概念の混乱/4.2 教育論と法理論の接点を求める必要性とその課題 |
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第Ⅱ部 体罰概念の明確化と混乱の克服 |
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第5章 教育倫理学的アプローチの意義と方法 |
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5.1 教育論と法理論の接点を求める教育倫理学的アプローチの試み/5.2 教育倫理学的アプローチの目的と方法/5.3 教育倫理学的アプローチによって期待されること |
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第6章 「体罰概念の混乱」の克服Ⅰ |
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6.1 教師の立ち位置として捉えられる「教育の倫理的態度」/6.2 教師を追い詰める加担者の立ち位置として捉えられる「教育の倫理的態度」 |
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第7章 「体罰概念の混乱」の克服Ⅱ |
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7.1 教師の立ち位置として捉えられる「教育の倫理的態度」/7.2 教師を追い詰める加担者の立ち位置として捉えられる「教育の倫理的態度」 |
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第8章 「体罰概念の混乱」の克服Ⅲ |
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8.1 教師の立ち位置として捉えられる「教育の倫理的態度」/8.2 教師を追い詰める加担者の立ち位置として捉えられる「教育の倫理的態度」 |
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第9章 教育の倫理的態度の追求と「体罰概念の混乱」の克服 |
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9.1 教育論と教育の倫理的態度/9.2 「体罰概念の混乱」の克服 |
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補説 道徳的考察とミュージカル |
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<資料2>三原市立第二中学校におけるミュージカル創作の記録 |
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第10章 教育倫理学的アプローチによる体罰概念の構築 |
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10.1 教育倫理学的アプローチの必要性と妥当性/10.2 体罰概念の構築 |
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第11章 体罰が容認されない学校に向けて |
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11.1 学校現場の体罰リテラシー/11.2 学校の家庭化/11.3 学校の社会化/11.4 専門的教育空間としての学校の再生 |
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結語 |