書誌種別 |
図書 |
タイトル |
英米世界秩序と東アジアにおける日本 |
サブタイトル |
中国をめぐる協調と相克一九〇六〜一九三六 |
タイトルヨミ |
エイベイ セカイ チツジョ ト ヒガシアジア ニ オケル ニホン |
サブタイトルヨミ |
チュウゴク オ メグル キョウチョウ ト ソウコク センキュウヒャクロク センキュウヒャクサンジュウロク |
人名 |
宮田 昌明/著
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人名ヨミ |
ミヤタ マサアキ |
出版者・発行者 |
錦正社
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出版者・発行者等ヨミ |
キンセイシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2014.9 |
ページ数または枚数・巻数 |
5,797,87p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥9800 |
ISBN |
978-4-7646-0339-4 |
ISBN |
4-7646-0339-4 |
注記 |
文献:巻末p15〜30 |
分類記号 |
319.02
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件名 |
国際政治-歴史
/
中国-対外関係-歴史
/
世界史-20世紀
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内容紹介 |
日露戦争終結後から支那事変勃発直前までの日本外交の特徴とその変化の過程を、事実に即し、イギリスやアメリカの内外政策や価値観と対比しながら相対的に捉え、論じる。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811830778 |
目次 |
序章 自由主義の理念と制約される世界 |
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一 イギリス自由主義と日英同盟/二 イギリス自治領の成立とアジア人排斥問題/三 国際的自由化をめぐる日米関係/四 中国における租界の成立/五 中国における海関と租借地の成立 |
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第一部 対等の地位を目指して |
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第一章 桂園時代の国家的展望 |
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一 藩閥と政友会の相克/二 国家と社会の合理化を目指して/三 桂園時代の黄昏 |
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第二章 同盟外交と通商条約改定交渉 |
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一 イギリス外交一九〇五〜一九一四/二 日露戦後の日本外交/三 通商条約改定交渉 |
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第三章 革新主義時代のアメリカ |
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一 ローズヴェルト政権からタフト政権へ/二 ウィルソン政権の始動 |
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第四章 辛亥革命、大正政変とその後の内外情勢の緊迫化 |
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一 辛亥革命と日本陸軍/二 大正政変をめぐる藩閥と陸軍/三 山本権兵衛内閣期の外交と陸軍/四 第一次世界大戦前の海外移民状況 |
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第五章 第一次世界大戦期の日本の中国外交 |
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一 第一次世界大戦への参戦/二 再考・二十一か条要求/三 反袁世凱政策から西原借款へ |
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第六章 第一次世界大戦期の日米関係 |
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一 理念と権力の相互関係/二 シベリア出兵をめぐって |
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第七章 国際連盟の創設 |
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一 準備構想/二 英米関係と国際連盟構想/三 山東半島問題と人種差別撤廃問題/四 山東半島問題をめぐる日米対立 |
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第二部 国際的自立と内外融和への模索 |
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第八章 ワシントン会議から排日移民法の成立へ |
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一 新自由主義の時代/二 ワシントン条約の成立/三 ヨーロッパ外交、ラテンアメリカ外交、移民法改正 |
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第九章 戦後イギリスの政治理念と外交、帝国戦略 |
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一 帝国の世界的責任/二 新保守主義の内外政策 |
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第十章 日本における政党内閣と内外政策の転換 |
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一 原敬・政友会内閣と加藤高明・憲政会/二 加藤友三郎内閣と元老西園寺公望/三 「憲政の常道」の規範的機能/四 一九二〇年代の財政、経済、社会政策/五 幣原外交の始動 |
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第十一章 北京関税特別会議と北伐への対応 |
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一 イギリスとワシントン関税条約/二 北京関税特別会議の焦点と成果/三 北伐の始動に対して/四 漢口事件と南京事件/五 関税条約の成立 |
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第十二章 陸軍改革運動と張作霖爆殺事件 |
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一 陸軍の近代化をめぐる葛藤/二 張作霖への対応をめぐって/三 再考・張作霖爆殺事件 |
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第十三章 米英日の新政権と世界恐慌下の内外政策 |
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一 フーヴァーの自由主義と内外政策/二 イギリス労働党政権の自由主義と恐慌対策/三 浜口雄幸内閣の経済、社会政策/四 第二次幣原外交の展開 |
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第十四章 治外法権撤廃交渉 |
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一 交渉開始に向けて/二 上海特区法院協定の成立/三 中国における内乱と欧米行政権、司法権の中立性、政治性/四 英中仮合意の成立と交渉の中断 |
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第三部 広域経済圏形成の中で |
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第十五章 満州事変の勃発 |
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一 河本大作復職運動/二 石原莞爾の関東軍赴任/三 要人暗殺と政権奪取計画の周辺/四 満州事変の勃発と十月事件、荒木陸相擁立運動 |
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第十六章 満州事変期の政治、経済再編と対外関係 |
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一 日本における陸軍と政界、経済政策の変化/二 イギリスにおける政治、経済、帝国の再編/三 スティムソン・ドクトリンの周辺/四 満州国承認問題とリットン報告書/五 日本の国際連盟脱退とイギリス外交 |
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第十七章 満州事変後の対中国政策 |
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一 満州事変の終結/二 外務省の中国政策/三 関東軍の中国政策/四 広域統制経済圏構想の政治的帰結 |
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第十八章 帝国領域としての満州国 |
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一 国制と日本による統制/二 内地開放、治外法権撤廃、開拓移民 |
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第十九章 イギリス自由主義とアメリカ自由主義の相克 |
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一 国際金融、経済政策をめぐる相互不信/二 経済圏の形成と安全保障政策/三 海軍軍縮と中国幣制改革をめぐって/四 宥和政策と孤立主義 |
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第二十章 陸軍派閥対立と華北分離工作 |
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一 皇道派の凋落/二 変化への兆候/三 対中国政策の転換/四 華北分離工作の展開/五 華北自治工作と陸軍中央の対応 |
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終章 二十世紀前半の英米世界秩序と日本 |
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一 政治と外交/二 移民、通商政策と経済圏の形成/三 中国をめぐる権益と政策/四 日本陸軍をめぐる政治と中国外交/五 政治指導の格差と理念の相克 |