書誌種別 |
図書 |
タイトル |
宋代中国の統治と文書 |
シリーズ名 |
汲古叢書 |
シリーズ番号 |
114 |
タイトルヨミ |
ソウダイ チュウゴク ノ トウチ ト ブンショ |
シリーズ名ヨミ |
キュウコ ソウショ |
シリーズ番号ヨミ |
114 |
人名 |
小林 隆道/著
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人名ヨミ |
コバヤシ タカミチ |
出版者・発行者 |
汲古書院
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出版者・発行者等ヨミ |
キュウコ ショイン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2013.12 |
ページ数または枚数・巻数 |
8,528,16p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥14000 |
ISBN |
978-4-7629-6013-0 |
ISBN |
4-7629-6013-0 |
分類記号 |
222.053
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件名 |
中国-歴史-宋時代
/
公文書
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内容紹介 |
ヨーロッパと異なり、前代の王朝の領域を受け継ぎ、統一王朝が連続した中国。広大な中国がなぜ分裂せずひとつに統合されてきたのか。制度史を基調として現実における運用面に注目しながら、宋代中国の統治について考察する。 |
著者紹介 |
1978年生まれ。早稲田大学第一文学部東洋史学専修卒業。日本学術振興会特別研究員PD<東洋文庫>(2011年〜)及び早稲田大学非常勤講師。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811750553 |
目次 |
序論 |
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一 中国統治における理念と現実/二 宋代統治と文書/三 宋代統治と路/四 本書の視点と研究方法 |
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Ⅰ部 宋代の統治と文書利用 |
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第一章 官の化体 |
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一 『夷堅志』に見える告身の紛失/二 告身再発給制度と王朝統治/三 祖先告身 |
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第二章 宋代「備准」文書と情報伝達 |
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一 『紹煕州県釈奠儀図』の構成と作成経緯/二 「潭州牒学」分析と文書伝達経路の再構成/三 情報伝達上の諸問題 |
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第三章 宋代文書行政中の「備」について |
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一 「備准」と「備牒」・「備申」/二 南宋における「備准」用例の増加/三 南宋文書行政における「備」の作用 |
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Ⅱ部 宋金石刻「文書」研究 |
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第四章 宋金石刻「文書」研究序説 |
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一 時間的数量分布/二 空間的数量分布/三 質的数量分布(文書種類) |
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第五章 宋代賜額勅牒と刻石 |
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一 南海神廟勅牒三碑/二 原文書復元程度の変化/三 刻石文書構成の変化 |
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第六章 文書の外観と統治 |
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一 金大定年間の賜額勅牒様式/二 「空名」賜額勅牒の官司間での移動/三 大定年間における賜額勅牒発出過程/四 大定年間の「空名」勅牒から金後期の「空名勅牒」への展開 |
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第七章 紙石の間 |
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一 金代異朝文書の種類と刻石時期/二 宋朝文書刻石の経緯/三 金朝統治と宋朝文書 |
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第八章 宋代使帖「文書」の様式と機能 |
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一 蘇州玄妙観と「天慶観尚書省箚并部符使帖」/二 「天慶観尚書省箚并部符使帖」の様式/三 宋代「使帖」様式の変遷/四 文書の機能 |
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第九章 蘇州玄妙観元碑「天慶観甲乙部符公拠」考 |
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一 「天慶観甲乙部符公拠」/二 宋代「文書」と元代「文書」/三 王朝交替と文書 |
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Ⅲ部 宋代の地方行政文書管理と三級制地方統治 |
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第十章 宋代路制研究の動向と課題 |
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一 路の分合/二 転運使の位置づけと路の位置づけ/三 監司体制と三級制地方統治機構 |
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第十一章 北宋前半期における財政文書管理 |
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一 三司火災による文書焼失/二 三司文書の復旧とその影響/三 北宋前期の三司文書処理問題と財政報告経路 |
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第十二章 北宋期における路の行政化 |
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一 北宋前期の路と転運使の位置/二 路への文書処理機能移管/三 元豊期の転運使 |
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第十三章 宋代転運使の「模範」 |
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一 鮮于【シン】の事跡/二 新旧両党の「転運使の模範」/三 哲宗親政・徽宗朝期における呉居厚評価 |
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第十四章 南宋初期における統治体制の再構築 |
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一 文書消失と省記/二 消失文書の復旧/三 「上計の法」復活議論 |
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終論 |
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一 歴史情報の重層性/二 文書による統治行為の蓄積/三 文書の蓄積・保管と統治構造/四 中国史上における宋代統治の位置 |