書誌種別 |
図書 |
タイトル |
社会と向き合う心理学 |
タイトルヨミ |
シャカイ ト ムキアウ シンリガク |
人名 |
サトウ タツヤ/編
若林 宏輔/編
木戸 彩恵/編
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人名ヨミ |
サトウ タツヤ ワカバヤシ コウスケ キド アヤエ |
出版者・発行者 |
新曜社
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出版者・発行者等ヨミ |
シンヨウシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2012.9 |
ページ数または枚数・巻数 |
7,336p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥2800 |
ISBN |
978-4-7885-1305-1 |
ISBN |
4-7885-1305-1 |
注記 |
文献:p301〜322 |
分類記号 |
361.4
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件名 |
社会心理学
/
文化心理学
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内容紹介 |
人々が社会と向き合い、生きていくうえで大切な心理学について、グローバリゼーション、お小遣い、化粧や恋愛、中絶、難病・うつ・健康、冤罪といった社会に関する多様な現象を通して解説する。 |
著者紹介 |
立命館大学文学部教授、研究部長/衣笠総合研究機構長。専門は応用社会心理学、心理学史。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811597188 |
目次 |
序章 この本が伝えたいこと |
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1 この本が伝えたい「心の仕組みを知ること」の大切さ/2 この本が伝えたい心理学の内容/3 この本が伝えたい知識のかたち |
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第1部 社会・文化とグローバリゼーション |
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第1章 応用社会心理学と文化心理学 |
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1 心理学とは何か/2 社会とは何か,応用とは何か/3 未来の心理学-グローバリゼーション時代の心理学/4 個別を尊重しつつ普遍性を目指す立場としての「社会と向き合う心理学」 |
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第2章 社会心理学から心の文化差へ |
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1 自己/2 社会的認知/3 グループダイナミクス/4 心の文化差 |
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第3章 文化心理学 |
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1 文化心理学-記号から見た文化の定義/2 お小遣い研究から見た日韓のおごりの捉え方の違い/3 化粧をすることと文化/4 グローバリゼーション時代における日本文化のメタ認知 |
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第4章 複線径路・等至性モデル(TEM) |
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1 あなたはどんな径路を歩んできましたか?/2 人生径路を描いてみよう-大学に進学するに至るまで/3 複線径路・等至性モデル(TEM)/4 TEMで中絶経験をとらえる/5 物語と質的研究の意義 |
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第2部 法と心理学 |
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第5章 法心理学と裁判員裁判 |
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1 法と心理学の接点と研究・学習の意義/2 法心理学の歴史/3 裁判員制度の開始と法心理学/4 裁判員裁判評議の研究 |
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第6章 被害面接・被害者学・刑罰論 |
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1 被害の発生と捜査心理学/2 被害者の軽視と被害者学の勃興/3 二次被害とそれを防ぐための仕組み/4 被害感情の問題と刑罰の問題-応報感情を超えて |
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第7章 正義と公正感情 |
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1 正しさ-公正・正義・司法/2 ジャストワールド仮説と公正の方程式-わり算的世界/3 家事労働における分配と公正/4 争いを防ぐ,あるいは治める,平和構築のための心理学 |
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第8章 共感と虚偽と道徳性 |
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1 法心理学における感情の問題/2 コミュニケーションに見る社会的な共感/3 共感の発達をとらえる/4 同情と感情移入と共感 |
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第9章 冤罪を防ぐ心理学 |
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1 戦後日本のいくつかの冤罪事件/2 冤罪の原因としての目撃証言の誤りと虚偽自白/3 供述分析/4 供述分析の3次元的視覚化と裁判員裁判 |
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第3部 厚生心理学 |
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第10章 クオリティ・オフ・ライフとは何か? |
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1 クオリティ・オブ・ライフという概念/2 健康神話,そしてそれに埋め込まれている私/3 個人的なQOL/4 ナラティヴと厚生心理学 |
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第11章 ライフ・エスノグラフィ |
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1 難病,特に神経難病とは何か/2 エスノグラフィによる文化の記述の意義/3 難病患者という文化の記述/4 エスノグラフィと厚生心理学 |
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第12章 当事者研究のあり方 |
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1 当事者研究という視座/2 当事者とは誰か/3 当事者研究とは何か/4 難病支援をフィールドとした当事者研究-当事者参加型アクションリサーチ/5 当事者性と厚生心理学 |
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第13章 対人援助職のシステムとそのストレス |
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1 対人援助職者とは誰か/2 病院における心理臨床/3 看護師のストレス/4 対人援助職と厚生心理学 |
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第4部 現代社会の問題 |
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第14章 現代社会と血液型性格判断 |
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1 現代社会における血液型性格判断/2 血液型性格判断の社会心理学的な問題点/3 迷信を信じ続ける心理/4 迷信にだまされるな |
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第15章 現代社会とうつ病の治め方 |
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1 現代社会におけるうつ病と自殺/2 うつ病の歴史と新型うつ病/3 大震災・大きな出来事とうつ病/4 うつ病と心理学の可能性 |
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第16章 現代社会とゲーミング |
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1 ゲーミングというコミュニケーション/2 ゲーミングが必要な社会問題/3 ゲーミングの実際-取調べ場面体験ゲーム/4 ゲーミングという表現の可能性 |
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第17章 現代社会と「道草」 |
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1 環境心理学とは何か/2 子どもの道草研究から「識る」環境心理学/3 人生の道草と現代社会-複線径路的に人生を見つめる目を養う |
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第18章 現代社会と青年期 |
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1 青年期という時代/2 青年と恋愛/3 青年期の親子関係/4 変化する現代社会と青年 |
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第5部 社会と向き合うための方法論 |
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第19章 涙なしの心理統計 |
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1 心理と統計の関係/2 平均値の比較/3 クロス表/4 多変量解析 |
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第20章 未来を拓く質的研究法 |
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1 質的研究法の意義/2 インタビュー/3 フィールドワーク/4 テキストマイニング |