書誌種別 |
図書 |
タイトル |
心と社会を科学する |
タイトルヨミ |
ココロ ト シャカイ オ カガク スル |
人名 |
唐沢 かおり/編
戸田山 和久/編
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人名ヨミ |
カラサワ カオリ トダヤマ カズヒサ |
出版者・発行者 |
東京大学出版会
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出版者・発行者等ヨミ |
トウキョウ ダイガク シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2012.7 |
ページ数または枚数・巻数 |
6,221p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥2800 |
ISBN |
978-4-13-013306-7 |
ISBN |
4-13-013306-7 |
分類記号 |
361.4
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件名 |
社会心理学
/
科学哲学
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内容紹介 |
個人焦点の方法論を採用することで、「科学」として成功してきた社会心理学。個人焦点の方法論の再考から出発し、社会心理学の方法論全体の見直しに至るまでの議論の過程を示す。 |
著者紹介 |
東京大学人文社会系研究科教授。共著に「社会的認知の心理学」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811575275 |
目次 |
第1章 社会心理学と科学哲学のコラボレーション |
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1 研究をもっとおもしろくするには/2 社会心理学の特徴/3 個人焦点の方法論の問題視,そしてさらなる反省へ/4 各章へのイントロダクション |
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第2章 「成功」した学問としての社会心理学 |
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1 「成功」への足跡/2 脳から文化まで/3 社会心理学はどのように研究をしているのか/4 方法論の再検討に向けて |
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第3章 個人の心を扱う方法論の限界と「集団心」の可能性 |
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1 なぜ個人焦点の方法論が促進されたのか/2 社会心理学とフォークサイコロジー/3 集団心へのアプローチ/4 プラットフォームとしての社会心理学 |
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第4章 「集団錯誤」の呪縛からの解放への道標 |
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1 集団の「心」をめぐる論争/2 集団の全体的な心理学的特性の可視化に向けて/3 認知の「共有」に注目するアプローチ/4 観察可能な特性に注目するアプローチ/5 客観と主観を統合するアプローチ |
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第5章 社会心理学によそから期待したいのだが… |
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1 自然化された科学哲学は集団心の社会心理学を待っている/2 現実に有効な技術者倫理は集団心の社会心理学を待っている |
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第6章 集団心に形而上学的問題はない,あるのは方法論的問題だけだ |
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1 集団心の形而上学/2 集団心の研究方略をスケッチする/3 フォークサイコロジーを利用する際の問題点 |
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第7章 科学哲学者が社会心理学に方法論を提案したら:予告編 |
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1 プロローグ:哲学者に何が問われているのか/2 予告編その1:ネットワーク拡大競争の集積としての社会心理学/3 予告編その2:多元性・ネットワーク・共同作業/4 話の枕:物理定数の測定ネットワーキング |
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第8章 測定ネットワーキングとしての社会心理学:本編 |
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1 SEMネットワーク/2 ネットワーキングの第一ステップ/3 ネットワーキングの第二ステップ/4 ネットワーキングの第三ステップ/5 ネットワークの拡大/6 ネットワーキングの基準/7 ネットワーク競争/8 なぜ測定ネットワークなのか/9 多元的な世界観を示す共同作業 |
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終章 コラボレーションのゆくえ |
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1 社会心理学に哲学は必要?/2 「集団心」とは何か/3 ビジネス顕微鏡の新しさ/4 フォークサイコロジーと社会心理学の関係/5 具体的な研究につなげるには/6 他分野との幸せなコラボレーションのために |