書誌種別 |
図書 |
タイトル |
厳島文書伝来の研究 |
サブタイトル |
中世文書管理史論 |
タイトルヨミ |
イツクシマ モンジョ デンライ ノ ケンキュウ |
サブタイトルヨミ |
チュウセイ モンジョ カンリシロン |
人名 |
松井 輝昭/著
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人名ヨミ |
マツイ テルアキ |
出版者・発行者 |
吉川弘文館
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出版者・発行者等ヨミ |
ヨシカワ コウブンカン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2008.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
5,269p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥9000 |
ISBN |
978-4-642-02874-5 |
ISBN |
4-642-02874-5 |
分類記号 |
175.976
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件名 |
厳島神社
/
古文書
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内容紹介 |
瀬戸内海航路の守護神で安芸国一宮の厳島神社に関係する中世文書は3100通余りになる。これらは長年どのように管理・保管され、今日まで伝えられたのかを、「文書管理史」の視座から考察。歴史的背景を踏まえ実態に迫る。 |
著者紹介 |
1948年福井県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程前期国史学専攻(文化史)修了。広島県立文書館主任研究員を経て、鈴峯女子短期大学教授。博士(文学)。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811058142 |
目次 |
序章 課題と構成 |
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(一)文書管理史の可能性と限界/(二)厳島神社における中世文書の伝来に関する研究/(三)本書の構成 |
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第一章 中世の文書管理史研究と厳島神社文書 |
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はじめに/一 中世的文書主義と文書管理/二 文書目録の作成と文書収納の「場」/結びにかえて |
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第二章 中世の厳島神社における文書管理序説 |
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はじめに/一 中世の厳島神社文書の伝来をめぐる研究史/二 戦国時代の文書管理/三 南北朝・室町時代の文書管理/四 鎌倉時代の文書管理と宝蔵/五 平安時代の文書管理/おわりに |
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第三章 中世前期の厳島神社における文書管理 |
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はじめに/一 中世前期の厳島神社の組織に関する研究史と問題点/二 神宝等請取状の差出人と「惣政所」の地位/三 厳島神社の造営に携わる「惣政所」と文書管理/四 「惣政所」の種々の業務と文書管理/おわりに |
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第四章 南北朝・室町時代における厳島神社の文書管理 |
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はじめに/一 厳島神社神主の安芸国下向と「惣政所」/二 南北朝・室町時代における「惣政所」と宝蔵の関わり/結びにかえて |
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第五章 戦国時代の厳島神社における宝蔵納置文書 |
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はじめに/一 「野坂文書」のなかの宝蔵納置文書/二 明治時代初期の「写し文書」から見た宝蔵納置文書/三 戦国時代における宝蔵納置文書とその性格/結びにかえて |
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第六章 戦国時代の棚守所における厳島神社文書の管理 |
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はじめに/一 大内氏の厳島神社支配と棚守房顕/二 毛利氏治世下の棚守房顕・元行父子の地位と文書管理/結びにかえて |
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第七章 棚守房顕の記録認識と文書管理 |
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はじめに/一 厳島神社藏の「房顕記」と「房顕覚書」の相違点/二 「房顕覚書」執筆の目的とその素材/三 棚守房顕の文書認識と文書管理/結びにかえて |
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第八章 戦国時代後・末期の厳島神社における宝蔵納置文書の請出し |
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はじめに/一 棚守所伝来の宝蔵納置文書と「御判物帖」の編修/二 棚守所伝来の高田郡司藤原氏関係文書群と「神前籠所」/三 鎌倉時代の社殿造営文書の請出しと棚守房顕/結びにかえて |
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第九章 「御判物帖」の成立とその背景 |
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はじめに/一 「御判物帖」の成立時期について/二 「御判物帖」の作業台帳の性格について/三 「御判物帖」収載文書の評価・選別基準/結びにかえて |
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第一〇章 厳島神社の教部省上呈「古文書分類目録」の成立過程と焼失文書 |
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はじめに/一 明治八年の教部省上呈「古文書分類目録」の特色/二 明治八年の教部省上呈「古文書分類目録」作成までの諸段階/結びにかえて |
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終章 結論と今後の展望 |
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(一)厳島神社における中世文書の管理とは/(二)厳島神社における中世文書の管理に関する今後の展望 |