書誌種別 |
図書 |
タイトル |
工学/技術者の倫理 |
タイトルヨミ |
コウガク ギジュツシャ ノ リンリ |
人名 |
島本 進/著
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人名ヨミ |
シマモト ススム |
出版者・発行者 |
産業図書
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出版者・発行者等ヨミ |
サンギョウ トショ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2006.4 |
ページ数または枚数・巻数 |
6,163p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥1900 |
ISBN |
4-7828-3569-8 |
注記 |
文献:p153〜156 |
分類記号 |
507
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件名 |
科学技術倫理
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内容紹介 |
著者による大学工学部全般への講義の骨子を教科書としてまとめる。技術者の社会的立場、技術に関係した会社的紛争および事故・不祥事の事例、環境問題、これからの法や倫理のあり方などを解説。 |
著者紹介 |
1938年東京生まれ。東京工業大学修士課程修了。通商産業省電気試験所入所。日本原子力研究所、核融合工学部長・那珂研究所長等を歴任。元東北大学教授。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009810846540 |
目次 |
第1章 倫理、法、社会構造・技術の発展 |
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1.1 倫理あるい道徳の歴史と概念/1.2 法と倫理・道徳/1.3 現代の社会構造/1.4 20世紀後半の目覚しい技術と産業の発展/1.5 ‘工学/技術者の倫理'の芽生え |
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第2章 医療倫理の歴史を振り返って |
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2.1 診療契約とは/2.2 医療倫理の進展/2.3 医学教育に求められるもの |
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第3章 教育・資格の国際的認証と法律の基本 |
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3.1 教育・資格の標準化/3.2 基本的な法律について/3.3 製造物責任法等 |
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第4章 倫理規定および倫理課題への対応 |
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4.1 倫理規定/4.2 倫理的出来事の分類/4.3 集団または組織の陥りやすい思考とその対応/4.4 倫理課題に直面して/4.5 内部告発について |
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第5章 科学・技術と社会を見つめて:原爆開発から冷戦へ |
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5.1 戦争と倫理:原爆開発の芽/5.2 マンハッタン計画:ウラン爆弾とプルトニウム爆弾の製造/5.3 最初のテストから投下まで/5.4 終戦から冷戦への道を振り返ってみて |
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第6章 直ぐに止められなかった産業公害:有機水銀による中毒 |
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6.1 産業公害と地球環境/6.2 有機水銀による水俣病の症状と地域への影響/6.3 水俣病事件の展開と倫理的側面 |
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第7章 専門家と経営者のくい違い:チャレンジャー号の事故 |
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7.1 二つのスペース・シャトルの惨事/7.2 チャレンジャー号の事故への道/7.3 それぞれの立場の倫理的分析 |
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第8章 ビルおよびマンションの建設:供用後の補強と景観 |
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8.1 ニューヨークのシティコープ・ビル/8.2 施工と設計にさかのぼって補強/8.3 景観と財産権との対立:高層マンションの紛争/8.4 景観法の整備 |
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第9章 事故の隠ぺいと工程変更による惨事:‘もんじゅ'とJCO |
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9.1 原子力発電の特殊性と日本の事情/9.2 もんじゅ事故/9.3 JCO事故 |
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第10章 自主点検の不正:確認のために運転を停止 |
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10.1 原子炉の損傷についての不正記述/10.2 出来事の技術的内容/10.3 考えられる原因と改善されたこと/10.4 社会に波及したことと存在する課題 |
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第11章 使用して分かる設計・製作の欠陥:リコールについて |
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ll.1 多くの顧客にわたった欠陥商品への対応/11.2 トレーラーの脱輪による惨事/11.3 プロペラ・シャフトの出来事 |
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第12章 ごみと産業廃棄物:豊かな生活の裏に |
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12.1 大量生産・大量消費からくる大量廃棄について/12.2 一般ごみについて/12.3 産業廃棄物とその不法投棄/12.4 急速なモデル・チェンジによる使用済み廃棄物 |
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第13章 化学物質の影響:‘知らぬ間に'と‘効くものが'と |
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13.1 廃棄物からしみ出る有害物質/13.2 殺虫剤、除草剤、殺菌剤等の農薬/13.3 環境ホルモン |
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第14章 地球温暖化とヒート・アイランド:温室効果ガスなど |
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14.1 地球温暖化/14.2 温室効果ガス削減のための京都議定書の発効/14.3 ヒート・アイランド現象 |
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第15章 変わりゆく社会、科学・技術、価値観 |
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15.1 専門化しかつ肥大化してゆく社会組織/15.2 社会経済も身の回りも先進技術に依存/15.3 法と倫理も時代に先行して変えるのが理想/15.4 判断すべき時の材料は |
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付録1 原子力技術の歴史 |
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付録2 原子力発電所と核燃料サイクル |
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付録3 原子力設備の事象の国際評価尺度 |