書誌種別 |
図書 |
タイトル |
法哲学 |
タイトルヨミ |
ホウテツガク |
人名 |
A.カウフマン/著
上田 健二/訳
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人名ヨミ |
A カウフマン ウエダ ケンジ |
版次 |
第2版 |
出版者・発行者 |
ミネルヴァ書房
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出版者・発行者等ヨミ |
ミネルヴァ ショボウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2006.1 |
ページ数または枚数・巻数 |
23,559,56p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥8000 |
ISBN |
4-623-03495-X |
注記 |
原タイトル:Rechtsphilosophie 原著第2版の翻訳 |
注記 |
アルトゥール・カウフマン著作刊行物目録:巻末p24〜56 |
分類記号 |
321.1
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件名 |
法哲学
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内容紹介 |
刑法学および法哲学の世界的碩学、カウフマン法思想の集大成。法と道徳、法の妥当、自然法と法実証主義などの古典的なテーマから、バイオエシックス、エコロジー、生殖医学などの喫緊の諸テーマについても検討する。 |
著者紹介 |
1923〜2001年。ドイツ生まれ。法学を研究し、ミュンヘン大学名誉教授などをつとめた。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009810825806 |
目次 |
序章 |
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Ⅰ 本書の目標設定について/Ⅱ 本書の内容について/Ⅲ 文献 |
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第一章 法哲学の本質、課題および体系的位置 |
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Ⅰ 法哲学の体系的位置/Ⅱ 法哲学の本質/Ⅲ 法哲学の課題 |
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第二章 法哲学、法理論、法教義学 |
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Ⅰ 法哲学と法教義学<法解釈論>/Ⅱ 法哲学と法理論 |
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第三章 自然法と実証主義-法哲学の問題史 |
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Ⅰ なぜそもそも問題史的論究か/Ⅱ 西欧法哲学の歴史的概観 |
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第四章 自然法と法実証主義のかなた |
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Ⅰ 第三の道/Ⅱ グスタフ・ラートブルフの法哲学における自然法-実証主義-二者択一の克服/Ⅲ 法学的解釈学(Die Juristische Hermeneutik)/Ⅳ 法学的論証理論/Ⅴ 法の一般的諸原理(General Principles of Law)/Ⅵ クリティカル・リーガル・スタディーズ(Critical Legal Studies) |
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第五章 法の科学理論についての実践に関係づけられた諸考察 |
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Ⅰ 裁判官の判断-法律の正確な複写か/Ⅱ 連邦通常裁判所と当てはめのドグマ/Ⅲ 方法論上の法実務における諸々のアポリア/Ⅳ 法学-ひとつの技術にすぎないのか |
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第六章 法発見過程の合理的分析に関する諸反省 |
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Ⅰ 序言/Ⅱ 小論理学教室(Ein Kleines Collegium logicum)/Ⅲ 続き:演繹的推論、帰納的推論、アブダクション-類比論/Ⅳ 整合した法学方法論の試み |
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第七章 法的な諸概念(法の一般理論) |
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Ⅰ 法の一般理論/Ⅱ 法的に重要である、非本来的な法的諸概念/Ⅲ 法の基本的諸概念ないしは法の本来的もしくはカテゴリー的諸概念 |
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第八章 法と言語-コミュニケーション過程としての帰責 |
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Ⅰ 案内、諸々の限界づけ、法的な様式/Ⅱ 言語の法にとっての諸機能/Ⅲ 言語の二次元性/Ⅳ 日常語、社会化、専門語/Ⅴ 裁判官としてのコンピュータか/Ⅵ 法的言語の類比性/Ⅶ コミュニケーション過程としての帰責 |
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第九章 法の概念-法と法律-当為と存在との関係 |
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Ⅰ 法と法律-唯名論的法概念と実在論的法概念/Ⅱ 法概念の歴史的展開/Ⅲ 現代の法律概念の展開/Ⅳ 法概念の展開-再論:法秩序の段階構造 |
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第十章 法の理念-平等としての正義(交換的正義)、正義と衝平 |
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Ⅰ 法の理念/Ⅱ 平等としての正義/Ⅲ 正義と衝平/Ⅳ 付論:正義に適った刑罰 |
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第十一章 法の理念-社会的正義としての正義(公共の福祉正義、合目的性) |
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Ⅰ 倫理学上の善論/Ⅱ 優先原則/Ⅲ 人間的諸権利/Ⅳ 法の一般的諸原理/Ⅴ 法人間学/Ⅵ 結語 |
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第十二章 法の理念-法的安定性としての正義(法的平和) 法理念の内部における諸々の緊張関係 |
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Ⅰ 法的安定性の三つの契機:実定性、実用性、不変性/Ⅱ 法理念の範囲内における諸々の緊張関係 |
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第十三章 法の妥当-抵抗権-市民的不服従 |
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Ⅰ 権利と義務/Ⅱ 自律と他律/Ⅲ 良心:それは主観的-個人的な判断機関であるか、それとも客観的-一般的な判断機関であるか/Ⅳ 承認と合意/Ⅴ 法の人格と良心との類比性/Ⅵ 人格的法妥当理論というものの諸帰結/Ⅶ 抵抗権 |
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第十四章 法と道徳-習俗、儀礼、慣習、慣行-補充性原理- |
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Ⅰ 諸々の限界づけ/Ⅱ 法と道徳の両極性/Ⅲ 社会的態度の類縁的な諸々のルールとの関係/Ⅳ 法と道徳との間における諸々の評価矛盾/Ⅴ 補充性原理 |
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第十五章 「法的に自由な領域」の理論 |
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Ⅰ 法的に自由な領域の理論:法的に禁じられているが、しかし法的に評価されない/Ⅱ 適法か、それとも違法か。第三のものは与えられていないのか/Ⅲ 解決の試み/Ⅳ 第三の道:「禁じられていない-許されていない」/Ⅴ 諸帰結:諸々の評価矛盾の解消、自己答責の原則、寛容/Ⅵ 結語 |
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第十六章 自由の要請 |
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Ⅰ 問題提起/Ⅱ カント:超越論的理念としての自由/Ⅲ 自由を提示するための類比的手続き |
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第十七章 戦争と平和 |
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Ⅰ 状況について/Ⅱ 「正義に適った戦争」の理論/Ⅲ 世界国家と世界平和 |
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第十八章 法哲学の現代的諸潮流 |
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Ⅰ 序言/Ⅱ 正義の手続き理論/Ⅲ 真理理論 |
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第十九章 正義の理論の実質的に根拠づけられた手続きの基本的な諸様相 |
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Ⅰ 手続き的諸理論の正しい基本的側面/Ⅱ 合理的な価値認識の三つの基本原理/Ⅲ 討議の対象/Ⅳ 法の基本連関としての人格 |
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第二十章 寛容の原理-多元的なリスク社会における法哲学 |
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Ⅰ 序論/Ⅱ 民主主義:法治国家、多元論および寛容にとっての機会/Ⅲ 哲学的および方法論的多元論/Ⅳ リスク社会-エコロジーとバイオエシックスの例に即して/Ⅴ 寛容の原理 |