書誌種別 |
図書 |
タイトル |
環境と倫理 |
サブタイトル |
自然と人間の共生を求めて |
シリーズ名 |
有斐閣アルマ |
シリーズ名 |
Interest |
タイトルヨミ |
カンキョウ ト リンリ |
サブタイトルヨミ |
シゼン ト ニンゲン ノ キョウセイ オ モトメテ |
シリーズ名ヨミ |
ユウヒカク アルマ |
シリーズ名ヨミ |
インタレスト |
人名 |
加藤 尚武/編
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人名ヨミ |
カトウ ヒサタケ |
版次 |
新版 |
出版者・発行者 |
有斐閣
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出版者・発行者等ヨミ |
ユウヒカク |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2005.11 |
ページ数または枚数・巻数 |
20,283p |
大きさ |
19cm |
価格 |
¥1800 |
ISBN |
4-641-12266-0 |
分類記号 |
519
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件名 |
環境倫理
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内容紹介 |
自然と人間の関係はどうあるべきなのか。自然の価値や環境問題をどう捉えるべきかを探究する「環境倫理学」を最新の議論と事例で解説。京都議定書の発効、温暖化に伴う気候変動の再評価といった概念の登場を踏まえた新版。 |
著者紹介 |
1937年生まれ。京都大学名誉教授。著書に「環境倫理学のすすめ」「現代倫理学入門」など。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009810803776 |
目次 |
第1章 環境問題を倫理学で解決できるだろうか |
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1 環境問題と公害/2 予防原則とリスク・コミュニケーション/3 自然の歴史性/4 環境倫理学の三つの主張 |
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第2章 人間中心主義と人間非中心主義との不毛な対立 |
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1 環境倫理学は何をしてきたのか?/2 人間中心主義克服の諸方向/3 環境倫理学の反省/4 モデルとしての「里山の環境倫理」 |
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第3章 持続可能性とは何か |
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1 ブルントラント委員会報告書から/2 ロックの但し書き/3 ミルの予測/4 枯渇型資源への依存/5 デイリーの持続可能な発展のための三つの条件/6 枯渇型資源の使い回し/7 女性の地位が向上すれば人口が減少する?/8 石油埋蔵量の変動/9 石油消費効率の向上/10 核融合制御技術の開発の可能性/11 エネルギー問題の最後の出口 |
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第4章 文明と人間の原存在の意味への問い |
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1 「公害から環境問題へ」?/2 水俣病の原因企業と原因究明/3 水俣病の「原因」とは何か/4 認定制度の問題性と司法・政治システムの限界/5 水俣病事件の責任とは何か |
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第5章 環境正義の思想 |
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1 便益と被害の不平等な配分/2 資本主義,ソ連型「社会主義」,南北問題/3 アメリカにおける「環境人種差別」と「環境正義」/4 手続きの民主化/5 環境正義と平和 |
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第6章 動物解放論 |
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1 動物倫理と環境倫理/2 動物解放論の倫理/3 環境倫理における動物解放論 |
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第7章 生態系と倫理学 |
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1 「温暖化=ゆっくりした変化」ではない/2 21世紀のキーワードは「環境難民」/3 アメリカは自国中心主義の強化/4 最適者の生き残り/5 ハーディンの「共有地の悲劇」(1968年)/6 ハーディンの「救命艇の倫理」(1974年)/7 自然主義再考/8 自然的サンクション/9 市場経済のサンクション機能/10 「乳飲み子」の倫理 |
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第8章 自然保護 |
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1 自然保護運動/2 保全と保存/3 選好功利主義と自然保護/4 生物多様性の保全と保全生態学 |
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第9章 環境問題に宗教はどうかかわるか |
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1 自然に対する人間のかかわり/2 日本人の自然観/3 西欧の自然観/4 共生の思想/5 仏教経済学/6 自然との霊的結合 |
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第10章 消費者の自由と責任 |
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1 環境問題における個人の自由と責任/2 消費生活を制約する条件/3 大量消費生活の克服のために私たちは何をすべきか/4 個人の自由の新しいあり方 |
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第11章 京都議定書と国際協力 |
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1 地球温暖化問題/2 地球温暖化レジーム/3 大量排出国の行方 途上国/4 大量排出国の行方 アメリカ/5 おわりに |
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第12章 環境と平和 |
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1 近代と戦争/2 戦争と環境破壊/3 環境破壊と戦争 |