書誌種別 |
図書 |
タイトル |
オンライン学習時代の憲法入門 |
タイトルヨミ |
オンライン ガクシュウ ジダイ ノ ケンポウ ニュウモン |
人名 |
蛯原 健介/著
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人名ヨミ |
エビハラ ケンスケ |
出版者・発行者 |
成文堂
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出版者・発行者等ヨミ |
セイブンドウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2021.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
14,247p |
大きさ |
20cm |
価格 |
¥2600 |
ISBN |
978-4-7923-0678-6 |
ISBN |
4-7923-0678-6 |
注記 |
文献:巻頭p3〜4 |
分類記号 |
323.14
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件名 |
憲法-日本
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内容紹介 |
初学者がひとりでも理解できる「オンライン学習時代」の憲法入門書。日本国憲法第3章、基本的人権を中心に、具体的な素材を取り扱って解説する。2020年度のオンライン授業のコンテンツをもとに書籍化。 |
著者紹介 |
1972年福岡市生まれ。立命館大学大学院法学研究科博士後期課程修了。明治学院大学法学部グローバル法学科教授。国際ワイン法学会理事。著書に「ワイン法」「日本のワイン法」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812469715 |
目次 |
第一章 憲法を学ぶにあたって |
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1 憲法の意味/2 憲法の分類/3 憲法の目的/4 憲法の特質/コラム 違憲審査制 |
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第二章 人権の歴史と内容 |
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1 人権の歴史を学ぶ意味/2 イギリスにおける「前史」/3 封建的特権からイギリス人民の権利へ/4 アメリカにおける権利章典と憲法の誕生/5 フランス革命期の人権宣言と憲法/6 社会権の登場/7 国際的な人権保障へ/8 明治憲法における「臣民」の権利/9 人権の観念/10 人権の内容/コラム 平和的生存権 |
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第三章 幸福追求権 |
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1 基本的人縮を包括する幸福追求権/2 幸福追求権の意義と内容/3 プライバシーの権利/4 プライバシーの権利と公権力/5 私人による個人情報の開示・公開/6 自己決定権/コラム 安楽死 |
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第四章 平等 |
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1 「形式的平等」と「実質的平等」/2 アファーマティブ・アクション/3 日本国憲法の平等原則/4 平等原則は立法者を拘束するか?/5 相対的平等/6 平等の具体的内容/7 刑法の尊属殺重罰規定/8 女性の再婚禁止期間/9 非嫡出子(婚外子)の法定相続分規定/10 生後認知子の国籍取得差別/コラム 同性婚をめぐる動き |
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第五章 思想・良心の自由 |
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1 思想・良心の自由を保障する意義/2 思想・良心の自由の保障の意味/3 謝罪広告の強制は許されるか/4 外部的行動と内心の関係/5 公立学校における国旗・国歌問題/コラム たたかう民主制 |
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第六章 信教の自由 |
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1 信教の自由の歴史/2 保障の内容/3 信教の自由の限界/4 牧会活動事件/5 剣道実技拒否事件/7 政教分離の原則/8 政教分離の原則の内容/8 政教分離規定の性質/9 目的効果基準/10 津地鎮祭訴訟/11 愛媛玉串料訴訟/12 空知太神社訴訟/コラム フランスのイスラム・スカーフ事件 |
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第七章 表現の自由 |
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1 表現の自由の価値と効用/2 表現の自由が「優越的地位」にあることの意味/3 二重の基準の理論/4 「一切の表現の自由」とは?/5 事前抑制と検閲の禁止/6 税関検査は検閲にあたるか?/7 裁判所による事前差止め/8 表現内容規制と内容中立規制/9 違法行為を煽動する表現/10 名誉毀損的表現/11 わいせつ表現/12 ヘイトスピーチ/13 営利的表現/14 選挙運動の規制/15 ビラ貼り・ビラ配り/16 情報を受け取る自由・収集する自由/17 知る権利/18 報道の自由と取材の自由/19 取材源秘匿の自由/20 国家秘密と取材の自由/21 通信の秘密/コラム ジャニーズの「おっかけ本」 |
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第八章 集会・結社の自由 |
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1 集会・結社の自由の意義/2 集会の自由の内容と限界/3 公共施設の使用/4 公安条例による規制/5 道路交通法による規制/6 結社の自由の内容と限界/コラム フランスのアソシアシオン(非営利団体) |
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第九章 学問の自由と教育を受ける権利 |
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1 学問の自由の意義と内容/2 学問の自由の限界/3 大学の自治/4 教育を受ける権利/5 教育を受ける権利の内容/6 教育の機会均等と義務教育の無償/7 教育の自由と教育権/8 最高裁の立場/コラム 学校の校則をめぐる裁判 |
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第一〇章 経済的自由権 |
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1 社会的に拘束される経済的自由権/2 居住・移転の自由の意義/3 居住・移転の自由の内容/4 海外渡航の自由/5 国籍離脱の自由/6 職業選択の自由の意義/7 職業選択の自由に対する規制/8 規制手段と規制目的/9 小売市場の距離制限/10 薬局の距離制限/11 公衆浴場の距離制限/12 酒類販売の免許制/13 財産権保障の意味/14 財産権の制限/15 森林法事件/16 証券取引法事件/17 損失補償/18 「正当な補償」とは?/コラム 酒造りの自由 |
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第一一章 人身の自由 |
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1 奴隷的拘束からの自由/2 適正手続の保障/3 不法な逮捕・抑留・拘禁からの自由/4 住居等の不可侵/5 公平な裁判所の迅速な公開裁判を受ける権利/6 証人審問権・喚問権・弁護人依頼権/7 自白強要からの自由/8 遡及処罰と被告人に不利益な再審の禁止/9 拷問と残虐刑の禁止/コラム 日本人が海外で犯した犯罪 |
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第一二章 社会権 |
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1 社会権はどのような権利か?/2 生存置の法的性格/3 生存権に関する判例/4 環境権/5 環境権をめぐる裁判/6 労働権(勤労権)/7 労働基本権の内容/8 労働基本権の制限/9 公務員の労働基本権をめぐる判例/コラム サッカー選手の移籍の自由 |
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第一三章 国務請求権と参政権 |
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1 請願権/2 裁判を受ける権利/3 国家賠償請求権/4 刑事補償請求権/5 参政権の内容と意義/6 選挙権の性格/7 選挙の基本原則/8 在宅投票/9 在外日本人の選挙権/10 選挙人資格の制限/11 議員定数不均衡/12 被選挙権/コラム 男女平等参画に向けたフランスの取り組み |
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第一四章 権利の主体 |
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1 人権は誰でももてるはずだけど/2 未成年者(子ども)の権利/3 天皇・皇族/4 外国人の人権/5 外国人の参政権/6 外国人の公務就任権/7 外国人の社会権/8 外国人の入国・再入国の自由/9 外国人の政治活動の自由/10 団体・法人の人権/11 企業による政治献金/12 強制加入団体とその構成員/コラム 少数民族の権利 |
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第一五章 人権の適用範囲と限界 |
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1 人権にはどのような限界があるか/2 特別の法律関係/3 公務員の政治活動の自由/4 刑事施設に収容されている人の人権/5 新聞閲読の自由/6 私人(団体・企業)による人権侵害/7 その後の再考最判決例/コラム 大学の単位認定 |