書誌種別 |
図書 |
タイトル |
50年目の「大学解体」20年後の大学再生 |
サブタイトル |
高等教育政策をめぐる知の貧困を越えて |
タイトルヨミ |
ゴジュウネンメ ノ ダイガク カイタイ ニジュウネンゴ ノ ダイガク サイセイ |
サブタイトルヨミ |
コウトウ キョウイク セイサク オ メグル チ ノ ヒンコン オ コエテ |
人名 |
佐藤 郁哉/編著
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人名ヨミ |
サトウ イクヤ |
出版者・発行者 |
京都大学学術出版会
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出版者・発行者等ヨミ |
キョウト ダイガク ガクジュツ シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2018.12 |
ページ数または枚数・巻数 |
14,417p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3800 |
ISBN |
978-4-8140-0185-9 |
ISBN |
4-8140-0185-9 |
注記 |
文献:p393〜407 |
分類記号 |
377.1
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件名 |
大学
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内容紹介 |
日本および英国における大学改革政策の特徴とその問題点についてさまざまな角度から検討。日本の大学改革政策が抱えてきた病理に関する総合的な診断を試み、その治療法の1つとして「蒙昧主義」との訣別を提案する。 |
著者紹介 |
同志社大学商学部教授、一橋大学名誉教授。専攻は組織社会学、社会調査方法論。「現代演劇のフィールドワーク」で日経・経済図書文化賞、AICT演劇評論賞受賞。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812274264 |
目次 |
序章 不思議の国の大学「改革」 |
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1.スーパーグローバル大学事業の顚末/2.大学「改革」の迷走と混乱/3.2つの視点,2つの国/4.本書の構成と各章の概要 |
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第Ⅰ部 大学と大学改革の病理診断 |
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第1章 「大学性悪説」による問題構築という<問題> |
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1.「大学性悪説」の誕生と変容/2.大学性悪説の変遷/3.キャッチアップ「その後」の大学性悪説/4.「その後」のその後/5.二重語法とエセ演繹型の政策思考/終わりに |
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第2章 日本の大学は,なぜ変わらないのか?変われないのか? |
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1.プロローグ/2.平成の大学改革のはじまり/3.著者自身の体験からみる大学改革/4.20世紀から21世紀へ/5.大学教育に対するマイクロマネジメントの時代へ/6.日本の大学は,なぜ変わらないのか,変われないのか?/7.エピローグ |
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第3章 大学の経営モデルと「国際化」の内実 |
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1.「国際化」は次世代研究者を育成できているのか/2.経営モデルという観点からみた日英の大学/3.典型層としての社会科学系若手研究者/4.若手研究者の<3類型>/5.類型間を揺れ動く人々/6.研究・教育の新たな評価軸の必要性と可能性 |
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第Ⅱ部 鏡としての英国 |
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第4章 英国の研究評価事業 |
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1.ジャーナル駆動型研リサーチ究のすゝめ/2.英国における研究評価制度の概要/3.口に苦い良薬かフランケンシュタイン的怪物か?/4.研究評価事業による選択と集中/5.「赤の女王効果」と競争の激化/6.「通信簿」としてのREFランキングと策略的対応(ゲーミング)/7.商学・経営学分野の事例から/8.論文掲載至上主義と学術研究の均質化/結語 |
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第5章 個人的体験としてのREF |
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1.生い立ち/2.英国とドイツの比較/3.研究環境/4.REF/まとめ |
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補論 REF2021 |
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1.「REFugee(REF難民)」の誕生/2.ルール変更とその背景/3.ゲーミング対策としてのルール変更とその限界/4.「選択と集中」が引き起こしてきたさまざまな問題 |
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終章 蒙昧主義的教育行政を越えて |
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1.改革政策の最終診断/2.EBPM,PDCA,NPM/3.「改革の自己目的化」の病理分析/4.蒙昧主義との訣別と真のEBPMの実現を目指して |