書誌種別 |
図書 |
タイトル |
福祉政策の国際動向と日本の選択 |
サブタイトル |
ポスト「三つの世界」論 |
シリーズ名 |
社会保障・福祉理論選書 |
タイトルヨミ |
フクシ セイサク ノ コクサイ ドウコウ ト ニホン ノ センタク |
サブタイトルヨミ |
ポスト ミッツ ノ セカイロン |
シリーズ名ヨミ |
シャカイ ホショウ フクシ リロン センショ |
人名 |
埋橋 孝文/著
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人名ヨミ |
ウズハシ タカフミ |
出版者・発行者 |
法律文化社
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出版者・発行者等ヨミ |
ホウリツ ブンカシャ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2011.6 |
ページ数または枚数・巻数 |
7,218p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3200 |
ISBN |
978-4-589-03355-0 |
ISBN |
4-589-03355-0 |
注記 |
文献:p195〜210 |
分類記号 |
364.1
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件名 |
社会政策
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内容紹介 |
国際比較的な視点から日本の新しい社会保障・福祉政策論を提示する書。南欧やアジアにおける政策上の重要な論点を検討するほか、ワークフェアとメイキング・ワーク・ペイを取り上げ、日本にとっての意義と問題点を解明する。 |
著者紹介 |
1951年大阪生まれ。同志社大学社会学部教授、同大学社会福祉教育・研究支援センター長。博士(経済学)。「現代福祉国家の国際比較」で日本労働ペンクラブ賞を受賞。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811439738 |
目次 |
序章 福祉政策における国際比較研究 |
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1 4つの異なるアプローチ/2 比較福祉国家論の展開/3 エスピン-アンデルセン『三つの世界』その後(1)/4 エスピン-アンデルセン『三つの世界』その後(2)/5 研究面での「労働と福祉の連携」/6 福祉レジームの東アジアモデル?/7 曲がり角にある比較福祉国家論 |
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第Ⅰ部 比較福祉「国家」論から「政策」論へ |
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第1章 日本モデルの変容 |
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1 2つの議論の架橋/2 拡大する所得格差(1990年代〜)/3 「ワークフェア体制」の揺らぎ/4 普遍主義と選別主義をめぐって |
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第2章 福祉国家の南欧モデルと日本 |
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1 「リベラルタイプの要素を多分にもつ保守主義タイプ」/2 南欧-地中海モデルの基本的特徴/3 日本型福祉国家と共通する点/4 異同が示唆するもの |
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第3章 東アジアにおける社会政策の可能性 |
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1 東アジア社会政策の新時代/2 東アジアと日本/3 後発性利益の「享受」から「喪失」へ/4 中国の高度成長と所得分配の動向/5 東アジア社会政策統計データベースの整備 |
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第4章 日本における高齢化「対策」を振り返って |
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1 日本の試行錯誤的経験から/2 日本の経験の一般性と特殊性/3 高齢化の進展と年金制度/4 介護保険法の制定をめぐって/5 介護労働者の不足問題をめぐって/6 日本の経験からの教訓 |
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第Ⅱ部 ワークフェアからメイキング・ワーク・ペイへ |
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第5章 公的扶助制度をめぐる国際動向が示唆するもの |
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1 「最後の拠り所」としての公的扶助/2 福祉国家レジームと公的扶助制度/3 2つの要請の狭間にあって/4 わが国への政策的示唆 |
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第6章 ワークフェアの国際的席巻 |
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1 「能動的社会政策」の提唱/2 ワークフェアという言葉/3 いくつかの反応/4 ワークフェアのタイプ/5 ワークフェアのアポリア(本来的な困難)/6 メイキング・ワーク・ペイ政策/7 労働規則とディーセントワーク論/8 わが国の制度・政策論に示唆する点 |
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第7章 3層のセーフティネットから4層のセーフティネットへ |
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1 日本のセーフティネットの綻び/2 国際比較からみた日本のセーフティネットの「形」/3 日本のセーフティネットの際立つ特徴と改善すべき点 |
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第8章 給付つき税額控除制度の可能性と課題 |
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1 所得控除制度vs税額控除制度/2 給付つき税額控除制度の概要/3 なぜ給付つき税額控除制度が注目されるようになったのか/4 給付つき税額控除制度の2つの具体的提言/5 給付つき税額控除制度の問題点/6 求められる税制としての対応 |
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結章 「三つの世界」後の20年 |
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1 グローバリゼーションの進展/2 国際動向からみた政策上の課題 |
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資料 福祉政策の国際動向 |