書誌種別 |
図書 |
タイトル |
外国人参政権問題の国際比較 |
タイトルヨミ |
ガイコクジン サンセイケン モンダイ ノ コクサイ ヒカク |
人名 |
河原 祐馬/編
植村 和秀/編
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人名ヨミ |
カワハラ ユウマ ウエムラ カズヒデ |
出版者・発行者 |
昭和堂
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出版者・発行者等ヨミ |
ショウワドウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2006.11 |
ページ数または枚数・巻数 |
6,329,7p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3400 |
ISBN |
4-8122-0641-3 |
分類記号 |
314.89
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件名 |
外国人参政権
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内容紹介 |
近代民主主義と近代国家の狭間に落ち込んだ尊厳とは。グローバル化の中で、移民受け入れ国における市民権政策を中心とした移民政策の現状と課題を分析し、多民族社会における民族共存の条件をめぐる諸問題を比較検討する。 |
著者紹介 |
1960年兵庫県生まれ。京都大学大学院法学研究科修士課程修了。岡山大学法学部教授。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009810912355 |
目次 |
序章 国民国家の「変容」と外国人参政権問題 |
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一 グローバル化と国民国家の「変容」/二 EU域内の定住外国人問題/三 定住外国人の政治参加をめぐる議論/四 定住外国人問題と日本の「内なる国際化」/五 外国人参政権問題の現代的視座 |
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第一章 帝国の変容と「外国人」参政権 |
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一 イギリスにおける参政権/二 イギリスにおける市民権の変遷と参政権 |
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第二章 フランスにおける移民の社会統合と共和国理念 |
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一 フランスにおける移民政策/二 国籍=市民権の問い直し/三 ムスリムの社会統合とライシテ原理 |
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第三章 「ドイツ」概念のヨーロッパ的変容 |
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一 「ドイツ」概念と近代的ネイション意識・再説/二 新たなる齟齬と変容-「ヨーロッパ人」の参政権/三 ヨーロッパ人のコミュナールな参政権と「ドイツ」概念の変容 |
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第四章 オーストリアにおける外国人の政治参加問題 |
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一 定住外国人の現状/二 外国人参政権の現状-統合の論理/三 外国人参政権を巡る議論-統合か、同化/排除か/四 帰化-統合と同化/排除のはざま |
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第五章 バルト諸国の市民権政策とロシア語系住民問題 |
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一 ロシア語系住民と独立の「回復」/二 エストニア共和国の市民権政策/三 ラトヴィア共和国の市民権政策/四 非市民の帰化プロセス |
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第六章 アメリカにおける定住外国人参政権の歴史と現状 |
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一 定住外国人参政権付与の歴史/二 近年のアメリカにおける定住外国人参政権問題 |
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第七章 タイにおける外国人の政治的権利 |
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一 何が問題なのか/二 ヴェトナム難民/三 山地民/四 出稼ぎ外国人労働者 |
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第八章 内なる国際化へ向かって |
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一 タイの住民登録制度と「外国人」登録行政/二 地方分権と外国人参政権/三 「外国人参政権」の政治学 |
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第九章 在日韓国・朝鮮人問題と外国人参政権 |
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一 理論的考察/二 「外国人」としての在日韓国・朝鮮人とその歴史/三 在日韓国・朝鮮人による参政権の主張 |
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第十章 日本における外国人政治参加の現状 |
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一 自治体の取り細み/二 外国人参政権をめぐる議論/三 外国人会議 |
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終章 近代民主主義と近代国家の狭間に落ち込んだ尊厳 |
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一 根本的な問いとしての外国人参政権問題/二 近代民主主義と近代国家の関係/三 カール・シュミットの例/四 マイケル・ハートとアントニオ・ネグリの例/五 二一世紀の課題 |