| 書誌種別 |
図書 |
| タイトル |
「中国」をめぐる国交樹立外交 |
| サブタイトル |
グローバル展開と国際社会の対応 |
| タイトルヨミ |
チュウゴク オ メグル コッコウ ジュリツ ガイコウ |
| サブタイトルヨミ |
グローバル テンカイ ト コクサイ シャカイ ノ タイオウ |
| 人名 |
三宅 康之/著
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| 人名ヨミ |
ミヤケ ヤスユキ |
| 出版者・発行者 |
名古屋大学出版会
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| 出版者・発行者等ヨミ |
ナゴヤ ダイガク シュッパンカイ |
| 出版地・発行地 |
名古屋 |
| 出版・発行年月 |
2025.9 |
| ページ数または枚数・巻数 |
14,595,37p |
| 大きさ |
22cm |
| 価格 |
¥9000 |
| ISBN |
978-4-8158-1205-8 |
| ISBN |
4-8158-1205-8 |
| 注記 |
文献:巻末p14〜37 |
| 分類記号 |
319.22
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| 件名 |
中国-対外関係-歴史
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| 内容紹介 |
中華人民共和国と中華民国という2つの「中国」と諸外国の間で展開された国交樹立をめぐる外交について、多くの事例を一貫した視点から捉え直す。中国外交と国際社会の対応に関する国際史的研究。 |
| 著者紹介 |
兵庫県西宮市生まれ。京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。関西学院大学国際学部教授。博士(法学)。「中国・改革開放の政治経済学」で大平正芳記念賞を受賞。 |
| 言語区分 |
JPN |
| タイトルコード |
1009812872386 |
| 目次 |
序章 |
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一 国交樹立問題とその重要性/二 史資料と先行研究/三 本書の構成 |
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第Ⅰ部 中華人民共和国建国前後の国交樹立外交 |
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はじめに |
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第1章 社会主義的「兄弟愛」と現実 |
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はじめに/一 ソ連からの政権樹立容認の獲得まで/二 三大外交政策の確定と即時承認の内諾の獲得/三 国交樹立と直後の関係/おわりに |
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第2章 北方の脅威へのリスクヘッジ外交 |
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はじめに/一 ビルマ独立前後の政府と中華民国との関係/二 中共政権承認問題の浮上/三 中華人民共和国建国後の承認外交/四 中華人民共和国との接触/五 北京での交渉へ/おわりに |
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第3章 ネルーの積極外交と緩衝地帯チベットの喪失 |
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はじめに/一 独立期インドと中華民国/二 ネルーの中共政権承認外交/三 建国前後/四 承認外交の最終局面(一九四九年一二月)/五 国交樹立交渉/六 外交使節交換の段階/おわりに |
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第4章 独自外交・協調外交・反共主義のトリレンマ |
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はじめに/一 建国前後のインドネシアと中国/二 国交樹立交渉/三 関係の安定まで/おわりに |
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第5章 「三つのサークル」間のバランス外交 |
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はじめに/一 国共内戦期までの英中関係とイギリス外交/二 米国追従から独自の基本方針の策定へ(一九四八年)/三 承認外交/四 南京陥落後の「三つのサークル」との調整/五 英米ワシントン会議/六 中華人民共和国建国直後の初動/七 承認外交の総仕上げ/おわりに |
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第6章 スカンディナヴィア三国協調外交の内実 |
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はじめに/一 背景説明/二 スウェーデンの承認外交/三 国交樹立交渉/おわりに/補論 スイスとフィンランドの国交樹立外交 |
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第7章 対米追随か対英協調か |
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はじめに/一 中華人民共和国成立以前の中国承認問題への対応/二 建国後の対中外交/三 中国によるヴェトナム民主共和国承認の衝撃/四 朝鮮戦争勃発後のフランスの模索/おわりに/補論 一九四九〜五〇年のオランダとベルギーの対中政策 |
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第8章 英米の狭間における独自外交の模索 |
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はじめに/一 中華人民共和国成立以前の中共政権承認問題への対応/二 中華人民共和国成立後の模索/三 コロンボ会議後の試み/おわりに |
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第9章 便宜的不承認政策のジレンマ |
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はじめに/一 承認問題の浮上/二 アチソンの国務長官就任から中華人民共和国成立まで/三 中華人民共和国の建国後/おわりに |
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第10章 一九五四年ジュネーヴ会議前後の国交樹立外交 |
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はじめに/一 一九五〇年の交渉/二 交渉再開への中国の攻勢/三 ジュネーヴ会議と英中国交樹立/四 ノルウェー・オランダとの国交樹立/おわりに |
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小括 |
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第Ⅱ部 国交樹立競争の激化と新展開 |
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はじめに |
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第11章 アジア・アフリカ会議前後の国交樹立外交 |
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はじめに/一 外交方針の変遷/二 南アジア諸国/三 中東諸国(〜一九五六年)/四 中東諸国・マグレブ諸国(一九五六年〜)/五 カンボジア・ラオス・キューバ/おわりに |
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第12章 アフリカ新興国をめぐる中台国交樹立競争の激化 |
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はじめに/一 ギニア・ガーナ・マリ/二 ソマリア・コンゴ=スタンレーヴィル/三 東アフリカ/おわりに |
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第13章 「外交的核爆発」とその波及効果 |
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はじめに/一 フランスの対中接近/二 「第二中間地帯」への突破口になったのか/三 旧仏領諸国への突破口となったのか/四 モーリタニア・イスラーム共和国/五 一九六五年の暗転/おわりに |
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第14章 アフリカ諸国主体の承認切り替え外交 |
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はじめに/一 コンゴ=ブラザヴィルの独立と政治変動/二 中華人民共和国承認へ/三 コンゴとの国交樹立後の中国外交/おわりに/補論 中央アフリカとダオメの承認切り替え |
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第15章 ミドルパワーの独自外交 |
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はじめに/一 カナダ/二 イタリア・サンマリノ・オーストリア/三 ベルギー/おわりに |
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第16章 日中・米中国交樹立との相互作用 |
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はじめに/一 中台にとっての日米の位置づけ/二 日本へのアプローチの再検討/三 日中・米中国交樹立との関連性/おわりに/参考資料 |
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小括 |
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第Ⅲ部 中華民国・台湾から見た国交樹立外交 |
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はじめに |
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第17章 蔣介石時代の国交樹立外交の推移 |
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はじめに/一 「守り」の国交樹立外交(一九五〇年代)/二 「攻め」の国交樹立外交へ(一九六〇年代)/三 「断交雪崩」の予兆(一九七〇年代初頭)/おわりに |
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第18章 太平洋・カリブ海ミニ島嶼国外交へ |
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はじめに/一 蔣経国時代前期(一九七二〜七八年)/二 南米諸国をめぐる国交攻防戦/三 蔣経国時代後期(一九七九〜八七年)/おわりに |
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第19章 二重承認容認と台湾外交の幕開け |
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はじめに/一 第七期総統期(一九八八年一月〜九〇年五月)/二 第八期総統期(一九九〇年五月〜九六年五月)/三 第九期総統期(一九九六年五月〜二〇〇〇年五月)/おわりに |
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第20章 民主化台湾の国交樹立外交 |
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はじめに/一 国交樹立競争の限界の露呈/二 外交休戦の虚と実/三 蔡英文政権のサヴァイヴァル外交(二〇一六〜二四年)/おわりに |
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小括 |
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終章 |
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一 本書の成果/二 今後の課題 |