| 書誌種別 |
図書 |
| タイトル |
アメリカのリベラリズムとカトリックの中絶問題 |
| サブタイトル |
宗教の教説と多元主義社会における政治の思想研究 |
| タイトルヨミ |
アメリカ ノ リベラリズム ト カトリック ノ チュウゼツ モンダイ |
| サブタイトルヨミ |
シュウキョウ ノ キョウセツ ト タゲン シュギ シャカイ ニ オケル セイジ ノ シソウ ケンキュウ |
| 人名 |
池端 祐一朗/著
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| 人名ヨミ |
イケハタ ユウイチロウ |
| 出版者・発行者 |
ナカニシヤ出版
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| 出版者・発行者等ヨミ |
ナカニシヤ シュッパン |
| 出版地・発行地 |
京都 |
| 出版・発行年月 |
2025.7 |
| ページ数または枚数・巻数 |
13,361p |
| 大きさ |
21cm |
| 価格 |
¥4000 |
| ISBN |
978-4-7795-1872-0 |
| ISBN |
4-7795-1872-0 |
| 注記 |
文献:p345〜354 |
| 分類記号 |
198.2253
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| 件名 |
カトリック教-アメリカ合衆国
/
宗教と政治
/
妊娠中絶
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| 内容紹介 |
カトリックの中絶問題が主に米国の公共領域においてどのように論じられ、どのような影響をもたらしたのかについて検討。1984年の大統領選挙におけるカトリックの中絶問題の騒動に関連する出来事等も取り上げる。 |
| 言語区分 |
JPN |
| タイトルコード |
1009812859059 |
| 目次 |
序章 プロチョイスのカトリック信徒に関する研究をすることと本書の概要 |
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1 先行研究/2 本書の目的及び概要 |
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第1部 中絶に関するカトリックの教説の変遷 |
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第1章 第二バチカン公会議までの教説 |
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1 中絶と避妊に関する教説の前史/2 二十世紀初期の教説/3 回勅『貞潔な結婚Casti Connubii』(一九三〇年)/4 第二バチカン公会議(一九六二年〜一九六五年)まで/5 第二バチカン公会議(一九六二年〜一九六五年) |
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第2章 『堕胎に関する教理聖省の宣言』(一九七四年) |
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1 中絶の合法化/2 ハンディキャップを持つ子供/3 産児調節/4 権利/5 科学と倫理 |
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第3章 回勅『いのちの福音』(一九九五年) |
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1 生まれていない人間/2 中絶・幼児殺し/3 夫婦以外の出産と育児に関わる人・組織/4 市民法と道徳法 |
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第1部まとめ |
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第2部 アメリカのリベラル・カトリックと中絶問題 |
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第4章 ケネディ大統領からバイデン大統領の軌跡 |
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1 ケネディ政権の誕生と第二バチカン公会議/2 諮問委員会とヘイスティングス・センター/3 一九八四年大統領選挙/4 一九八四年大統領選挙終了後からバイデン政権までの変化と影響/5 おわりに |
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第5章 女性初の副大統領候補とカトリックの中絶問題 |
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1 女性初の副大統領候補選出の背景/2 大統領選中の声明広告掲載までの経過/3 声明広告の作成の経緯と内容/4 声明広告掲載後/5 おわりに |
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第6章 マリオ・クオモの演説 |
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1 演説の社会背景/2 演説の内容/3 演説後の社会の反響/4 演説への反論とそれに対するクオモの応答/5 おわりに |
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第2部まとめ |
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第3部 カトリック信徒でプロチョイスであるということ |
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第7章 リベラル・カトリックと世俗化 |
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1 キャラハンと政治家(ケネディとクオモ)の方向性/必要の違い/2 ジョン・コートニー・マレー/3 コックス『世俗都市』/4 クオモの葛藤とホセ・カサノヴァの公共宗教論/5 まとめ |
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第8章 クオモの演説とロールズの政治的リベラリズム |
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1 違いと比較する理由/2 公共的理性の理念/3 重なり合うコンセンサス/4 バーナーディン枢機卿のシームレスガーメント/5 ロールズ「私の宗教観について」/6 まとめ |
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終章 クオモの演説と寛容論 |
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1 三人の寛容論者とクオモの演説の共通点/2 『信教の自由に関する宣言』/3 寛容のパラドックス/4 現代の寛容論におけるクオモの演説の扱い/5 結論 |
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補遺1 CFC/CFFCの主張 |
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1 フェミニスト神学の観点/2 胎児は人格ではない/3 個人の選択/4 カトリック信徒の投票選択/5 司教協議会からの批判とCFC/CFFCの戦略/6 CFC/CFFCの各論者の主張の特徴及びフェミニスト神学教育 |
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補遺2 『中絶とカトリシズム』の多様性 |
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1 政治/公共領域における主張/2 フェミニストの主張/3 シームレスガーメント/4 おわりに |
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補遺3 現在のカトリックの教説と中絶の是非 |
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1 胎児の生命と女性の人権ではなく、公安の問題か否か/2 中絶は無前提に善であるという主張はない |