書誌種別 |
図書 |
タイトル |
昭和前期における口演童話の変遷 |
サブタイトル |
教育、ラジオへの展開と戦争協力 |
タイトルヨミ |
ショウワ ゼンキ ニ オケル コウエン ドウワ ノ ヘンセン |
サブタイトルヨミ |
キョウイク ラジオ エノ テンカイ ト センソウ キョウリョク |
人名 |
中村 美和子/著
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人名ヨミ |
ナカムラ ミワコ |
出版者・発行者 |
ひつじ書房
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出版者・発行者等ヨミ |
ヒツジ ショボウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2024.4 |
ページ数または枚数・巻数 |
14,318p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥7200 |
ISBN |
978-4-8234-1224-0 |
ISBN |
4-8234-1224-0 |
注記 |
文献:p267〜293 |
分類記号 |
379.3
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件名 |
児童文化-歴史
/
童話-歴史
/
放送教育-歴史
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内容紹介 |
子どもを集めて物語を聞かせる口演童話は、20世紀前半の日本で人気のあった児童文化で、ラジオ登場前は児童出版以上のマスメディアだった。語られた話材の分析をとおし、昭和前期の口演童話の展開をたどる。 |
著者紹介 |
東京都生まれ。お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科博士後期課程修了。同大学グローバルリーダーシップ研究所特別研究員。博士(社会科学)。専攻は教育文化・児童文化史。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812757035 |
目次 |
序章 口演童話による教育と文化伝承 |
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第1節 問題設定と研究対象/第2節 分析のための二つの視角-教育文化と戦時文化政策/第3節 用語の定義 |
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第1章 先行研究と課題設定、本書の構成 |
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第1節 口演童話に関する先行研究/第2節 本書の課題設定/第3節 本書の構成 |
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第2章 口演童話の創始と1920年代までの展開 |
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第1節 口演童話の創始/第2節 巖谷小波の「桃太郎主義」/第3節 幼児教育における「桃太郎主義」と口演童話/第4節 研究会による口演童話の普及/第5節 口演童話の大衆化にともなう問題 |
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第3章 教室童話の展開 |
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第1節 教師による久留島童話の受容/第2節 教室童話研究会が目ざした「教育としての童話」 |
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第4章 口演童話家のラジオへの進出 |
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第1節 東京放送童話研究会結成の背景/第2節 東京放送童話研究会による放送童話の研究 |
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第5章 教育の戦時体制下におけるラジオ番組「幼児の時間」 |
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第1節 世界に先がけた「幼児の時間」/第2節 1925-1945年における子ども向け教育番組/第3節 幼児向け番組の指導方針と編成/第4節 「幼児の時間」「戦時保育所の時間」の台本分析/第5節 放送童話による戦時下の幼児教育 |
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第6章 国史劇にみられる少国民錬成の要素 |
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第1節 国史劇の背景/第2節 国民科国史と国史劇/第3節 額田六福作の国史劇シリーズ/第4節 国史劇台本にみる少国民錬成/第5節 国民学校放送の国史劇シリーズによる報国 |
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第7章 日本少国民文化協会童話部会の「童話報国」 |
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第1節 日本少国民文化協会における童話部会の位置/第2節 幼児向け話材「ハイハイうさ子ちやん」/第3節 高学年向け話材「闘ふドイツ少年」/第4節 口演童話の効果 |
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結章 結論と本書の意義、今後の課題 |
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第1節 四つの課題からみた口演童話の展開/第2節 子どもの育ちを意識した口演童話の歴史/第3節 今後の課題 |