書誌種別 |
図書 |
タイトル |
討議倫理と教育 |
サブタイトル |
アーペル、ヨナス、ハーバーマスのあいだ |
タイトルヨミ |
トウギ リンリ ト キョウイク |
サブタイトルヨミ |
アーペル ヨナス ハーバーマス ノ アイダ |
人名 |
丸橋 静香/著
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人名ヨミ |
マルハシ シズカ |
出版者・発行者 |
春風社
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出版者・発行者等ヨミ |
シュンプウシャ |
出版地・発行地 |
横浜 |
出版・発行年月 |
2023.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
277,9p |
大きさ |
20cm |
価格 |
¥3900 |
ISBN |
978-4-86110-772-6 |
ISBN |
4-86110-772-6 |
注記 |
文献:p255〜272 |
分類記号 |
371.1
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件名 |
教育哲学
/
倫理学
/
道徳教育
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件名 |
Apel Karl Otto
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件名 |
アーペル カルル・オットー
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内容紹介 |
討議という倫理はどのように互いを支えるか。アーペル討議倫理学の教育学的意義を言語論的転回と他者論的転回という2つの側面から検討。向かい合うもの同士の合意や承認をめぐる関係を、責任や対話実践の問いから解き明かす。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812672518 |
目次 |
序章 問題関心と研究の課題-討議倫理学と教育学 |
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第一節 問題関心-言語論的転回の徹底と他者論的転回の必要性/第二節 本研究の対象-なぜアーペル討議倫理学か/第三節 研究の課題と方法/第四節 先行研究の検討/第五節 本書の構成 |
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第一章 アーペル討議倫理学の基本枠組-一九七〇年代の議論を中心に |
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はじめに/第一節 アーペル討議倫理学の背景/第二節 超越論的語用論的討議倫理学/おわりに |
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第二章 アーペル討議倫理学の責任論-ヨナス責任論との比較 |
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はじめに/第一節 ヨナスの責任論の背景/第二節 ヨナスの責任論/第三節 未来倫理としての討議倫理学の優位-ヨナスに対するアーペルの批判/第四節 アーペルの未来倫理-討議能力を持たないものへの配慮義務の根拠づけ/おわりに |
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第三章 現代社会における責任性とその形成-アーペルの「共同責任」概念を手がかりに |
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はじめに-近代的個人主義的責任概念の限界/第一節 教育学における責任性-ドイツ教育学の議論から/第二節 今日的な責任性-アーペルの「共同責任」概念を手がかりに/第三節 責任性の形成可能性-討議人間学を手がかりに/第四節 相互主体的対話実践による責任性の形成/おわりに |
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第四章 超越論的語用論的な討議倫理学の教育実践への適用-相互主体的対話実践を可能にする手立て(1) |
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はじめに/第一節 討議実現に関するドイツ批判的教育学議論の問題点/第二節 討議倫理学における「適用問題」/第三節 ニケの「道徳の現実的討議理論」にもとづく教育構想/おわりに-考えられる批判と討議倫理学に関する教育学的研究の課題 |
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第五章 言語能力の発達段階を踏まえた討議主体形成-相互主体的対話実践を可能にする手立て(2) |
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はじめに/第一節 討議倫理学における討議/第二節 討議能力の発達段階と子どもの区分/第三節 大人-子ども間の討議/おわりに |
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第六章 ハーバーマス討議倫理学の限界が示唆する道徳教育の構想原理-教育学における討議倫理学研究の他者論的転回(1) |
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はじめに-ハーバーマス討議倫理学の限界を問うことの教育学的意味/第一節 ハーバーマスにおけるオースティン言語行為論受容の検討/第二節 ハーバーマスの承認論-テイラーの承認論との比較から/第三節 道徳教育の原理-「差異の原理」/「平等の原理」/おわりに |
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第七章 アーペル討議倫理学の逆説的構造が示唆する教育の倫理-教育学における討議倫理学研究の他者論的転回(2) |
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はじめに/第一節 対称的関係に立脚する倫理構想としてのアーペル討議倫理学/第二節 「共同責任」概念再論-ロゴスの<他者>という観点から/第三節 「共同責任」概念の教育学的意義/おわりに |
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終章 アーペル討議倫理学の教育学的意義 |
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第一節 本研究のまとめ/第二節 教育学的帰結/第三節 残された課題 |