書誌種別 |
図書 |
タイトル |
谷崎潤一郎の世界史 |
サブタイトル |
『陰翳礼讃』と20世紀文化交流 |
タイトルヨミ |
タニザキ ジュンイチロウ ノ セカイシ |
サブタイトルヨミ |
インエイ ライサン ト ニジッセイキ ブンカ コウリュウ |
人名 |
西村 将洋/著
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人名ヨミ |
ニシムラ マサヒロ |
出版者・発行者 |
勉誠出版(発売)
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出版者・発行者等ヨミ |
ベンセイ シュッパン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2023.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
6,505p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥4800 |
ISBN |
978-4-585-39020-6 |
ISBN |
4-585-39020-6 |
分類記号 |
914.6
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件名 |
陰翳礼讃
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件名 |
谷崎 潤一郎
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件名 |
タニザキ ジュンイチロウ
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内容紹介 |
谷崎潤一郎「陰翳礼讃」はどのような書物なのか。谷崎はそこにどんな思いを込めたのか。なぜ今も世界各国で読まれ続けているのか。「陰翳礼讃」を入口として、日露戦争前後から現代へと至る20世紀文化交流の歴史を描出する。 |
著者紹介 |
兵庫県生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(国文学)。西南学院大学国際文化学部教授。ロンドン大学SOAS客員研究員。専門は近現代日本文学、近代日本文化学。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812652934 |
目次 |
序論 |
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01 ミニチュア・ヒーローズ/02 フランス人の偏愛/03 転移現象/04 日本賛美の彼方へ/05 選択/06 起源へ/07 構成と注意点-本書を読む前に |
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第Ⅰ部 アジア主義からの波動一九〇〇年代〜一九二〇年代 |
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第1章 冒頭をめぐって |
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08 冒頭の読み方/09 過激なる遅筆/10 翻訳が原文に優るとき/11 言葉と建築/12 梅ノ谷の家 |
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第2章 アジアをめぐって |
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13 征露歌の時代/14 起てよ、アジア/15 地理と世界認識/16 ヒマラヤ山脈と岡田覚三/17 具体性と想像力 |
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第3章 中国体験をめぐって |
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18 「支那趣味」の表現/《参考》「支那趣味」に関する略年表/19 文化のダイナミズム/20 後藤朝太郎の超国家論/21 幻の「支那通」小説 |
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第4章 郭沫若と田漢をめぐって |
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22 国際語としての日本語/23 美しき日中交流/24 陰翳の系譜学/25 憑依する言葉/26 誕生/27 谷崎とアジア主義 |
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第Ⅱ部 ジャポニスムからの波動一九二〇年代〜一九三〇年代 |
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第5章 翻訳をめぐって |
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28 猿に関する考察/29 一九二〇年代の日仏文化交流/30 フランス語版「愛すればこそ」/31 主格の省略/32 日本語の実験/33 模倣の内実 |
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第6章 芥川龍之介をめぐって |
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34 芥川の模倣論/35 エレン・フォレスト『雪さん』の日本文学観/36 戸川秋骨の翻訳論/37 文化宣伝批判/《参考》一九二〇年代中盤の日本文学と翻訳に関する文献リスト/38 芥川の軽蔑論/39 谷崎とジャポニスム/40 『陰翳礼讃』と岡倉覚三/《参考》一九二七年の谷崎と芥川に関する略年表 |
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第7章 建築をめぐって |
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41 エドワード・モースと瓦屋根/42 「日本趣味」論争/43 ブルーノ・タウトと文章表現/44 屋根の幻想性/45 実在する文化の拒絶/46 写真と比喩/47 省略的文体と増殖する叙述/48 多元的モダニズム |
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第8章 夏目漱石をめぐって |
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49 星座的イメージ/50 小説『草枕』とジレンマ/51 羊羹の語り方/52 厠と和辻哲郎/53 開化とは何か/54 「現代日本の開化」批判/55 様々なる開化/56 サバルワルとインド独立運動 |
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第Ⅲ部 『陰翳礼讃』からの波動一九三〇年代〜一九五〇年代 |
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第9章 戦後をめぐって |
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57 読者としての作者/58 奴隷の言葉/59 『陰翳礼讃』のアメリカ/60 冷戦と美学化/61 葛藤の痕跡 |
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第10章 戦前をめぐって |
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62 「近代の超克」と中村光夫/63 逆襲の漱石/64 谷崎と政治/65 権力の放置 |
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第11章 サイデンステッカーをめぐって |
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66 日本特集号の役割分担/《参考》『アトランティック・マンスリー』別冊日本特集号(一九五四年)細目/67 中島健蔵の「主流」論/68 国際的な保守派/69 模倣と谷崎文学/70 進歩派の読み方/71 日本人と排他性 |
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第12章 差別をめぐって |
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72 西欧社会の日本人女性像/73 ピエール・ロチ『お菊さん』/74 黒人差別とワン・ドロップ・ルール/75 中上健次と物語のブタ/76 小説『細雪』の桜と鯛/77 反復の裂け目/78 エドワード・サイードと「野蛮人の土地」/79 柄谷行人と「括弧入れ」の美学/80 攪乱するイメージ/81 心象地理を揺るがす/82 カッコ外しの想像力 |
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結論 一九六〇年代から現代へ |
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83 私小説的な読み方/84 作品本位の読み方/85 日本賛美と松子神話/86 変化を読む/87 ポストモダンの前夜/88 建築家チャールズ・ムーアの日本/89 ミースとライト/90 ヴェルサイユ宮殿と硬い宝石のような炎/91 横断する力/92 ファースト・ロックダウンの後 |