書誌種別 |
図書 |
タイトル |
法実務と認知脳科学-交渉・説得・弁論 |
シリーズ名 |
「法と経済学」叢書 |
シリーズ番号 |
13 |
タイトルヨミ |
ホウジツム ト ニンチ ノウカガク コウショウ セットク ベンロン |
シリーズ名ヨミ |
ホウ ト ケイザイガク ソウショ |
シリーズ番号ヨミ |
13 |
人名 |
ダニエル・E.ホロウェイ/著
太田 勝造/監訳
路川 貴大/[ほか]共訳
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人名ヨミ |
ダニエル E ホロウェイ オオタ ショウゾウ ミチカワ タカヒロ |
出版者・発行者 |
木鐸社
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出版者・発行者等ヨミ |
ボクタクシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2021.9 |
ページ数または枚数・巻数 |
345p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-8332-2548-9 |
ISBN |
4-8332-2548-9 |
注記 |
原タイトル:Lawyers,judges, & semi‐rational beasts |
注記 |
文献:章末 |
分類記号 |
327.014
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件名 |
裁判
/
法心理学
/
認知
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内容紹介 |
認知脳科学の知見に依拠するニューロ・ローによって、法専門家の判断がいかにバイアスに満ちたものであるかが明らかになってきている。法専門家及び陪審員・裁判員の歪みやバイアスへの対処の仕方を解説する。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812534763 |
目次 |
第1章 人間性についての脳中心の見方 |
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1.1 われわれの脳は,統一的指令センターなしに同時に並列処理をする多くの専門分化した回路からなる/1.2 人間の脳は,細胞と分子,そして物理と化学の法則によって活動する/1.3 精神プロセスは肉体プロセスに対応する/1.4 われわれの脳は,完璧に仕事を成し遂げようとするものではなく,必要な程度にうまく効率的にやろうとするものである/1.5 生存上重大な管理の役割は意識が果たしつつも,生活のほとんどの部分で脳は無意識のうちに活動している/1.6 脳は主として感情によってわれわれを導く:認知の効率的な形態としての感情/1.7 われわれの脳は社会性と行動柔軟性のために造られている/1.8 われわれの脳には,社会性と道徳性など幾分かの内容がおそらく生得的に書き込まれている/1.9 人間の差異には,人間存在に深く根ざしたものがあり,どれが正しいかを決定できる超越した存在はいない/1.10 参考文献 |
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第2章 見ること,感じること,考えることについて |
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2.1 一般的なプロセス/2.2 知覚と記憶/2.3 即座の反応,意識的な推論,最終的な判断/2.4 かなりの程度,われわれは言語の命じるままに思考し,感じる/2.5 実質的内容や傾向/2.6 意思決定は少しだけだが改善することができる/2.7 参考文献 |
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第3章 コミュニケーションと説得 |
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3.1 他者の頭の中に思考と感覚を喚起することによって,われわれはコミュニケーションをする。いつもそれは不完全である/3.2 読んだり書いたりすることは問題を悪化させる/3.3 判断権者の既存の価値,態度,信念をうまく利用することで,説得はうまくゆく/3.4 それができる場合なら,慎重に考慮することで些末な他事考慮に対処できるが,そのような他事が常に影響力を持っている/3.5 信頼は権力をもたらすので,信頼する際には注意が必要である。/3.6 人間関係のダイナミクス(動態)は,無思考かつ自動的に作動する/3.7 判断権者の代理人弁護士に対する感情が,そして弁護士の事案に対する感情が,大きな違いをもたらす/3.8 自分の信じていることを変えることには積極的に抵抗する/3.9 先回りして反論しておくことで,相手方の議論に対する裁判官の抵抗を仕組むことができる/3.10 われわれはストーリィに引き込まれ,そしてたぶん騙される/3.11 道徳感情を喚起するのは,議論ではなく,ストーリィの方である/3.12 参考文献 |
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第4章 陪審員と裁判官 |
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4.1 お互いに他人同士の集団として,よって,ストレスを感じつつ,よく知らない争点について,よく理解できないルールに従って,陪審員は判断を下す/4.2 裁判官はあたかも独裁者か寡頭制の少数支配者のように判断を下す。つまり,状況依存的で,ほとんど無責任な判断を下す/4.3 参考文献 |
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第5章 主要な原則とその意義 |
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5.1 予備的考察/5.2 説得の原理/5.3 知識を実践で役立てるための原則 |