書誌種別 |
図書 |
タイトル |
扉の向こうの帝国 |
サブタイトル |
「イースタン・バンク」発生史論 |
並列タイトル |
The British Empire behind Closed Doors:The Eastern Exchange Banks and their Activities in Asia |
タイトルヨミ |
トビラ ノ ムコウ ノ テイコク |
サブタイトルヨミ |
イースタン バンク ハッセイ シロン |
人名 |
川村 朋貴/著
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人名ヨミ |
カワムラ トモタカ |
出版者・発行者 |
ナカニシヤ出版
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出版者・発行者等ヨミ |
ナカニシヤ シュッパン |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2020.10 |
ページ数または枚数・巻数 |
7,399,28p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-7795-1499-9 |
ISBN |
4-7795-1499-9 |
注記 |
文献:巻末p7〜26 |
分類記号 |
338.62
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件名 |
貿易金融-歴史
/
植民地銀行
/
銀行-イギリス
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内容紹介 |
19世紀後半、相次いで登場したアジア市場向けのイギリス系国際銀行群=イースタン・バンク。イギリス帝国の膨張の力学と躍動するアジア経済の変動のなかで、その生成・発展の過程を明らかにする。人名・事項索引付き。 |
著者紹介 |
1968年北海道生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。東京大学連携研究機構ヒューマニティーズセンター学術支援職員(URA)。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812442933 |
目次 |
序章 「イースタン・バンク」研究への新たな視点-問題の所在 |
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第一節 「イースタン・バンク」とは何か/第二節 本書の視角-イースタン・バンクの興隆に関する古典的解釈を問う/第三節 各部の問題関心/第四節 使用する一次史料 |
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第一部 東インド会社とイースタン・バンク |
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第一章 ジョージ・ラーペントによるBank of India計画(一八三三〜三七年) |
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第一節 「旧植民地体制」下でのアジア貿易とその金融/第二節 ジョージ・ラーペントの挑戦/第三節 BI設立計画とその抵抗勢力/第四節 ラーペントの挫折/第五節 小括 |
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第二章 ロバート・M・マーチンとウィリアム・ジャーディンのBank of Asia計画(一八四〇〜四二年) |
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第一節 BA設立の計画案/第二節 第一計画/第三節 第二計画/第四節 BA計画の消滅/第五節 小括 |
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第三章 ロバート・M・マーチンのEast India Bank計画(一八四二〜四四年) |
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第一節 マーチンの再挑戦/第二節 再審議の要請-インド政庁の見解(BA問題)への反応/第三節 新銀行問題を取り巻く社会的環境/第四節 マーチン、香港へ/第五節 小括 |
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第二部 よちよち歩きのイースタン・バンク |
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第四章 オリエンタル銀行の誕生(一八四二〜四八年) |
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第一節 ボンベイの興隆/第二節 「ウェスタン・インディア銀行」の登場/第三節 香港問題/第四節 セイロン問題/第五節 小括 |
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第五章 東インド会社支配領域内でのイースタン・バンク問題(一八四七〜五二年) |
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第一節 「一八四七・四八年商業危機」の長期的影響/第二節 オリエンタル銀行への国王特許状の付与(一八五〇〜五一年)/第三節 ロンドン新インド利害の設立計画/第四節 EIC支配領域での特許銀行問題/第五節 小括 |
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第六章 「マンチェスター=ロンドン枢軸」の逆襲?(一八五二〜五五年) |
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第一節 新銀行の設立計画者/第二節 オリエンタル銀行の独占状態への批判/第三節 イースタン・バンクの「抵抗勢力」/第四節 新銀行への特許状付与/第五節 小括 |
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第三部 「扉の向こうの帝国」とその膨張力学 |
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第七章 英領インドから海峡植民地、そしてロンドンへ(一八五三〜六七年) |
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第一節 アジア貿易金融と帝国体制の再編/第二節 EIC解散後のイースタン・バンク問題/第三節 オリエンタル銀行/第四節 チャータード銀行とマーカンタイル銀行/第五節 小括 |
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第八章 ボンベイから香港への「帝国のテレコネクション」香港上海銀行の創業とその歴史的前提(一八六〇〜六七年) |
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第一節 香港の「アングロ・インディアン銀行」/第二節 Bank of Chinaの設立計画(ボンベイ)/第三節 「香港上海銀行」の設立計画/第四節 香港上海銀行の開業/第五節 小括 |
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第九章 イースタン・バンクの「関所資本主義」(一八六〇〜九〇年) |
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第一節 イースタン・バンクの営業成績と支店政策/第二節 「関所」の仕事/第三節 マーカンタイル銀行のアジア展開/第四節 小括 |
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第十章 マーカンタイル銀行の「関所資本主義」(一八六〇〜九〇年) |
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第一節 マーカンタイル銀行のインド業務/第二節 ボンベイとカルカッタでのマーカンタイル銀行/第三節 マーカンタイル銀行の東南アジア展開/第四節 海峡植民地、蘭領東インド、ビルマ/第五節 小括 |
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終章 本書の結論 |
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第一節 はじまりは、躍動するアジアから/第二節 変動するシティの勢力地図/第三節 イギリス帝国支配体制の形成・拡大・変容・経営/第四節 より広い歴史研究のなかで |