書誌種別 |
図書 |
タイトル |
未完の聖地 |
サブタイトル |
景福宮宮域再編事業の100年 |
シリーズ名 |
プリミエ・コレクション |
シリーズ番号 |
106 |
タイトルヨミ |
ミカン ノ セイチ |
サブタイトルヨミ |
キョンボックン キュウイキ サイヘン ジギョウ ノ ヒャクネン |
シリーズ名ヨミ |
プリミエ コレクション |
シリーズ番号ヨミ |
106 |
人名 |
宮崎 涼子/著
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人名ヨミ |
ミヤザキ リョウコ |
出版者・発行者 |
京都大学学術出版会
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出版者・発行者等ヨミ |
キョウト ダイガク ガクジュツ シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2020.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
10,341p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3600 |
ISBN |
978-4-8140-0263-4 |
ISBN |
4-8140-0263-4 |
分類記号 |
522.1
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件名 |
建築-朝鮮
/
宮殿
/
都市計画-歴史
/
朝鮮-歴史-日韓併合時代(1910〜1945)
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内容紹介 |
朝鮮王朝の宮域であった景福宮は民族の<聖域>。総督府は、それを再編しようとしたが…。大韓帝国から植民地、そして解放へ。王朝の府の数奇な運命を、史料と図面から解き明かし、現代までの<聖域>変容の意味を追う。 |
著者紹介 |
京都大学大学院文学研究科二十世紀学専修博士後期課程修了。同大学・京都芸術大学非常勤講師。博士(文学)。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812395234 |
目次 |
序論 |
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1 「最も古く,最も新しい」/2 見逃されてきた<景福宮全体の再編過程>/3 「植民地近代化論」と「収奪論」そして,「植民地近代論」へ/4 未完の計画としての「景福宮公園化」の全体像に迫る/5 本書の構成 |
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第1章 韓国併合と景福宮 |
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第1節 韓国併合以前の景福宮/第2節 韓国併合前後の景福宮/第3節 始政五年記念朝鮮物産共進会の開催と総督府新庁舎建設工事への着手/第4節 博物館エリアの公開状況/第5節 近代日本における歴史的建造物・文化財保存概念 |
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第2章 「京城都市構想図」と景福宮域再編計画案 |
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第1節 共同研究における検討と推測/第2節 共同研究における推測の矛盾と新たな仮説の構築/第3節 総督府新庁舎および博物館建設計画の推移についての再検証/第4節 再検証結果に基づく諸計画及び「構想図」制作経緯の推論 |
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第3章 1910年代前半期の景福宮域再編計画案の推移 |
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第1節 日本および朝鮮における公園の受容と造成の流れ/第2節 「京城都市構想図」の景福宮域再編計画案(1910年代初頭)/第3節 「景福宮敷地平面図」(1912年度内)/第4節 「景福宮内敷地及官邸配置図」(1910年代中頃)/第5節 苑路の形状と公園面積の拡充 |
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第4章 1920年代前半期以降の景福宮域公園化計画および官邸・官舎建設計画の展開 |
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第1節 1920年代中頃の景福宮域公園化と官邸・官舎建設をめぐる動き/第2節 官舎・官邸建設計画の推移/第3節 景福宮公園化計画,および京城都市計画のその後の推移 |
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第5章 1920年代中頃以降の宮域北エリアの変化 |
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第1節 朝鮮民族美術館の開館/第2節 博覧会場としての使用/第3節 朝鮮美術展覧会の開催(1930-38年)/第4節 入場希望者の観覧受け入れ/第5節 桜の開花時期の無料開放/第6節 東亜日報社関連団体の訪問/第7節 朝鮮総督府美術館の開館 |
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第6章 1920年代中頃以降の新庁舎エリアおよび博物館エリア |
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第1節 総督府新庁舎竣工後の同エリアおよび博物館エリアの変化/第2節 運動施設の設置/第3節 総督府体育会の活動実態/第4節 運動施設の増設と使用状況 |
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終論 「聖域の大衆化」と政治的統合の象徴としての再編 |
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1 旧権力の象徴空間としてのみ扱われた景福宮/2 都市計画熱を背景にした「風致を活かした」公園化/3 折衷的空間となった宮域/4 宮域の大衆化が準備したもの/5 軍事独裁(開発独裁)時代の「聖地」/6 民族精神の象徴空間=新たな「聖域」として/結び 更新され続ける未完の空間 |