書誌種別 |
図書 |
タイトル |
学校英語教育のコミュニケーション論 |
サブタイトル |
「教室で英語を学ぶ」ことの教育言語人類学試論 |
並列タイトル |
Linguistic Anthropology of EFL Education |
タイトルヨミ |
ガッコウ エイゴ キョウイク ノ コミュニケーションロン |
サブタイトルヨミ |
キョウシツ デ エイゴ オ マナブ コト ノ キョウイク ゲンゴ ジンルイガク シロン |
人名 |
榎本 剛士/著
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人名ヨミ |
エノモト タケシ |
出版者・発行者 |
大阪大学出版会
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出版者・発行者等ヨミ |
オオサカ ダイガク シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
吹田 |
出版・発行年月 |
2019.9 |
ページ数または枚数・巻数 |
12,258p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥4900 |
ISBN |
978-4-87259-689-2 |
ISBN |
4-87259-689-2 |
注記 |
文献:p231〜244 |
分類記号 |
375.893
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件名 |
英語教育
/
コミュニケーション
/
言語社会学
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内容紹介 |
生徒は英語の授業で何を学んでいるのか。教育言語人類学の視点から、実際に使われる言語が持つ「再帰性」という特徴を導きの糸として、「教室で英語を学ぶ」という社会・文化的実践の多層性を明らかにする。 |
著者紹介 |
立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士後期課程満期退学。博士(異文化コミュニケーション学)。大阪大学大学院言語文化研究科准教授。専門は語用論、記号論、教育言語人類学。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812359446 |
目次 |
序章 |
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0.1 本書の問題設定を生み出すいくつかの前提/0.2 本書が目指すところ/0.3 本書の構成 |
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第1章 記号論的出来事としての「コミュニケーション」と言語使用のコンテクスト指標性:言語人類学の一般コミュニケーション論 |
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1.1 「指標柱」のコミュニケーション論序説:ヤコブソンとハイムズ/1.2 言語人類学の一般コミュニケーション論/1.3 メタ語用的機能を果たす諸記号/1.4 見取図:言語人類学の一般コミュニケーション論 |
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第2章 「教育言語人類学」という視座 |
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2.1 はじめに/2.2 教育言語人類学の位置づけ/2.3 教育言語人類学の射程/2.4 「教室」でのフィールドワーク/2.5 分析概念再訪 |
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第3章 生徒は「ネイティヴ・スピーカー」にいかに出会ったか:教室における「邂逅」のポエティックス |
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3.1 はじめに/3.2 「お膳立て」としての自己紹介/3.3 「インタヴュー・タイム」の詩的構造/3.4 「偶然を手懐ける」メタ語用的操作/3.5 「英会話」の授業における「ネイティヴ・スピーカーとの出会い」という相互行為のテクスト/3.6 「授業」は自明か?:生徒のメタ・コミュニケーションを掬い取る |
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第4章 IREとその分身:生徒のメタ語用的言語使用から迫るもう一つの現実 |
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4.1 前章のまとめ/4.2 新任ALTとのアクティヴィティ/4.3 グループ内のコミュニケーションと措定される権力関係・アイデンティティのダイナミズム/4.4 もう一つのIRE、異なるフレーム、(少なくとも)もう一つの現実/4.5 授業時間中に確かに存在する「授業」以外の現実をいかに照射するか? |
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第5章 「出来事」と「出来事」が入り組むところ:間ディスコース性、ジャンル、クロノトポス |
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5.1 前章までのまとめ/5.2 「発見的(heuristic)」枠組み整備/5.3 「授業」のクロノトポス/5.4 「課題・試験と成績」のクロノトポス/5.5 「学校生活」のクロノトポス/5.6 「学び」のクロノトポスはどこにあるのか:「パフォーマンス」という補助線/5.7 授業時間中に併存する「クロノトポス」から「スケール」へ |
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第6章 「特定の「学び」を結果としてもたらす出来事の連続性」を見出すために |
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6.1 前章までのまとめ/6.2 再提起:教室における「学び」の核としての「パフォーマンス」/6.3 「クロノトポス」、「スケール」、「指標性の階層(orders of indexicality)」/6.4 生徒が授業に持ち込む、教室の「外部」/6.5 「メタ・コミュニケーションの「オリゴ」」に投錨された「相互行為のテクスト」としての「英語」 |
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第7章 結論と展望:「コミュニケーション論」が切り拓く「英語教育」の可能性 |
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7.1 「コミュニケーション論」から見た「教室で英語を学ぶ」こととは?/7.2 本書の視座の限界と今後の展望/7.3 「コミュニケーション論」が切り拓く「英語教育」の可能性 |