| 書誌種別 |
図書 |
| タイトル |
明治期における日本語文法研究史 |
| シリーズ名 |
ひつじ研究叢書 |
| シリーズ番号 |
言語編第146巻 |
| タイトルヨミ |
メイジキ ニ オケル ニホンゴ ブンポウ ケンキュウシ |
| シリーズ名ヨミ |
ヒツジ ケンキュウ ソウショ |
| シリーズ番号ヨミ |
ゲンゴヘン-146 |
| 人名 |
服部 隆/著
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| 人名ヨミ |
ハットリ タカシ |
| 出版者・発行者 |
ひつじ書房
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| 出版者・発行者等ヨミ |
ヒツジ ショボウ |
| 出版地・発行地 |
東京 |
| 出版・発行年月 |
2017.2 |
| ページ数または枚数・巻数 |
16,587p |
| 大きさ |
22cm |
| 価格 |
¥6800 |
| ISBN |
978-4-89476-837-6 |
| ISBN |
4-89476-837-6 |
| 注記 |
文献:p503〜539 |
| 分類記号 |
815
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| 件名 |
日本語-文法
/
国語学-歴史
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| 内容紹介 |
明治期の日本語文典の総体を確認することを通して、明治という時代が持っていた文法に対する要求、興味、常識の裾野を確認しつつ、今日まで残る代表的な日本語文法研究の生まれた背景とその意味を探る。 |
| 著者紹介 |
1960年埼玉県生まれ。上智大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程満期退学。同大学文学部国文学科教授。 |
| 言語区分 |
JPN |
| タイトルコード |
1009812098113 |
| 目次 |
序章 明治期日本語文法研究史の方法 |
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1 明治時代と日本語文法研究/2 国語学史の方法論 本書の作業手順/3 国語学史と国語学 本書の立場 |
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Ⅰ 明治期日本語文法研究史の全体像1 明治時代の品詞論とその源流 |
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第1章 品詞分類における伝統的国語研究と西洋文典の利用 |
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1 はじめに/2 明治時代の日本語文典における品詞分類の問題/3 調査対象とした日本語文典と分類方針/4 伝統的語分類と西洋の品詞分類の利用法から見た明治期の日本語文典/5 結論 |
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第2章 明治前期のテニヲハ観 助詞の定義と下位分類を中心に |
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1 はじめに/2 江戸時代・明治前期の国学系文法研究におけるテニヲハ観/3 明治前期の洋学系の文法研究におけるテニヲハ観/4 まとめ |
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第3章 明治時代の形容詞・形容動詞論 品詞の定義と語の認定法の観点から |
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1 はじめに/2 明治時代の「形容詞」論/3 明治時代の形容動詞論/4 まとめ |
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第4章 明治時代の活用研究 |
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1 はじめに/2 江戸時代における活用形の扱い/3 明治前期における活用形の扱い/4 明治後期における活用形の扱い/5 まとめ |
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第5章 明治期の日本語研究における時制記述 |
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1 問題のありか/2 江戸後期・明治前期の西洋文典における時制の記述/3 国文典における時制の記述/4 結論 |
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Ⅱ 明治期日本語文法研究史の全体像2 明治時代の統語論における単位の設定 |
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第1章 「語」の単位認定 |
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1 はじめに/2 語の定義に関する諸説/3 語の定義の問題/4 おわりに |
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第2章 「準用」論の展開 |
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1 問題のありか/2 準用に関する諸説/3 準用の範囲と問題点/4 まとめ |
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第3章 明治時代の「文の成分」論 |
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1 はじめに/2 洋文典における文の成分/3 日本語文典における文の成分/4 結論 |
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第4章 統語論におけるクローズ(節)の扱い |
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1 はじめに/2 明治時代における初期のクローズ研究/3 明治時代におけるクローズ研究の進展/4 まとめ |
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Ⅲ 明治期日本語文法研究史の種々相 |
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第1章 西周の文法研究「ことばのいしずゑ」と西周文書「稿本(四)」の関係を中心に |
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1 はじめに/2 「稿本(四)」の体裁と内容/3 「稿本(四)」の考察/4 まとめ |
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第2章 西周の文法研究における「句(sentence)」 |
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1 はじめに/2 明治初期におけるsentenceの定義/3 名詞の格と「句」格助辞・係助辞の位置付け/4 動詞の法と「句」従属節の分類/5 まとめ |
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第3章 松下文法の単語観 三矢重松・清水平一郎との関係から |
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1 はじめに/2 三矢重松『高等日本文法』における単語観/3 松下大三郎『日本俗語文典』における単語観/4 清水(峰原)平一郎『普通文典』における単語観/5 三矢・松下・清水の単語観とその影響関係/6 まとめ |
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第4章 松下文法に与えた山田文法の影響 |
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1 はじめに/2 調査対象とする松下・山田の文法研究/3 明治後期の山田孝雄における文法単位観と文典組織/4 『日本文法論』以前に確立していた松下文法における文法単位観/5 『日本文法論』刊行以後に確立した松下文法における文法単位観/6 まとめ 松下文法の成立と山田孝雄『日本文法論』 |
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第5章 文法用語の変遷1 「品詞」ということば |
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1 はじめに/2 江戸時代のオランダ語・英語研究における「品詞」という用語/3 明治時代の英語研究・日本語研究における「品詞」という用語/4 まとめ |
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第6章 文法用語の変遷2 「主語」と「述語」 |
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1 はじめに/2 幕末の蘭文典における主語と述語の扱い/3 明治期の英文典における主語と述語の扱い/4 明治期英文典の翻訳における「Subject」と「Predicate」の訳語/5 明治時代の国文典における主語と述語の扱い/6 まとめ 総主語論争における「主語」と「述語」 |
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終章 |
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1 明治期日本語文法研究史の特質/2 明治期文法研究史に必要な今後の課題/3 結語 |