書誌種別 |
図書 |
タイトル |
電力システム改革と再生可能エネルギー |
タイトルヨミ |
デンリョク システム カイカク ト サイセイ カノウ エネルギー |
人名 |
諸富 徹/編著
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人名ヨミ |
モロトミ トオル |
出版者・発行者 |
日本評論社
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出版者・発行者等ヨミ |
ニホン ヒョウロンシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2015.9 |
ページ数または枚数・巻数 |
9,222p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥2800 |
ISBN |
978-4-535-55820-5 |
ISBN |
4-535-55820-5 |
分類記号 |
540.93
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件名 |
電力
/
再生可能エネルギー
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内容紹介 |
再生可能エネルギーの拡大は、電力システムにどんな影響を与えるのか、そして問題が生じうるとすれば、それをどう解決していくべきなのか。電力システム改革と再エネ促進政策の関係を、電気工学と経済学の協力で探究する。 |
著者紹介 |
1968年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。同大学大学院経済学研究科教授。専攻は財政学、環境経済学。著書に「環境税の理論と実際」「環境」「財政と現代の経済社会」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811943745 |
目次 |
序章 電力システム改革と分散型電力システム |
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1 日本の「電力システム改革」と再生可能エネルギー/2 大きな地殻変動:「集中型電力システム」から「分散型電力システム」へ/3 電源構成論:「ベースロード電源」は必要か/4 再エネ大量導入がもたらす電力市場への影響/5 再エネ大量導入時代の電力システムへ:電力市場設計論 |
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第1部 分散型電力システムのデザインと技術的課題 |
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第1章 電力システムの計画経済型から市場経済型への移行のための技術と制度設計 |
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1 電力システムの変革を促す環境条件/2 従来型電力系統の技術的特徴と計画経済型運用の必然/3 新たな電力系統としてのスマートグリッド/4 新たな電力系統としてのマイクログリッド/5 分散型電源を主とした電力系統の在り方/6 再生可能エネルギー大量導入への道筋/7 デジタルグリッドの提案/8 再生可能エネルギー80%の世界へ |
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第2章 再エネ大量導入時代の送電網のあり方 |
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1 はじめに/2 ベースロード電源とはなにか。それはどのように世界で捉えられているか。/3 欧州ではなぜベースロード電源が消えつつあるのか?(考察Ⅰ:工学的考察)/4 欧州ではなぜベースロード電源が消えつつあるのか?(考察Ⅱ:経済学的考察)/5 欧州ではなぜベースロード電源が消えつつあるのか?(考察Ⅲ:政策学的考察)/6 メリットオーダーと優先給電の問題点/7 本章のまとめ |
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第3章 分散型電源大量導入の技術的問題と対策 |
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1 はじめに/2 分散型電源/3 分散型電源大量導入時の問題/4 技術的問題の対策/5 まとめ |
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第2部 分散型電力システムにおける市場設計の諸課題 |
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第4章 ドイツにおけるキャパシティー・メカニズムの制度設計 |
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1 はじめに/2 ドイツにおけるキャパシティー・メカニズム導入論議の背景/3 発電容量を確保する手法/4 戦略的予備力(Strategic Reserve)/5 容積市場/6 3つの目標達成:再生可能エネルギーの普及、気候変動目標の達成、電力の安定供給/7 結論 |
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第5章 欧米における容量市場の制度股計の課題 |
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1 容量市場の基本的な考え方/2 容量市場の制度設計の論点/3 再生可能エネルギーの導入と容量市場の課題/4 まとめ |
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第6章 電力系統の再構築とその費用負担原理 |
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1 再エネの大量導入にともなう電力系統の再構築/2 「集中型電力システム」から「分散型電力システム」への移行/3 移行のための財源調達手法と費用負担原理/4 電力系統増強に関する費用負担原理/5 再エネ大量導入時代の費用負担原理 |
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第7章 電力システム改革は電力業のパフォーマンスを改善するか |
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1 分析の目的/2 流通における問屋の役割/3 卸取引所のメカニズム/4 発電部門と投資と容量市場/5 再生可能エネルギー導入の経済的含意/6 限界費用による価格形成の基本的問題/7 総括と「予想」 |
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終章 要約と結論、そして今後の研究へ向けての展望 |